第③話
夢小説設定
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耳元で囁かれ、胸が高鳴る。
「明日のデートを楽しみにしている」
『‥‥っ‥』
「さあ、行こうか。
あまり遅いと中尉に怒られるからな」
『はい』
ハンガーに掛けていた上着を手渡す。
「ありがとう」
軍服を着て、髪も整えて仮眠室から出る。
「大佐、追加の仕事です」
「………。」
「休暇を取ってデートしたければ、してください。
本気を出せばすぐに終わります」
「中佐を抱き締めて寝てたんなら疲れは取れたと思うんスけど」
「何故それを知っている!」
「起こしに一度行ったんスよ」
「起きなかったので戻って来ました。
仕事も終わっていたので」
無言のまま、大佐が執務室に行く。
「ああいうことは仕事場では控えてください、大佐」
「…あまりにも気持ちよさそうだったからな。
1人で寂しく寝るよりいいじゃないか」
中尉は呆れたように、ため息をついた。
「それが終わらなかったら、休暇返上でやって頂きます」
「う‥‥」
机に置かれた書類の束に大佐はため息をついた。
中尉とすれ違うように大佐の執務室にセルシアが入って来た。
『失礼します。
大佐、ここにサインを…』
「‥‥あぁ」
『これはまた大量の書類ですね』
苦笑いしながら大佐は書類にサインして手渡す。
『ありがとうございます』
「セルシアはそれで終わりか?」
『えぇ、提出して終わりです』
「だったら…」
「大佐、甘えないでください。
中佐も甘やかさないでください!」
「あ、甘えるって…
私は別に‥‥」
「手伝ってもらおうとしたのでは?」
「う‥‥」
『私は別に構いませんけど…』
「セルシア~!」
「ダメです!!」
「何故だ!?
早く終わらせた方がいいじゃないか!」
正論のような、微妙な発言だ。
「それはそうですが…」
「だったら‥‥」
「最初から手伝ってもらおうとしないでください!」
「この量を1人で終わらせろと言うのか!!?
私は今日はさぼっておらんぞ!?
休暇がなくなる!」
大佐と中尉が言い合いをしている様子をセルシアは見つめていた。
それを横目に書類を手にする。
「中佐、何をしているんですか」
『手伝おうかと…
これは終わったから確認をお願い。
大佐、これを確認してサインを』
「君はいつの間に‥‥」
『大佐と中尉が言い合いをしているので。
半分はやっておきましたから、あとはお願いしますね。
これならどちらの言い分も聞いたことになります』
「…確かに」
「そ、そうですね。
確認して提出して来ます」
セルシアの行動に苦笑いを浮かべる。
『資料を取って来ますね。
その書類には資料が必要ですから』
執務室から出てセルシアは資料室に向かった。
『どこだったかな。
確か、ここらへんに‥‥』
異動して間もないのにも関わらず、セルシアは資料室の資料場所は既に把握していた。
『あ、あった…
取れない‥‥』
目当ての資料を見つけたのはいいが、上の方にあって届かない。
『中尉みたいに背が高かったら届いたんだけど…
あとちょっとなのに‥‥』
背伸びをして取ろうとするが、届かず。
「明日のデートを楽しみにしている」
『‥‥っ‥』
「さあ、行こうか。
あまり遅いと中尉に怒られるからな」
『はい』
ハンガーに掛けていた上着を手渡す。
「ありがとう」
軍服を着て、髪も整えて仮眠室から出る。
「大佐、追加の仕事です」
「………。」
「休暇を取ってデートしたければ、してください。
本気を出せばすぐに終わります」
「中佐を抱き締めて寝てたんなら疲れは取れたと思うんスけど」
「何故それを知っている!」
「起こしに一度行ったんスよ」
「起きなかったので戻って来ました。
仕事も終わっていたので」
無言のまま、大佐が執務室に行く。
「ああいうことは仕事場では控えてください、大佐」
「…あまりにも気持ちよさそうだったからな。
1人で寂しく寝るよりいいじゃないか」
中尉は呆れたように、ため息をついた。
「それが終わらなかったら、休暇返上でやって頂きます」
「う‥‥」
机に置かれた書類の束に大佐はため息をついた。
中尉とすれ違うように大佐の執務室にセルシアが入って来た。
『失礼します。
大佐、ここにサインを…』
「‥‥あぁ」
『これはまた大量の書類ですね』
苦笑いしながら大佐は書類にサインして手渡す。
『ありがとうございます』
「セルシアはそれで終わりか?」
『えぇ、提出して終わりです』
「だったら…」
「大佐、甘えないでください。
中佐も甘やかさないでください!」
「あ、甘えるって…
私は別に‥‥」
「手伝ってもらおうとしたのでは?」
「う‥‥」
『私は別に構いませんけど…』
「セルシア~!」
「ダメです!!」
「何故だ!?
早く終わらせた方がいいじゃないか!」
正論のような、微妙な発言だ。
「それはそうですが…」
「だったら‥‥」
「最初から手伝ってもらおうとしないでください!」
「この量を1人で終わらせろと言うのか!!?
私は今日はさぼっておらんぞ!?
休暇がなくなる!」
大佐と中尉が言い合いをしている様子をセルシアは見つめていた。
それを横目に書類を手にする。
「中佐、何をしているんですか」
『手伝おうかと…
これは終わったから確認をお願い。
大佐、これを確認してサインを』
「君はいつの間に‥‥」
『大佐と中尉が言い合いをしているので。
半分はやっておきましたから、あとはお願いしますね。
これならどちらの言い分も聞いたことになります』
「…確かに」
「そ、そうですね。
確認して提出して来ます」
セルシアの行動に苦笑いを浮かべる。
『資料を取って来ますね。
その書類には資料が必要ですから』
執務室から出てセルシアは資料室に向かった。
『どこだったかな。
確か、ここらへんに‥‥』
異動して間もないのにも関わらず、セルシアは資料室の資料場所は既に把握していた。
『あ、あった…
取れない‥‥』
目当ての資料を見つけたのはいいが、上の方にあって届かない。
『中尉みたいに背が高かったら届いたんだけど…
あとちょっとなのに‥‥』
背伸びをして取ろうとするが、届かず。