第39話
夢小説設定
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ノックされたので返事をしてドアを開けた。
「こちらですか、マスタング将軍」
「グレイシアさんからアップルパイを頂いてね。
はい、あ~ん?」
「ちょっ…」
「私はまだ口つけてないから」
「そういう問題じゃ…、あむ。
美味しいですけど」
「それはよかった。
紅茶も飲むかい?」
「それはまた今度に。
書類も片付いてますが、あまり長居はしないようにしてくださいね」
「分かってるよ」
(ロイは餌付け癖あるよな。
自覚あるんだか、ないんだか)
ヒューズはそれを見て苦笑いしながらも止めることはない。
ロイに食べさせられて中尉が微かに頬を赤らめていた。
逃げるように中尉は動揺を隠せずに去って行く。
『マスタング将軍、意地悪し過ぎですよ』
「可愛くて思わずな」
「おまえは容姿で得してるよな。
妬みもあるから損もあるけど。
おまえじゃなければ、セクハラだぞ」
『間接キスですからね』
「未成年の学生ではないんだし」
ロイも中尉も昔の感覚が残っているようで間接キスを意識せず。
『そういうことされるから誤解されるんですよ。
まぁ、私達は分かってますけど。
それでもちょっと妬きます』
「んっ…」
セルシアはロイの肩に手をついて唇にキスする。
「おまえら、少しは人目を気にしろよ」
「はいはい。
続きは帰ってからな」
セルシアが迫っていたはずなのに既に主導権がロイに変わって膝に抱えられていた。
執務室に戻って書類が少ないことを確認してロイは自分専用の執務室にセルシアを連れ込む。
『んっ…ちょっ…』
「あんなに可愛いことして。
煽られたらたまんない」
『そんなつもりは…』
「煽った罰だよ」
『んぁ…っ』
濃厚なキスにブラウスのボタンを外して肌に吸い付く。
「続きは帰ってからな」
『ちょっ…』
「マスタング将軍!」
『ひゃあっ!?』
「し、失礼しました!」
「…ハボック」
セルシアのブラウスから見えるキャミソール姿にノックせずにドアを開けたハボックは慌てて閉める。
腕で抑えて隠すセルシアを抱き締めロイが隠す。
「だから、ノックしなさいと」
「あとにしろと言っただろ」
「学びませんね」
「それにしても相変わらず、将軍はナイスコントロールね」
「中尉、そっちなんですか…」
((こっちは相変わらずの天然ですけどね))
ロイから分厚い本を顔面に直撃して倒れてるハボックに中尉達は苦笑い。
「すまない、大丈夫か?」
『もうっ!
何で鍵を掛けてないんですか!
ハボック少尉がノックもせずに開けるのは分かってるじゃないですか』
「すまなかった」
((…怒るのはそっちなのか))
隣の執務室なので丸聞こえでハボックは気まずそうに目を反らす。
苦笑いしてロイは脱がしかけたブラウスをセルシアに着せる。
(…こういうとこは年上の男性でも可愛いんだよね。
まぁ、ロイさん限定だけど。
これが惚れた弱味で私がロイさんに怒れない原因。
怒ってはいないんだけどね)
セルシアはブラウスのボタンをしてくれてるロイの手を握って止めると背伸びして唇にキスした。
『怒ってませんよ、ロイさんには。
帰ったらね』
「セルシア…」
『仕事に戻りましょうか。
マスタング将軍、行きますよ』
「そうだな」
敵わないなとロイは微かに笑ってセルシアに軍服の上着も着せた。
『ハボック少尉、セクハラですよ。
覚悟はいい?』
「わざとじゃないんです!
申し訳ありません!
いやいや、下着は見えてません!
紐はキャミソールから少し見えてましたが!」
「ハボック…
素直にも程がある」
ブレダの呆れた呟く声にフュリーとファルマンが無言で深く頷き、中尉は呆れてため息をつく。
ハボックの悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。
「中尉、図書館に行って来てもいいかい?」
「書類も片付いてますし、それは構いませんが。
あまり奥に居ないでくださいね。
最奥に居ると探すの大変なので」
「ははっ…了解。
手前のテーブルにいるよ」
「好きですね~」
「まだ全部読んでないからな」
(…全部読むつもりなのだろうか)
司令官クラスで軍の図書館を利用するのはロイくらいだろう。
「こちらですか、マスタング将軍」
「グレイシアさんからアップルパイを頂いてね。
はい、あ~ん?」
「ちょっ…」
「私はまだ口つけてないから」
「そういう問題じゃ…、あむ。
美味しいですけど」
「それはよかった。
紅茶も飲むかい?」
「それはまた今度に。
書類も片付いてますが、あまり長居はしないようにしてくださいね」
「分かってるよ」
(ロイは餌付け癖あるよな。
自覚あるんだか、ないんだか)
ヒューズはそれを見て苦笑いしながらも止めることはない。
ロイに食べさせられて中尉が微かに頬を赤らめていた。
逃げるように中尉は動揺を隠せずに去って行く。
『マスタング将軍、意地悪し過ぎですよ』
「可愛くて思わずな」
「おまえは容姿で得してるよな。
妬みもあるから損もあるけど。
おまえじゃなければ、セクハラだぞ」
『間接キスですからね』
「未成年の学生ではないんだし」
ロイも中尉も昔の感覚が残っているようで間接キスを意識せず。
『そういうことされるから誤解されるんですよ。
まぁ、私達は分かってますけど。
それでもちょっと妬きます』
「んっ…」
セルシアはロイの肩に手をついて唇にキスする。
「おまえら、少しは人目を気にしろよ」
「はいはい。
続きは帰ってからな」
セルシアが迫っていたはずなのに既に主導権がロイに変わって膝に抱えられていた。
執務室に戻って書類が少ないことを確認してロイは自分専用の執務室にセルシアを連れ込む。
『んっ…ちょっ…』
「あんなに可愛いことして。
煽られたらたまんない」
『そんなつもりは…』
「煽った罰だよ」
『んぁ…っ』
濃厚なキスにブラウスのボタンを外して肌に吸い付く。
「続きは帰ってからな」
『ちょっ…』
「マスタング将軍!」
『ひゃあっ!?』
「し、失礼しました!」
「…ハボック」
セルシアのブラウスから見えるキャミソール姿にノックせずにドアを開けたハボックは慌てて閉める。
腕で抑えて隠すセルシアを抱き締めロイが隠す。
「だから、ノックしなさいと」
「あとにしろと言っただろ」
「学びませんね」
「それにしても相変わらず、将軍はナイスコントロールね」
「中尉、そっちなんですか…」
((こっちは相変わらずの天然ですけどね))
ロイから分厚い本を顔面に直撃して倒れてるハボックに中尉達は苦笑い。
「すまない、大丈夫か?」
『もうっ!
何で鍵を掛けてないんですか!
ハボック少尉がノックもせずに開けるのは分かってるじゃないですか』
「すまなかった」
((…怒るのはそっちなのか))
隣の執務室なので丸聞こえでハボックは気まずそうに目を反らす。
苦笑いしてロイは脱がしかけたブラウスをセルシアに着せる。
(…こういうとこは年上の男性でも可愛いんだよね。
まぁ、ロイさん限定だけど。
これが惚れた弱味で私がロイさんに怒れない原因。
怒ってはいないんだけどね)
セルシアはブラウスのボタンをしてくれてるロイの手を握って止めると背伸びして唇にキスした。
『怒ってませんよ、ロイさんには。
帰ったらね』
「セルシア…」
『仕事に戻りましょうか。
マスタング将軍、行きますよ』
「そうだな」
敵わないなとロイは微かに笑ってセルシアに軍服の上着も着せた。
『ハボック少尉、セクハラですよ。
覚悟はいい?』
「わざとじゃないんです!
申し訳ありません!
いやいや、下着は見えてません!
紐はキャミソールから少し見えてましたが!」
「ハボック…
素直にも程がある」
ブレダの呆れた呟く声にフュリーとファルマンが無言で深く頷き、中尉は呆れてため息をつく。
ハボックの悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。
「中尉、図書館に行って来てもいいかい?」
「書類も片付いてますし、それは構いませんが。
あまり奥に居ないでくださいね。
最奥に居ると探すの大変なので」
「ははっ…了解。
手前のテーブルにいるよ」
「好きですね~」
「まだ全部読んでないからな」
(…全部読むつもりなのだろうか)
司令官クラスで軍の図書館を利用するのはロイくらいだろう。