第31話
夢小説設定
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クリスマスシーズンも終わって年末もあるが、事件事故の多発で多忙なのは現在は落ち着いている。
「すぅ…すぅ…」
図書館で調べ事をしているうちに眠ってしまった。
「ロイ…?」
「おや、珍しいですね。
寝てると更に幼い顔立ちですね」
「本人には言ってやるなよ?」
「笑顔で怒られますよ」
(もう言っておったのか)
苦笑いしながらロイの頭を優しく撫でた。
「んっ、ぅ…」
「起こしてしまったかい?
ここで寝ると風邪引くぞ」
「閣下!?
失礼しました。
何故、こちらに?」
「副官に聞いたら図書館に行ったと言っておったから」
「何かご用でしたか?」
ロイは飛び起きて敬礼し、出したままの本を閉じて本棚に収納。
「君、閣下と話し終わってから片付けなさい」
「失礼しました、思わず」
「構わんよ。
特に用事はないのだが。
君には話しておこうと思ってな」
「場所移動しますか?」
頷いた閣下にロイは補佐官と共について行く。
「調査隊が行っているのは君も聞いているだろう?」
「閉鎖されてる鉱山に調査に行っているとは聞きましたが」
「詳しくは分からないが、何か発見して持ち帰って来る途中だ。
錬成陣らしきものもあるから国家錬金術師が集結になるだろう」
「分かりました」
研究者も来るだろうから自分はあまり関われないかもしれないが、見れるだけでも楽しみだ。
「マスタング将軍、瞳が輝いているが?」
「えっ?
失礼しました」
古文や調査隊が見つけて来たものなどロイは好きらしい。
それを理解して閣下は教えてくれたのだろう。
「研究者だけではなくて国家錬金術師が呼ばれるのに理由があるのですか?」
「国家錬金術師以外には知られてないからな」
「そういうものにはトラップの仕掛けがある場合もあるんですよ。
以前はキメラが現れたりもしたと聞きましたよ」
「あったな」
「かなり危険なのでは…」
「だから、軍に運ぶんだよ」
「その為の国家錬金術師でもありますからね」
閣下とロイの説明に補佐官は苦笑いする。
「それでは、またな」
「はっ!
失礼しました」
敬礼をして閣下の執務室から出て、ロイは自分の執務室に戻る。
(早めに書類の仕事は終わらせておいた方がいいかな)
いつ到着するのか分からないが、希に古い時代のものも発見されることもあるのでロイほどでなくても国家錬金術師には興味ある人も多い。
「将軍、どうかしました?」
「調査隊」
「…承知しました」
それだけで伝わるのは中尉だからでそれを聞いてセルシアも理解して書類の仕事のスピードを上げた。
「終わったな。
まぁ、今日到着とも限らんからな」
「そうですね」
「何かあるんですか?」
「調査隊が戻って来るんだ。
何か発見したらしい。
一般軍人も見学は自由だから興味あるなら来るといい」
「そういえば、聞いたことあります!」
ハボック達は実際に見たことはないらしい。
予定されていた会議は閣下も国家錬金術師達が参加出来ない可能性があるので延長になった。
軍の施設内の所々で警報が鳴り響き、ザワついた。
「なんだ!?」
「襲撃…ではないですよね?」
「国家錬金術師集結の合図だ。
行くぞ、セルシア」
『はい!』
ロイとセルシアが早足で執務室から出て行く。
「マスタング将軍、リーゼル大佐、お気をつけて」
「あぁ、行って来るよ」
一般軍人と国家錬金術師では近づける場所が異なり、中尉は離れた場所で待機。
「ヒューズ中佐!」
「おまえ達も来てたのか。
ロイは…、居た居た」
よくあることではないので一般軍人達の見学者も多い。
「閣下!」
「何か分かったか?」
「古い文字だとは思いますが」
「今詳しい者がほかの調査に行っておりまして」
「…古代文」
後ろで見ていたロイが呟き、閣下や研究者達が一斉に振り返る。
「君、読めるのか?」
「全部は読めませんが…」
「構わない」
「わ、分かりました」
古い大きな石盤で所々が欠けていて文字も薄くなっていた。
「ロイと補佐にリーゼル大佐は古代文を。
ほかの国家錬金術師は護衛を」
「「はっ!」」
ロイは優しく石盤に触れると一瞬、何か頭に映像が流れて来たが、気のせいかと一瞬だったので気に止めない。
「すぅ…すぅ…」
図書館で調べ事をしているうちに眠ってしまった。
「ロイ…?」
「おや、珍しいですね。
寝てると更に幼い顔立ちですね」
「本人には言ってやるなよ?」
「笑顔で怒られますよ」
(もう言っておったのか)
苦笑いしながらロイの頭を優しく撫でた。
「んっ、ぅ…」
「起こしてしまったかい?
ここで寝ると風邪引くぞ」
「閣下!?
失礼しました。
何故、こちらに?」
「副官に聞いたら図書館に行ったと言っておったから」
「何かご用でしたか?」
ロイは飛び起きて敬礼し、出したままの本を閉じて本棚に収納。
「君、閣下と話し終わってから片付けなさい」
「失礼しました、思わず」
「構わんよ。
特に用事はないのだが。
君には話しておこうと思ってな」
「場所移動しますか?」
頷いた閣下にロイは補佐官と共について行く。
「調査隊が行っているのは君も聞いているだろう?」
「閉鎖されてる鉱山に調査に行っているとは聞きましたが」
「詳しくは分からないが、何か発見して持ち帰って来る途中だ。
錬成陣らしきものもあるから国家錬金術師が集結になるだろう」
「分かりました」
研究者も来るだろうから自分はあまり関われないかもしれないが、見れるだけでも楽しみだ。
「マスタング将軍、瞳が輝いているが?」
「えっ?
失礼しました」
古文や調査隊が見つけて来たものなどロイは好きらしい。
それを理解して閣下は教えてくれたのだろう。
「研究者だけではなくて国家錬金術師が呼ばれるのに理由があるのですか?」
「国家錬金術師以外には知られてないからな」
「そういうものにはトラップの仕掛けがある場合もあるんですよ。
以前はキメラが現れたりもしたと聞きましたよ」
「あったな」
「かなり危険なのでは…」
「だから、軍に運ぶんだよ」
「その為の国家錬金術師でもありますからね」
閣下とロイの説明に補佐官は苦笑いする。
「それでは、またな」
「はっ!
失礼しました」
敬礼をして閣下の執務室から出て、ロイは自分の執務室に戻る。
(早めに書類の仕事は終わらせておいた方がいいかな)
いつ到着するのか分からないが、希に古い時代のものも発見されることもあるのでロイほどでなくても国家錬金術師には興味ある人も多い。
「将軍、どうかしました?」
「調査隊」
「…承知しました」
それだけで伝わるのは中尉だからでそれを聞いてセルシアも理解して書類の仕事のスピードを上げた。
「終わったな。
まぁ、今日到着とも限らんからな」
「そうですね」
「何かあるんですか?」
「調査隊が戻って来るんだ。
何か発見したらしい。
一般軍人も見学は自由だから興味あるなら来るといい」
「そういえば、聞いたことあります!」
ハボック達は実際に見たことはないらしい。
予定されていた会議は閣下も国家錬金術師達が参加出来ない可能性があるので延長になった。
軍の施設内の所々で警報が鳴り響き、ザワついた。
「なんだ!?」
「襲撃…ではないですよね?」
「国家錬金術師集結の合図だ。
行くぞ、セルシア」
『はい!』
ロイとセルシアが早足で執務室から出て行く。
「マスタング将軍、リーゼル大佐、お気をつけて」
「あぁ、行って来るよ」
一般軍人と国家錬金術師では近づける場所が異なり、中尉は離れた場所で待機。
「ヒューズ中佐!」
「おまえ達も来てたのか。
ロイは…、居た居た」
よくあることではないので一般軍人達の見学者も多い。
「閣下!」
「何か分かったか?」
「古い文字だとは思いますが」
「今詳しい者がほかの調査に行っておりまして」
「…古代文」
後ろで見ていたロイが呟き、閣下や研究者達が一斉に振り返る。
「君、読めるのか?」
「全部は読めませんが…」
「構わない」
「わ、分かりました」
古い大きな石盤で所々が欠けていて文字も薄くなっていた。
「ロイと補佐にリーゼル大佐は古代文を。
ほかの国家錬金術師は護衛を」
「「はっ!」」
ロイは優しく石盤に触れると一瞬、何か頭に映像が流れて来たが、気のせいかと一瞬だったので気に止めない。