第③話
夢小説設定
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夕食を済ませ、あまり遅くまで部屋にいる訳にもいかないので帰ることにした。
『では、これを』
「ありがとう」
両親の研究を大佐に託した。
「では、また明日」
『はい』
「おやすみ、セルシア」
『…おやすみなさい』
頬にキスされ、セルシアは照れたように笑う。
「明日、待ち合わせ場所で」
『はい』
「楽しみにしてる」
部屋から見えなくなるまで見送っていた。
ドアを閉めて戸締まりした。
洗い物を済ませて、夜更かしは身体に悪いのでお風呂に入って寝ることにした。
『あ‥‥』
お風呂から上がるとソファに置いてあるタオルケットに気づく。
それを手にすると、微かに大佐の香水の香りが匂った。
『…大佐の香りが残ってる』
安心して寝れそうだと思った。
早朝に目を覚ましてしまい、まだ時間はあるが、すっかり目が冴えてしまった。
寝れそうにないので起きることにした。
寝坊して遅刻するよりもいいだろう。
(きっと、遅刻しても怒ったりはしないんだろうけど…)
それでもマイナスになるような行いはしたくなかった。
シャワーを浴び、まずは軽く朝食。
セルシアはクローゼットを開け、いつも手にする軍服を素通りして私服に手を伸ばした。
『どれがいいかな…
こんなことなら好みを聞いておけばよかった。
背伸びして大人っぽい格好をしてもボロが出るだろうし、そういうのは好まないかな。
無理をしても迷惑かけそうだもんね。
大人っぽくしても周りの女性達には敵わないなら、無理に背伸びする必要もないか』
お気に入りのワンピースを手にした。
女性らしくもあり、少し甘めの洋服だ。
かと言って幼すぎず、ぶりっ子みたいな感じもせず、上品さもある。
着替えるといつもは付けないマニキュアを塗り、薄化粧もした。
何度も鏡で確認しても落ち着かない。
憧れの人との初デートなのだから当然だろう。
(初デートが大佐なんて、好意を抱いてる人達が知ったら嫉妬の嵐だわ…ι)
大佐に気に入られていると東方司令部内で噂が流れ、女性の軍人達から鋭い視線で見つめられたのを思い出した。
中尉には敵わないと敵意も向かない視線がセルシアには向く。
セルシアには負けないと思っているのもあるが、中尉とは違って大佐に甘やかされ、優しくされているので尚更だろう。
大佐と中尉の関係とはあまりにも異なり、それが故に更に目立ってしまっていた。
だからと言って大佐から離れるつもりはセルシアにはない。
(他人の為に私が自分の意思を曲げる理由なんかないし。
この想いは誰にも負けない)
それは憧れか、恋心なのか。
『では、これを』
「ありがとう」
両親の研究を大佐に託した。
「では、また明日」
『はい』
「おやすみ、セルシア」
『…おやすみなさい』
頬にキスされ、セルシアは照れたように笑う。
「明日、待ち合わせ場所で」
『はい』
「楽しみにしてる」
部屋から見えなくなるまで見送っていた。
ドアを閉めて戸締まりした。
洗い物を済ませて、夜更かしは身体に悪いのでお風呂に入って寝ることにした。
『あ‥‥』
お風呂から上がるとソファに置いてあるタオルケットに気づく。
それを手にすると、微かに大佐の香水の香りが匂った。
『…大佐の香りが残ってる』
安心して寝れそうだと思った。
早朝に目を覚ましてしまい、まだ時間はあるが、すっかり目が冴えてしまった。
寝れそうにないので起きることにした。
寝坊して遅刻するよりもいいだろう。
(きっと、遅刻しても怒ったりはしないんだろうけど…)
それでもマイナスになるような行いはしたくなかった。
シャワーを浴び、まずは軽く朝食。
セルシアはクローゼットを開け、いつも手にする軍服を素通りして私服に手を伸ばした。
『どれがいいかな…
こんなことなら好みを聞いておけばよかった。
背伸びして大人っぽい格好をしてもボロが出るだろうし、そういうのは好まないかな。
無理をしても迷惑かけそうだもんね。
大人っぽくしても周りの女性達には敵わないなら、無理に背伸びする必要もないか』
お気に入りのワンピースを手にした。
女性らしくもあり、少し甘めの洋服だ。
かと言って幼すぎず、ぶりっ子みたいな感じもせず、上品さもある。
着替えるといつもは付けないマニキュアを塗り、薄化粧もした。
何度も鏡で確認しても落ち着かない。
憧れの人との初デートなのだから当然だろう。
(初デートが大佐なんて、好意を抱いてる人達が知ったら嫉妬の嵐だわ…ι)
大佐に気に入られていると東方司令部内で噂が流れ、女性の軍人達から鋭い視線で見つめられたのを思い出した。
中尉には敵わないと敵意も向かない視線がセルシアには向く。
セルシアには負けないと思っているのもあるが、中尉とは違って大佐に甘やかされ、優しくされているので尚更だろう。
大佐と中尉の関係とはあまりにも異なり、それが故に更に目立ってしまっていた。
だからと言って大佐から離れるつもりはセルシアにはない。
(他人の為に私が自分の意思を曲げる理由なんかないし。
この想いは誰にも負けない)
それは憧れか、恋心なのか。