第③話
夢小説設定
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大佐は帰り支度をし、執務室から出た。
『あ、終わりましたか?』
「おわっ!!
びっくりした…」
『すみません、驚かすつもりはなかったんですが‥‥』
「あ、いや、すまない。
考え事をしてた」
執務室から出ると本を読んで待っていたセルシアがいた。
「…帰ったんじゃなかったのか?」
『何か言いたそうにしていたので。
本を読んで待っていたんです』
「言いたそうに…
あ、うん、外れてはないな」
不思議そうにセルシアが首を傾げる。
「一緒に帰らないか?」
『…っぷ』
「笑わないでくれ。
子供っぽいのは承知で言ってる」
『あ、いえ、そうではなくて…
あまりにもストレートだったので。
私でよければ、一緒に帰らせて頂きます』
「セルシアがいいんだ」
『えっ…』
「今からプライベートなんだ、名前でいいんだろう?」
『…はい』
恥ずかしそうにセルシアは微笑む。
グイッと大佐に肩を抱かれた。
『ちょっ、大佐!!?
見られてますよ?』
「構わない。
セルシアが嫌ならやめるが?」
『…嫌ではありません』
「そうか。
それなら、帰ろうか」
大佐は口元を緩め、肩を抱いて歩く。
周りからの視線が痛かった。
「送って行くよ」
『ダメです、大佐。
上官に送ってもらうなんて…』
「いいじゃないか。
言っただろ、ここからはプライベートだと。
上官でも部下でもない。
名前で呼んではくれないのか?」
『‥‥ロイさん?』
呟くように呼ぶと大佐は嬉しそうに笑う。
「このまま帰るのは勿体ないな…」
『部屋に寄ります?
上官でないなら、送ってもらいます。
そうですね、お礼に夕食でも作りますよ。
大…じゃなかった。
ロイさんがよければ、ですけど』
「いいのか?
一人暮らしの家に男性を上げて。
私も上官とはいえ、男性なんだが…」
『ロイさんだからです。
そう簡単に部屋に上げません』
「そうか…
それを聞いて安心したよ」
セルシアが恥ずかしくもなく言うのは自覚がないのか、天然なのか。
多分どちらもなのだろう。
まだ自覚なく、更には天然。
『あ、終わりましたか?』
「おわっ!!
びっくりした…」
『すみません、驚かすつもりはなかったんですが‥‥』
「あ、いや、すまない。
考え事をしてた」
執務室から出ると本を読んで待っていたセルシアがいた。
「…帰ったんじゃなかったのか?」
『何か言いたそうにしていたので。
本を読んで待っていたんです』
「言いたそうに…
あ、うん、外れてはないな」
不思議そうにセルシアが首を傾げる。
「一緒に帰らないか?」
『…っぷ』
「笑わないでくれ。
子供っぽいのは承知で言ってる」
『あ、いえ、そうではなくて…
あまりにもストレートだったので。
私でよければ、一緒に帰らせて頂きます』
「セルシアがいいんだ」
『えっ…』
「今からプライベートなんだ、名前でいいんだろう?」
『…はい』
恥ずかしそうにセルシアは微笑む。
グイッと大佐に肩を抱かれた。
『ちょっ、大佐!!?
見られてますよ?』
「構わない。
セルシアが嫌ならやめるが?」
『…嫌ではありません』
「そうか。
それなら、帰ろうか」
大佐は口元を緩め、肩を抱いて歩く。
周りからの視線が痛かった。
「送って行くよ」
『ダメです、大佐。
上官に送ってもらうなんて…』
「いいじゃないか。
言っただろ、ここからはプライベートだと。
上官でも部下でもない。
名前で呼んではくれないのか?」
『‥‥ロイさん?』
呟くように呼ぶと大佐は嬉しそうに笑う。
「このまま帰るのは勿体ないな…」
『部屋に寄ります?
上官でないなら、送ってもらいます。
そうですね、お礼に夕食でも作りますよ。
大…じゃなかった。
ロイさんがよければ、ですけど』
「いいのか?
一人暮らしの家に男性を上げて。
私も上官とはいえ、男性なんだが…」
『ロイさんだからです。
そう簡単に部屋に上げません』
「そうか…
それを聞いて安心したよ」
セルシアが恥ずかしくもなく言うのは自覚がないのか、天然なのか。
多分どちらもなのだろう。
まだ自覚なく、更には天然。