第34話
夢小説設定
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久々にセルシアとデートすることになった。
(ベットの中でデートに誘うのは今度からやめよう。
いや、格好つけたい訳ではないが。
今更格好つけたって。
格好悪いとこを見られてるし)
思い出して恥ずかしくなってロイは思わず、屈んでしまって苦笑い。
「ロイ…?
体調でも悪いのか?」
「ヒューズ、驚かすなよ。
体調は悪くない」
「全然驚いたようには見えないけどな。
1人で何してるんだ?」
「セルシアと待ち合わせ」
「はっ?
一緒に住んでるのに?」
「デートしようと誘ったら」
「言いそうだな。
デートなら待ち合わせしましょう!って感じか?」
「オシャレして行きますからって。
私は先に家を出された」
「ぶはっ!
リーゼル大佐らしいな。
じゃあ、デートを邪魔する前に帰るか。
目立つんだから気をつけろよ、ロイ」
「分かってるよ」
ヒューズが去るとロイは白い息を吐きながら空を見上げる。
「何だと!
もう一度言ってみろ!」
「何度でも言ってやるよ!」
(…待ち合わせ場所を間違えたかもしれんな)
中年男性同士が言い合っていて喧嘩に発展していた。
面倒ではあるが、無視する訳にはいかない。
「そこまでだ」
「「マスタング将軍!」」
「何だよ、あんたに関係ないだろ!
そいつの味方するのかよ!?」
「関係ない奴は口出しをするな!
どうせ、貴族様に庶民の気持ちなんかわかんねぇんだろ!」
「ちょっ…あんた!
誰に向かって口を聞いてるんだい」
「すみません!」
「構わないよ。
奥様方、やっても?」
「「どうぞ」」
妻の許可を貰って胸ぐらを掴み合いしてる旦那達の手を掴む。
驚いて一瞬動きが止まった隙に足を引っ掛ける。
「んなっ!」
「うわぁっ!?」
ロイに投げ飛ばされ、旦那達は倒された。
「…手加減しといた。
そのくらいにしておけ。
権力を使って欲しいのなら兵を呼ぶが?」
屈んでにっこりと笑いながらロイに見つめられてブンブンと旦那達は首を振る。
『ロイさん!
何をしているんですか?』
「すまない、ちょっと」
『もう。
洋服が汚れてますよ』
「ははっ、行く前に買って着替えるべきかな」
「すまないね。
出掛ける途中だったのかい?」
「私達の旦那が暴れてね」
『大丈夫です。
ロイさんをコーディネート出来ますね
!』
「…何回着替えさせられるんだろうな」
『だって、何でも似合うし』
「ジャケットだけでいいから」
『えぇ~?』
「いいから行こう」
『シャツも買いましょうよ!
ロイさんに似合うのがあったんですよ』
「前もそう言ってこれも似合うとか言ってたじゃないか」
『本当に似合うシャツです』
言い合いながらロイの腕に抱きついて笑う。
「ははっ、相変わらずだね」
「楽しんでおいでよ!」
「気をつけてな」
「ありがとう。
こら、行くから引っ張るな」
国民に見送られて引っ張られて行くロイに国民は苦笑い。
結局は洋服店で5着以上は着替えさせられていた。
「騒がせてすまないね。
ほら、列車の時間があるから」
『大変!
急ぎましょう』
「…君が着替えさせていたのだが。
走れば間に合うか」
『ヒールなんですけど!』
「まぁ、頑張れ」
『慣れてますけどね』
ロイと手を繋いで駅まで走って列車に乗る。
「…間に合った」
『大丈夫ですか?』
「これが大丈夫に見えるか?
やっぱり、体力落ちた」
呼吸が乱れてロイは列車で屈んでいた。
「おっさん、邪魔」
「誰がおっさん…
鋼の!?」
「何であんたらがいるんだよ」
「休みだし、出掛けようかと思ってな。
さすがに遠出は無理だが」
「お久しぶり…でもないですね。
今年もよろしくお願いします。
なんか色々と大変だったみたいで」
「あ~…本当に色々あってな。
今年もよろしく頼むよ」
「一応、今年もよろしく」
「それは挨拶なのか?
面倒見てやるか」
「相変わらずのムカつく野郎だ」
『今年もよろしくね。
それ以上、言ったら…』
「了解です」
セルシアがピアスに触れるとエドは両手をあげる。
「くくっ、またな。
騒ぎを起こすなよ」
「分かってるよ!
俺だって騒ぎたくて騒いでる訳じゃないし!」
「鋼の、言葉で対抗することを覚えなさい」
「それは…」
言葉を失うエドにロイは微笑んで去って行く。
(ベットの中でデートに誘うのは今度からやめよう。
いや、格好つけたい訳ではないが。
今更格好つけたって。
格好悪いとこを見られてるし)
思い出して恥ずかしくなってロイは思わず、屈んでしまって苦笑い。
「ロイ…?
体調でも悪いのか?」
「ヒューズ、驚かすなよ。
体調は悪くない」
「全然驚いたようには見えないけどな。
1人で何してるんだ?」
「セルシアと待ち合わせ」
「はっ?
一緒に住んでるのに?」
「デートしようと誘ったら」
「言いそうだな。
デートなら待ち合わせしましょう!って感じか?」
「オシャレして行きますからって。
私は先に家を出された」
「ぶはっ!
リーゼル大佐らしいな。
じゃあ、デートを邪魔する前に帰るか。
目立つんだから気をつけろよ、ロイ」
「分かってるよ」
ヒューズが去るとロイは白い息を吐きながら空を見上げる。
「何だと!
もう一度言ってみろ!」
「何度でも言ってやるよ!」
(…待ち合わせ場所を間違えたかもしれんな)
中年男性同士が言い合っていて喧嘩に発展していた。
面倒ではあるが、無視する訳にはいかない。
「そこまでだ」
「「マスタング将軍!」」
「何だよ、あんたに関係ないだろ!
そいつの味方するのかよ!?」
「関係ない奴は口出しをするな!
どうせ、貴族様に庶民の気持ちなんかわかんねぇんだろ!」
「ちょっ…あんた!
誰に向かって口を聞いてるんだい」
「すみません!」
「構わないよ。
奥様方、やっても?」
「「どうぞ」」
妻の許可を貰って胸ぐらを掴み合いしてる旦那達の手を掴む。
驚いて一瞬動きが止まった隙に足を引っ掛ける。
「んなっ!」
「うわぁっ!?」
ロイに投げ飛ばされ、旦那達は倒された。
「…手加減しといた。
そのくらいにしておけ。
権力を使って欲しいのなら兵を呼ぶが?」
屈んでにっこりと笑いながらロイに見つめられてブンブンと旦那達は首を振る。
『ロイさん!
何をしているんですか?』
「すまない、ちょっと」
『もう。
洋服が汚れてますよ』
「ははっ、行く前に買って着替えるべきかな」
「すまないね。
出掛ける途中だったのかい?」
「私達の旦那が暴れてね」
『大丈夫です。
ロイさんをコーディネート出来ますね
!』
「…何回着替えさせられるんだろうな」
『だって、何でも似合うし』
「ジャケットだけでいいから」
『えぇ~?』
「いいから行こう」
『シャツも買いましょうよ!
ロイさんに似合うのがあったんですよ』
「前もそう言ってこれも似合うとか言ってたじゃないか」
『本当に似合うシャツです』
言い合いながらロイの腕に抱きついて笑う。
「ははっ、相変わらずだね」
「楽しんでおいでよ!」
「気をつけてな」
「ありがとう。
こら、行くから引っ張るな」
国民に見送られて引っ張られて行くロイに国民は苦笑い。
結局は洋服店で5着以上は着替えさせられていた。
「騒がせてすまないね。
ほら、列車の時間があるから」
『大変!
急ぎましょう』
「…君が着替えさせていたのだが。
走れば間に合うか」
『ヒールなんですけど!』
「まぁ、頑張れ」
『慣れてますけどね』
ロイと手を繋いで駅まで走って列車に乗る。
「…間に合った」
『大丈夫ですか?』
「これが大丈夫に見えるか?
やっぱり、体力落ちた」
呼吸が乱れてロイは列車で屈んでいた。
「おっさん、邪魔」
「誰がおっさん…
鋼の!?」
「何であんたらがいるんだよ」
「休みだし、出掛けようかと思ってな。
さすがに遠出は無理だが」
「お久しぶり…でもないですね。
今年もよろしくお願いします。
なんか色々と大変だったみたいで」
「あ~…本当に色々あってな。
今年もよろしく頼むよ」
「一応、今年もよろしく」
「それは挨拶なのか?
面倒見てやるか」
「相変わらずのムカつく野郎だ」
『今年もよろしくね。
それ以上、言ったら…』
「了解です」
セルシアがピアスに触れるとエドは両手をあげる。
「くくっ、またな。
騒ぎを起こすなよ」
「分かってるよ!
俺だって騒ぎたくて騒いでる訳じゃないし!」
「鋼の、言葉で対抗することを覚えなさい」
「それは…」
言葉を失うエドにロイは微笑んで去って行く。