第③話
夢小説設定
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代金を支払い、ロイはセルシアの手をひいてジュエリーショップから出る。
「もう昼過ぎか。
軽く昼食にでもしようか」
『はい』
夜はディナーなので軽食にする。
「何か食べたいものは?」
『お任せします』
「クスッ…了解。
では、行こうか」
コクンと頷き、ロイについて行く。
「視察の時に見つけたんだ。
小さな店だが、雰囲気もいい。
きっと気に入るよ。
味もよかったし」
『それは楽しみですね』
他愛ない会話でさえも嬉しく思う。
カフェのような可愛らしい雰囲気の店だった。
『可愛い…』
「セルシアなら気に入ると思ってね」
『ありがとうございます』
軽食しながらの会話は弾む。
「この後はまだ時間あるし、歩き続けて疲れただろう?
私の家に行こうか」
『えっ…』
「あ、いや‥‥言い方が悪かったな。
下心とか、そういうのではなくて…
不味いな、言えば言う程に言い訳に聞こえるな」
ロイは自分の失態に苦笑いする。
どうやら気が緩んでしまっていたようだ。
楽しそうにセルシアが笑う。
『そんなに焦らなくても分かってますよ』
「いや、勘違いさせたかと…」
『下心‥‥全然ないんですか?』
「――ちょっとは」
ポツリと呟くロイにセルシアは笑う。
『素直ですね』
「…私は君には嘘をつけないようだ」
『それは光栄です』
「いや、参ったね。
君といると気が緩みすぎてしまう」
『いいじゃないですか。
では、ロイさんの家にお邪魔させてもらっていいですか?』
「あぁ、もちろん」
『休日らしく少しは休んでください』
「…そうだな」
何気ない気遣いが嬉しくて自然と微笑む。
中尉とはまた違う気遣い。
昼食を済ませると店から出た。
『ご馳走様です』
「お礼はキスでいいよ」
『‥‥もう』
微かに頬を赤らめるセルシアにクスクスとロイが笑う。
ロイの家に着き、セルシアは胸が高鳴るのを感じた。
この前の歓迎会の時とは違って2人きり、恋人ではなくても少し緊張する。
家の電話が鳴り、思考停止。
『きゃっ!』
「電話だ」
『あ‥‥すみません。
考え事をしていたもので。
出ないと切れちゃいますよ?』
「あぁ、すまない」
ロイは電話に出る。
「はい‥‥中尉?
珍しいな、どうした?
急の仕事か?
あぁ、鋼のが?
分かった、伝えておくよ」
ロイは受話器を置いて切る。
「鋼のが来たらしい。
査定で大総統から許可を貰って意気込んでいたと。
まぁ、勝負は目に見えてるけどな」
『…もう来たんですね』
「不満を爆発していたようだぞ」
『あぁ、少佐の件ですか?』
「それと大総統のことだ。
バレたみたいだな。
反応が面白かっただろうに惜しい。
もちろん君とのデートが優先だがな」
『はい、バレちゃいました。
それは私もちょっと見たかったかもしれません。
ありがとうございます、ロイさん』
ソファに座って他愛ない話をする。
「もう昼過ぎか。
軽く昼食にでもしようか」
『はい』
夜はディナーなので軽食にする。
「何か食べたいものは?」
『お任せします』
「クスッ…了解。
では、行こうか」
コクンと頷き、ロイについて行く。
「視察の時に見つけたんだ。
小さな店だが、雰囲気もいい。
きっと気に入るよ。
味もよかったし」
『それは楽しみですね』
他愛ない会話でさえも嬉しく思う。
カフェのような可愛らしい雰囲気の店だった。
『可愛い…』
「セルシアなら気に入ると思ってね」
『ありがとうございます』
軽食しながらの会話は弾む。
「この後はまだ時間あるし、歩き続けて疲れただろう?
私の家に行こうか」
『えっ…』
「あ、いや‥‥言い方が悪かったな。
下心とか、そういうのではなくて…
不味いな、言えば言う程に言い訳に聞こえるな」
ロイは自分の失態に苦笑いする。
どうやら気が緩んでしまっていたようだ。
楽しそうにセルシアが笑う。
『そんなに焦らなくても分かってますよ』
「いや、勘違いさせたかと…」
『下心‥‥全然ないんですか?』
「――ちょっとは」
ポツリと呟くロイにセルシアは笑う。
『素直ですね』
「…私は君には嘘をつけないようだ」
『それは光栄です』
「いや、参ったね。
君といると気が緩みすぎてしまう」
『いいじゃないですか。
では、ロイさんの家にお邪魔させてもらっていいですか?』
「あぁ、もちろん」
『休日らしく少しは休んでください』
「…そうだな」
何気ない気遣いが嬉しくて自然と微笑む。
中尉とはまた違う気遣い。
昼食を済ませると店から出た。
『ご馳走様です』
「お礼はキスでいいよ」
『‥‥もう』
微かに頬を赤らめるセルシアにクスクスとロイが笑う。
ロイの家に着き、セルシアは胸が高鳴るのを感じた。
この前の歓迎会の時とは違って2人きり、恋人ではなくても少し緊張する。
家の電話が鳴り、思考停止。
『きゃっ!』
「電話だ」
『あ‥‥すみません。
考え事をしていたもので。
出ないと切れちゃいますよ?』
「あぁ、すまない」
ロイは電話に出る。
「はい‥‥中尉?
珍しいな、どうした?
急の仕事か?
あぁ、鋼のが?
分かった、伝えておくよ」
ロイは受話器を置いて切る。
「鋼のが来たらしい。
査定で大総統から許可を貰って意気込んでいたと。
まぁ、勝負は目に見えてるけどな」
『…もう来たんですね』
「不満を爆発していたようだぞ」
『あぁ、少佐の件ですか?』
「それと大総統のことだ。
バレたみたいだな。
反応が面白かっただろうに惜しい。
もちろん君とのデートが優先だがな」
『はい、バレちゃいました。
それは私もちょっと見たかったかもしれません。
ありがとうございます、ロイさん』
ソファに座って他愛ない話をする。