第30話
夢小説設定
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エドは大きなチキンを始め、ロイの奢りだからと食べまくる。
「次はあれな!」
「…やれやれ。
これで借りにするとは思わないが、よく食べれるな」
「あんたは飲み物だけで腹減らないのか?」
「いや、特には。
食事はちゃんとしてるし、成長期でもないからな」
「成長期のわりには…」
「今から伸びるんだよ!」
毎回ながらウィンリィにからかわれてエドは不満顔。
「マスタング将軍!
ほら、それだけでは足らないだろ」
「いや…」
「遠慮すんなって。
そんなんだから痩せてんだよ」
「筋肉もつけないとな!」
店主達に背中をバシバシ叩かれてロイは顔が引きつる。
「あんたらは将軍に何をしてるんだい!
すまないね」
「串焼きはうまいから」
「いや、だから…」
ロイが圧倒されていてエド達は苦笑いする。
「あれは助けるべきか?」
「いや、どうなんだろう?」
「世話焼いてるんだし。
優しさではあるけど」
ロイにとってはありがた迷惑になっているのだろう。
「私の特別補佐官をあまり困らせてないでくれないか」
「閣下!」
「この子はあまり筋肉つかない対象だし、筋肉つけすぎると体術のスピードが落ちてしまうのだよ。
必要以上の筋肉がついてないんだ。
ありがとう、私が言うからロイを心配してくれたのだろう?」
突然現れた閣下に驚きながらロイは敬礼する。
閣下に宥めてもらえて店主達が納得してくれたので安堵する。
「…そんなに食べるのが嫌だったのかい?」
「あっ、いや」
「油っこいのは好まないんだよ」
「何で閣下が答えるのですか。
別に構いませんけど」
「思わず」
「ところで閣下。
補佐官や護衛隊はどうなさったのですか?」
「君、プライベートだろう?」
「特別補佐官には変わりないですからね」
逃げようとした閣下の腕を掴んでロイはにっこりと笑う。
「ほら、クリスマスシーズンだからね」
「関係ありません。
鋼の、中尉に連絡して補佐官に伝えてもらってくれ」
「…了解」
「ロイ、手を離してくれないか」
「逃げるからダメです。
はい、どうぞ。
クリスマス限定のこれを食べに来たのでしょう?」
「よく分かってるな」
「貴方がしつこいくらいに毎年食べると言ってましたからね」
トゲのあるロイの言い方に閣下は苦笑いする。
「マスタング将軍!
休みに悪かった」
「いえ、偶然会っただけです」
「閣下!
忙しい時期に…
何を食べているんですか」
「いいではないか」
「戻りますよ」
「それでは、また」
呆れながらも補佐官は閣下を連れて行った。
「…いつもあんな感じ?」
「まだいい方だけどな」
「閣下相手に説教なんて」
「ぶはっ!
マスタング将軍だからだろうね」
「閣下の溺愛だし」
「あんた、何をしたんだよ」
「何もしておらん。
そんなの私が知りたい」
「聞いたら?」
「今は教えられないと言われてな」
「まぁ、何もしないから気に入ってんのかもな。
将軍達は媚びるんだろ」
ストレート過ぎるエドの言葉にロイ達は苦笑い。
走って抱きつかれてロイは微かに笑った。
「…リーゼル大佐。
仕事中なのですが」
「構わんよ。
中尉と2人なのか?」
『ロイさん、発見!
市街調査の帰りです』
「ハボック少尉達は事件現場に」
「大丈夫か?」
「解決はしましたから。
将軍に来てもらうほどではなかったので。
報告書を机に置いておくので明日はそれの確認をお願いします」
「…分かった。
やはり、事件が増えるな。
国民に被害は?」
「ありません」
「それならよかった」
「軍に負傷者は出ましたが、軽症ですから」
「そうか。
しばらくはここにいるから何かあれば連絡を」
「はっ!
お気遣いありがとうございます。
リーゼル大佐、いつまで抱きついているんですか。
行きますよ」
『…分かった。
ロイさん、またね!』
中尉に引っ張られて剥がされ、背伸びしてロイの頬にキスしてセルシアは手を振る。
「可愛い。
これ、飴…ですよね?」
「果物が飴でコーティングされてるんだよ。
季節によって果物の種類は変わるみたいだが。
この辺りでは祭りやイベントには出店する王道だな。
食べるかい?」
「はい!」
ロイが代金を支払い、ウィンリィは選んで手にする。
「…ガキかよ」
「いや、兄さんだって似たようなものでしょ?」
「うっさい」
アルから指摘されてるエドにロイは小さく笑う。
「甘酸っぱくて美味しいです!
飴と丁度いい感じ」
「よかったな」
ご満悦なウィンリィにロイは優しく頭を撫でる。
「次はあれな!」
「…やれやれ。
これで借りにするとは思わないが、よく食べれるな」
「あんたは飲み物だけで腹減らないのか?」
「いや、特には。
食事はちゃんとしてるし、成長期でもないからな」
「成長期のわりには…」
「今から伸びるんだよ!」
毎回ながらウィンリィにからかわれてエドは不満顔。
「マスタング将軍!
ほら、それだけでは足らないだろ」
「いや…」
「遠慮すんなって。
そんなんだから痩せてんだよ」
「筋肉もつけないとな!」
店主達に背中をバシバシ叩かれてロイは顔が引きつる。
「あんたらは将軍に何をしてるんだい!
すまないね」
「串焼きはうまいから」
「いや、だから…」
ロイが圧倒されていてエド達は苦笑いする。
「あれは助けるべきか?」
「いや、どうなんだろう?」
「世話焼いてるんだし。
優しさではあるけど」
ロイにとってはありがた迷惑になっているのだろう。
「私の特別補佐官をあまり困らせてないでくれないか」
「閣下!」
「この子はあまり筋肉つかない対象だし、筋肉つけすぎると体術のスピードが落ちてしまうのだよ。
必要以上の筋肉がついてないんだ。
ありがとう、私が言うからロイを心配してくれたのだろう?」
突然現れた閣下に驚きながらロイは敬礼する。
閣下に宥めてもらえて店主達が納得してくれたので安堵する。
「…そんなに食べるのが嫌だったのかい?」
「あっ、いや」
「油っこいのは好まないんだよ」
「何で閣下が答えるのですか。
別に構いませんけど」
「思わず」
「ところで閣下。
補佐官や護衛隊はどうなさったのですか?」
「君、プライベートだろう?」
「特別補佐官には変わりないですからね」
逃げようとした閣下の腕を掴んでロイはにっこりと笑う。
「ほら、クリスマスシーズンだからね」
「関係ありません。
鋼の、中尉に連絡して補佐官に伝えてもらってくれ」
「…了解」
「ロイ、手を離してくれないか」
「逃げるからダメです。
はい、どうぞ。
クリスマス限定のこれを食べに来たのでしょう?」
「よく分かってるな」
「貴方がしつこいくらいに毎年食べると言ってましたからね」
トゲのあるロイの言い方に閣下は苦笑いする。
「マスタング将軍!
休みに悪かった」
「いえ、偶然会っただけです」
「閣下!
忙しい時期に…
何を食べているんですか」
「いいではないか」
「戻りますよ」
「それでは、また」
呆れながらも補佐官は閣下を連れて行った。
「…いつもあんな感じ?」
「まだいい方だけどな」
「閣下相手に説教なんて」
「ぶはっ!
マスタング将軍だからだろうね」
「閣下の溺愛だし」
「あんた、何をしたんだよ」
「何もしておらん。
そんなの私が知りたい」
「聞いたら?」
「今は教えられないと言われてな」
「まぁ、何もしないから気に入ってんのかもな。
将軍達は媚びるんだろ」
ストレート過ぎるエドの言葉にロイ達は苦笑い。
走って抱きつかれてロイは微かに笑った。
「…リーゼル大佐。
仕事中なのですが」
「構わんよ。
中尉と2人なのか?」
『ロイさん、発見!
市街調査の帰りです』
「ハボック少尉達は事件現場に」
「大丈夫か?」
「解決はしましたから。
将軍に来てもらうほどではなかったので。
報告書を机に置いておくので明日はそれの確認をお願いします」
「…分かった。
やはり、事件が増えるな。
国民に被害は?」
「ありません」
「それならよかった」
「軍に負傷者は出ましたが、軽症ですから」
「そうか。
しばらくはここにいるから何かあれば連絡を」
「はっ!
お気遣いありがとうございます。
リーゼル大佐、いつまで抱きついているんですか。
行きますよ」
『…分かった。
ロイさん、またね!』
中尉に引っ張られて剥がされ、背伸びしてロイの頬にキスしてセルシアは手を振る。
「可愛い。
これ、飴…ですよね?」
「果物が飴でコーティングされてるんだよ。
季節によって果物の種類は変わるみたいだが。
この辺りでは祭りやイベントには出店する王道だな。
食べるかい?」
「はい!」
ロイが代金を支払い、ウィンリィは選んで手にする。
「…ガキかよ」
「いや、兄さんだって似たようなものでしょ?」
「うっさい」
アルから指摘されてるエドにロイは小さく笑う。
「甘酸っぱくて美味しいです!
飴と丁度いい感じ」
「よかったな」
ご満悦なウィンリィにロイは優しく頭を撫でる。