第35話
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ロイと中尉のエピソードも中尉を抱き締めるロイの背中の写真付きで載っていた。
好感度から暴力ではなくて“上官と部下を越えたまるで兄妹のような絆”と感動エピソードにされている。
「ホークアイ中尉、大丈夫だったかい?」
「あ、ありがとうございます。
大丈夫です」
「今日は休みなのかい?」
「仕事だったのですが、必要なものがあるだろうとマスタング将軍がシフトを変えてくださって」
「やっぱり、優しいね」
「何かあれば声を掛けてくれよ」
「マスタングによろしくな!」
「ありがとうございます」
ロイの影響で国民に声を掛けられて中尉は苦笑い。
「とりあえずは大丈夫そうか」
「捜索と片付けは人数は不足していましたが、ボランティアの申し出もあって。
捜索は終わりそうであとは片付けと撤去次第で建築に」
「…そうか」
「川の防壁を作り替えました」
閣下の執務室でロイは報告書を提出して報告。
「まずは会議の続きの前に川の工事の担当者に説明をしてもらおう」
「はい、今回は予想外の豪雨で」
「リーゼル大佐から豪雨の予想がされていたはずだが。
ロイ、間違いないな?」
「報告書も提出させて頂いております」
「無視をしたのか?」
「それくらい大丈夫かと。
私の判断ミスです」
「過ぎたことは仕方ないが、防げたことだったな。
まずは今後について話そう。
ロイの仮の防壁はあるが、あくまでも仮の防壁だ。
速急に防壁工事を進めるように」
「はっ!」
被害状況と防壁工事、対策を会議で話し合う。
将軍達はロイに対する苛立ちはあっても閣下の評価を下げないように今は口にはしない。
「やはり、将軍の数が足らないのは事実だ。
ほかの地方から将軍を集めては地方の治安が乱れる。
特に北方司令部と東方司令部は抜けさせたら過激派に狙われるだろう。
そこで特例として将軍の地位の中心に動かしてもらう。
ロイ・マスタング将軍、任せた」
「承知しました」
「「はぁ!?」」
「ちょっ、お待ち下さい!」
「こんな若造っ…失礼しました。
将軍の地位になって間もない者にやらすのですか?」
「将軍歴が浅過ぎます!」
「一時的だ。
それに、君達は私の信頼を失った。
またロイを危険にされ兼ねない。
的確に命じられるとは思えん」
「それは…」
「話が別です!
公私混同ではないですか!」
「ロイが入院していた時にどれだけ混乱を招いた?
国民と喧嘩騒動まで起こした」
「「………。」」
「ロイが命じることは私の命令だと思いなさい」
閣下の言葉に将軍達が黙り、改めて会議が始まる。
(まぁ、やはりと言うべきか。
想定内ではあるな)
嫌味のオンパレードに続いて命令を引き受けてもらえず、繰り返して根負けして嫌々ながら引き受ける。
「マスタング将軍!
こちらでしたか」
「ん…?」
「報告書です」
「失礼します!
川の捜索で漂流物を発見したので持って帰って来ました」
「ありがとう。
2人とも、ご苦労さん」
「「はっ!」」
将軍達に反して交流のない部下達にも有能だと理解されて命令を素直に聞いてもらえていた。
貴族の家柄と閣下の特別補佐官の役職も理由としては大きい。
「マスタング将軍、これはどちらの部署に?」
「軍法会議の部署に。
そっちは提出しておくように。
資料は戻しておいてくれ」
普段の担当でもない仕事をしているので分からないことはロイに聞いて来るから忙しい。
「…忙しそうですよね」
「なんか将軍を取られた気分」
「ははっ、確かに」
「そんな冗談よりも」
「将軍達の顔が恐ろしいな」
「直属の部下以外はマスタング将軍の元に集まってるし、将軍達からしたら
面白くはないだろうよ」
ハボック達は将軍達の鋭い視線と表情に苦笑い。
「戻って来たのか。
お帰り」
「ただいま戻りました!」
「…凄い格好だな。
泥だらけだし、シャワー浴びて来なさい」
住民の私物捜索や川の漂流物の捜索なので汚れるのも当然だ。
交代制でもかなりの労働で体力のない小柄なヒュリーに至っては限界が近い。
「ヒュリー、大丈夫か?」
「は、はい…っ」
「しっかり歩けよ」
「シャワー浴びて来たら少し休憩をしなさい。
もう少しだから」
「大丈夫…ですかね?」
「フォローを頼む」
「承知してます」
「了解です!」
将軍のロイは書類作業に加えて指揮官としての仕事があり、力仕事はしていない。
好感度から暴力ではなくて“上官と部下を越えたまるで兄妹のような絆”と感動エピソードにされている。
「ホークアイ中尉、大丈夫だったかい?」
「あ、ありがとうございます。
大丈夫です」
「今日は休みなのかい?」
「仕事だったのですが、必要なものがあるだろうとマスタング将軍がシフトを変えてくださって」
「やっぱり、優しいね」
「何かあれば声を掛けてくれよ」
「マスタングによろしくな!」
「ありがとうございます」
ロイの影響で国民に声を掛けられて中尉は苦笑い。
「とりあえずは大丈夫そうか」
「捜索と片付けは人数は不足していましたが、ボランティアの申し出もあって。
捜索は終わりそうであとは片付けと撤去次第で建築に」
「…そうか」
「川の防壁を作り替えました」
閣下の執務室でロイは報告書を提出して報告。
「まずは会議の続きの前に川の工事の担当者に説明をしてもらおう」
「はい、今回は予想外の豪雨で」
「リーゼル大佐から豪雨の予想がされていたはずだが。
ロイ、間違いないな?」
「報告書も提出させて頂いております」
「無視をしたのか?」
「それくらい大丈夫かと。
私の判断ミスです」
「過ぎたことは仕方ないが、防げたことだったな。
まずは今後について話そう。
ロイの仮の防壁はあるが、あくまでも仮の防壁だ。
速急に防壁工事を進めるように」
「はっ!」
被害状況と防壁工事、対策を会議で話し合う。
将軍達はロイに対する苛立ちはあっても閣下の評価を下げないように今は口にはしない。
「やはり、将軍の数が足らないのは事実だ。
ほかの地方から将軍を集めては地方の治安が乱れる。
特に北方司令部と東方司令部は抜けさせたら過激派に狙われるだろう。
そこで特例として将軍の地位の中心に動かしてもらう。
ロイ・マスタング将軍、任せた」
「承知しました」
「「はぁ!?」」
「ちょっ、お待ち下さい!」
「こんな若造っ…失礼しました。
将軍の地位になって間もない者にやらすのですか?」
「将軍歴が浅過ぎます!」
「一時的だ。
それに、君達は私の信頼を失った。
またロイを危険にされ兼ねない。
的確に命じられるとは思えん」
「それは…」
「話が別です!
公私混同ではないですか!」
「ロイが入院していた時にどれだけ混乱を招いた?
国民と喧嘩騒動まで起こした」
「「………。」」
「ロイが命じることは私の命令だと思いなさい」
閣下の言葉に将軍達が黙り、改めて会議が始まる。
(まぁ、やはりと言うべきか。
想定内ではあるな)
嫌味のオンパレードに続いて命令を引き受けてもらえず、繰り返して根負けして嫌々ながら引き受ける。
「マスタング将軍!
こちらでしたか」
「ん…?」
「報告書です」
「失礼します!
川の捜索で漂流物を発見したので持って帰って来ました」
「ありがとう。
2人とも、ご苦労さん」
「「はっ!」」
将軍達に反して交流のない部下達にも有能だと理解されて命令を素直に聞いてもらえていた。
貴族の家柄と閣下の特別補佐官の役職も理由としては大きい。
「マスタング将軍、これはどちらの部署に?」
「軍法会議の部署に。
そっちは提出しておくように。
資料は戻しておいてくれ」
普段の担当でもない仕事をしているので分からないことはロイに聞いて来るから忙しい。
「…忙しそうですよね」
「なんか将軍を取られた気分」
「ははっ、確かに」
「そんな冗談よりも」
「将軍達の顔が恐ろしいな」
「直属の部下以外はマスタング将軍の元に集まってるし、将軍達からしたら
面白くはないだろうよ」
ハボック達は将軍達の鋭い視線と表情に苦笑い。
「戻って来たのか。
お帰り」
「ただいま戻りました!」
「…凄い格好だな。
泥だらけだし、シャワー浴びて来なさい」
住民の私物捜索や川の漂流物の捜索なので汚れるのも当然だ。
交代制でもかなりの労働で体力のない小柄なヒュリーに至っては限界が近い。
「ヒュリー、大丈夫か?」
「は、はい…っ」
「しっかり歩けよ」
「シャワー浴びて来たら少し休憩をしなさい。
もう少しだから」
「大丈夫…ですかね?」
「フォローを頼む」
「承知してます」
「了解です!」
将軍のロイは書類作業に加えて指揮官としての仕事があり、力仕事はしていない。