第39話
夢小説設定
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式典は軍の広報から発表され、軍の掲示板に紙が貼られた。
各部署に事細かく知らされた書類が上官宛に届いている。
「式典か~。
パトロールの方がいいよな。
眠くならないし」
「おまえなぁ…
今回は将軍も?」
「人材不足だし。
とは言っても私は建物限定だが」
「ですよね。
将軍は知ってたんですか?」
「まぁ、特別補佐官だし。
閣下から伝えられてたよ」
「それもそうですよね。
閣下の御夫人も式典に参加するんですね」
「少人数でパトロールするから。
私は建物限定だし、セルシアもスカーの件から建物がいいだろう」
「私は副官ですから将軍に同行しますよ」
「ということで外のパトロールはブレダ達に任せる」
「承知しました」
「そうなるだろうと思ってました」
「自分達の隊は各自に配備を任せるから決まったら知らせてくれ」
「了解しました!」
『式典のパトロールは初めてなんですけど』
「そうなのか?」
『はい、普段は司令部で留守番担当だったので。
よく分からないのですが』
「あ~…そうか。
何か分からないことがあれば教えるから」
『ありがとうございます!』
ロイは閣下から権限を任されているのでパトロールに導入されたのもあるのだろう。
小隊の配置も問題ないか確認してロイは報告する。
「構わんよ、ロイに権限を与えたのだからすべて任せるから」
「承知しました。
下見に行っても?
会場と周辺の確認をしたいので」
「分かった。
行って来なさい。
気をつけてな」
「行って来ます」
「ロイ、念の為にこれを持って行きなさい。
許可書と一筆を書いておいた」
「ありがとうございます」
閣下から許可書を受け取ってロイは閣下の執務室から出る。
「将軍、どうでしたか?」
「許可を貰った。
まずは行こう」
「周辺の建物も確認しておいた方がいいですね」
『建物はさすがに大きいね。
狙われたら規模は…』
「そうならないようにしないとな」
「安全面も確認しておこう」
「承知しました」
会場と周辺を確認しながら中尉とセルシアと歩く。
「ん~…」
「どうかしましたか?」
「過激派が侵入して来た場合、この配置だと国民に被害が出るな。
まだ時間あるし、移動可能か閣下に相談してみるよ」
『可能ならこちらがいいかと。
逃げ込めるスペースもありますし、壁も防御になるはずです』
「うむ、ここが安全か。
それも含めて話してみるよ」
ロイは会場の見取り図を確認しながら頷いた。
式典当日は朝から準備などで街は賑わっていた。
(今のところは問題ないか)
警備担当はチューブイヤホンを装着していて緊急時だけではなく、報告やロイからの指示のやりとりが出来る。
「こちら南担当のB班です。
異常なしです」
「了解。
引き続き、頼む。
異常があれば尾行並びに報告を頼む」
「承知しました」
時間帯で報告するように伝えていて数人のチームにはアルファベットの班名を与えていた。
「マスタング将軍、そろそろ式典が始まります」
「あと何分だ?」
「5分後です」
「了解。
1分前になったら全扉前に担当者は待機、時間になったら閉めるように」
「「承知しました」」
『さすがに閣下の警備は厳重ですね』
「そうだな。
今のところは犯行予告はないが…」
数ヶ所の扉前には2人がペアになって待機していて出入りする人物を確認している。
時間になると音楽隊の演奏とパレードが始まり、閣下が登場して全軍人が敬礼して国民は拍手で迎えた。
「マスタング将軍!
緊急事態です、何者か侵入!」
「…なに?
複数なのか?」
「単独犯です!」
「扉担当以外は捜索しろ!
怪しい者がいないか探せ」
建物内の警備担当の軍人達が侵入者の捜索。
(あの影は…?
まさか!
狙いは閣下じゃない!
くっそ、間に合え!)
狙いに気づいてロイは走りながらブレスレットに触れて氷の錬金術を発動させる。
国民や軍関係者の席にロイの氷の柵が出来上がり、同時に銃弾が響く。
各部署に事細かく知らされた書類が上官宛に届いている。
「式典か~。
パトロールの方がいいよな。
眠くならないし」
「おまえなぁ…
今回は将軍も?」
「人材不足だし。
とは言っても私は建物限定だが」
「ですよね。
将軍は知ってたんですか?」
「まぁ、特別補佐官だし。
閣下から伝えられてたよ」
「それもそうですよね。
閣下の御夫人も式典に参加するんですね」
「少人数でパトロールするから。
私は建物限定だし、セルシアもスカーの件から建物がいいだろう」
「私は副官ですから将軍に同行しますよ」
「ということで外のパトロールはブレダ達に任せる」
「承知しました」
「そうなるだろうと思ってました」
「自分達の隊は各自に配備を任せるから決まったら知らせてくれ」
「了解しました!」
『式典のパトロールは初めてなんですけど』
「そうなのか?」
『はい、普段は司令部で留守番担当だったので。
よく分からないのですが』
「あ~…そうか。
何か分からないことがあれば教えるから」
『ありがとうございます!』
ロイは閣下から権限を任されているのでパトロールに導入されたのもあるのだろう。
小隊の配置も問題ないか確認してロイは報告する。
「構わんよ、ロイに権限を与えたのだからすべて任せるから」
「承知しました。
下見に行っても?
会場と周辺の確認をしたいので」
「分かった。
行って来なさい。
気をつけてな」
「行って来ます」
「ロイ、念の為にこれを持って行きなさい。
許可書と一筆を書いておいた」
「ありがとうございます」
閣下から許可書を受け取ってロイは閣下の執務室から出る。
「将軍、どうでしたか?」
「許可を貰った。
まずは行こう」
「周辺の建物も確認しておいた方がいいですね」
『建物はさすがに大きいね。
狙われたら規模は…』
「そうならないようにしないとな」
「安全面も確認しておこう」
「承知しました」
会場と周辺を確認しながら中尉とセルシアと歩く。
「ん~…」
「どうかしましたか?」
「過激派が侵入して来た場合、この配置だと国民に被害が出るな。
まだ時間あるし、移動可能か閣下に相談してみるよ」
『可能ならこちらがいいかと。
逃げ込めるスペースもありますし、壁も防御になるはずです』
「うむ、ここが安全か。
それも含めて話してみるよ」
ロイは会場の見取り図を確認しながら頷いた。
式典当日は朝から準備などで街は賑わっていた。
(今のところは問題ないか)
警備担当はチューブイヤホンを装着していて緊急時だけではなく、報告やロイからの指示のやりとりが出来る。
「こちら南担当のB班です。
異常なしです」
「了解。
引き続き、頼む。
異常があれば尾行並びに報告を頼む」
「承知しました」
時間帯で報告するように伝えていて数人のチームにはアルファベットの班名を与えていた。
「マスタング将軍、そろそろ式典が始まります」
「あと何分だ?」
「5分後です」
「了解。
1分前になったら全扉前に担当者は待機、時間になったら閉めるように」
「「承知しました」」
『さすがに閣下の警備は厳重ですね』
「そうだな。
今のところは犯行予告はないが…」
数ヶ所の扉前には2人がペアになって待機していて出入りする人物を確認している。
時間になると音楽隊の演奏とパレードが始まり、閣下が登場して全軍人が敬礼して国民は拍手で迎えた。
「マスタング将軍!
緊急事態です、何者か侵入!」
「…なに?
複数なのか?」
「単独犯です!」
「扉担当以外は捜索しろ!
怪しい者がいないか探せ」
建物内の警備担当の軍人達が侵入者の捜索。
(あの影は…?
まさか!
狙いは閣下じゃない!
くっそ、間に合え!)
狙いに気づいてロイは走りながらブレスレットに触れて氷の錬金術を発動させる。
国民や軍関係者の席にロイの氷の柵が出来上がり、同時に銃弾が響く。