第③話
夢小説設定
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普段はなかなかショッピングする時間がなく、久しぶりのような気がした。
「やっぱり、女性はオシャレすると更に輝きが増すな。
女性はショッピングが好きだろう?」
『ありがとうございます』
「いや、喜んでもらえたならそれでいいんだよ」
洋服や靴にバックなど様々なお店を見て回った。
『あ‥‥』
「セルシア、入って見ようか?」
『でも、高そうだし。
こんなカジュアルな格好では…』
「大丈夫だよ」
『あ…っ』
肩を抱かれてジュエリー店に入る。
「表のガラスケースに飾ってあったアクセサリーを見せてもらいたいんだが…」
「はい、少々お待ちください」
慣れた様子でロイが店員に声を掛ける。
ロイの格好も黒のジャケットとカジュアルな格好にも関わらず、ジュエリー店にいても違和感がない。
銀のハートリンクのネックレスで2連になっていて、とても可愛らしかった。
「あぁ、よく似合う。
それなら目立たないし、仕事場で付けても問題ないな」
(確かに可愛いけど‥‥)
値段を見て悩んでしまう。
(確かに可愛いし、欲しい。
欲しいけど…
いや、買えないことはないんだけど‥‥)
そう簡単に買える値段ではなかった。
「気に入った?」
『あ、はい…
でも‥‥』
「じゃあ、それにしようか」
『はい?』
「これをくれる?
あぁ、このまま付けて行くよ」
迷いもなくロイは即お買い上げ。
『えっ、ちょッ…
大佐!!?』
「――名前」
『あ、ロイさん…
じゃなくてっ!!
何で買ってるんですか!!?』
「あぁ、ほかのアクセサリーがよかったか?」
『そうじゃなくて!
そう簡単に買ってもらう理由がありません!!』
「あ~‥‥記念?」
『…疑問系で答えないでくださいι』
困ったように苦笑いし、ロイはセルシアを見つめる。
もちろん嫌な訳はなく、嬉しいが、値段が値段なので遠慮してしまう。
「ただプレゼントしたかった、それでは理由にならないかい?」
『…高すぎますよ』
「それほど君に価値がある、それではダメか?」
『ダメではありませんけど‥‥』
「デートの記念、値段じゃないよ」
『…本当にいいんですか?』
「もちろん。
君に付けて欲しいから買ったんだ。
花束や酒より、君にはこれが似合う。
これなら手元に残るからね」
(‥‥そんなことを言われたら“特別”だと勘違いしてしまいますよ)
俯いているセルシアに少し不安になるロイ。
(でも‥‥)
チラッと上目遣いでロイを見て微笑む。
『ありがとうございます。
嬉しいです、大切にしますね』
「あぁ…、喜んでもらえてよかったよ」
セルシアの笑顔にドキッとしながらも安堵し、笑みが溢れた。
「やっぱり、女性はオシャレすると更に輝きが増すな。
女性はショッピングが好きだろう?」
『ありがとうございます』
「いや、喜んでもらえたならそれでいいんだよ」
洋服や靴にバックなど様々なお店を見て回った。
『あ‥‥』
「セルシア、入って見ようか?」
『でも、高そうだし。
こんなカジュアルな格好では…』
「大丈夫だよ」
『あ…っ』
肩を抱かれてジュエリー店に入る。
「表のガラスケースに飾ってあったアクセサリーを見せてもらいたいんだが…」
「はい、少々お待ちください」
慣れた様子でロイが店員に声を掛ける。
ロイの格好も黒のジャケットとカジュアルな格好にも関わらず、ジュエリー店にいても違和感がない。
銀のハートリンクのネックレスで2連になっていて、とても可愛らしかった。
「あぁ、よく似合う。
それなら目立たないし、仕事場で付けても問題ないな」
(確かに可愛いけど‥‥)
値段を見て悩んでしまう。
(確かに可愛いし、欲しい。
欲しいけど…
いや、買えないことはないんだけど‥‥)
そう簡単に買える値段ではなかった。
「気に入った?」
『あ、はい…
でも‥‥』
「じゃあ、それにしようか」
『はい?』
「これをくれる?
あぁ、このまま付けて行くよ」
迷いもなくロイは即お買い上げ。
『えっ、ちょッ…
大佐!!?』
「――名前」
『あ、ロイさん…
じゃなくてっ!!
何で買ってるんですか!!?』
「あぁ、ほかのアクセサリーがよかったか?」
『そうじゃなくて!
そう簡単に買ってもらう理由がありません!!』
「あ~‥‥記念?」
『…疑問系で答えないでくださいι』
困ったように苦笑いし、ロイはセルシアを見つめる。
もちろん嫌な訳はなく、嬉しいが、値段が値段なので遠慮してしまう。
「ただプレゼントしたかった、それでは理由にならないかい?」
『…高すぎますよ』
「それほど君に価値がある、それではダメか?」
『ダメではありませんけど‥‥』
「デートの記念、値段じゃないよ」
『…本当にいいんですか?』
「もちろん。
君に付けて欲しいから買ったんだ。
花束や酒より、君にはこれが似合う。
これなら手元に残るからね」
(‥‥そんなことを言われたら“特別”だと勘違いしてしまいますよ)
俯いているセルシアに少し不安になるロイ。
(でも‥‥)
チラッと上目遣いでロイを見て微笑む。
『ありがとうございます。
嬉しいです、大切にしますね』
「あぁ…、喜んでもらえてよかったよ」
セルシアの笑顔にドキッとしながらも安堵し、笑みが溢れた。