第②話
夢小説設定
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誰もこの2人が軍人なんて思わないだろう。
「ここもハズレみたいだな。
そろそろ出るか」
『………。』
ピクリと反応し、セルシアが大佐の手を掴んだ。
「どうした?」
『‥‥窓側の席』
「例の奴等か?」
『分かりませんが、臭います』
「…臭い?」
バレないように窓に写った人の姿を見た。
『‥‥麻薬の常習犯ですね』
「…っ!!」
『ここが現場のひとつ、かと思います』
「よし、彼等が出たら戻るぞ」
『はい』
小声で話し、彼等の話に耳を澄ませて聞き取る。
「では、手が入り次第また連絡する」
「あぁ…」
今回は顔合わせというところだったのだろう。
カフェから彼等は出て行き、姿が見えなくなった。
「とりあえず、戻ろうか」
『そうですね』
手を繋いで会計し、カフェから出た。
中尉と合流し、司令部に戻って行く。
執務室で地図を広げ、作戦会議。
大佐とセルシアは私服から軍服に着替え、戻って来た。
「とりあえず、張り込むか…」
『夜じゃなくて昼間ってのが気になりません?
こういう闇取り引きなら尚更、見つからないように夜に行うはずです。
カフェじゃなく、薄暗くて目立たないようにバーでいいはず』
「昼間でならない理由があるのか、ただ単に軍をバカにしているのか…」
「逆に堂々として怪しまれないようにしてるとか?」
『わざわざバレるようなことを?』
「…ですよねι」
ため息をつき、今の情報だけでは限度がある。
『夜には仕事があるとか?』
「そうかもしれんな。
怪しい仕事なのかは知らんが…。
今日は顔合わせなだけみたいだったからな、肝心な話は聞けなかった」
「…大変になりそうですね」
「覚悟しとけ。
絶対に捕まえる、油断はするな」
大佐の言葉に敬礼し、返事する。
セルシアは先程の嗅いだ臭いを思い出していた。
「どうした?」
『先程の臭いが…』
「何か気になるのか?」
『麻薬、煙草…
それに火薬の臭いが‥‥』
「火薬なら、銃なんじゃないっスか?」
『銃は銃なんだけど…
臭いが強かった。
使ったばかりということ、そして…銃の数が大量にある』
「「…っ!!」」
「誰かを、撃ったということか?」
コクンとセルシアが頷く。
『…血の臭いがしました。
自信があるかと聞かれれば、そこまではありません。
けど‥‥火薬と血の強烈な』
「大丈夫か?」
『はい、少し臭いにやられただけです』
「どれも激しい臭いばかりだからな。
仮眠室で少し寝るか?」
『いえ‥‥大丈夫です』
「あまり無理をするなよ?」
ポンポンと優しく頭をなでる。
「夜はどうしますか?」
「可能性は低いが、念の為に追跡調査をしろ」
「「はっ!」」
「リーゼル中佐は私とカフェの調査を引き続き行う」
『はい』
ゆっくりと確実に動き出す。
「ここもハズレみたいだな。
そろそろ出るか」
『………。』
ピクリと反応し、セルシアが大佐の手を掴んだ。
「どうした?」
『‥‥窓側の席』
「例の奴等か?」
『分かりませんが、臭います』
「…臭い?」
バレないように窓に写った人の姿を見た。
『‥‥麻薬の常習犯ですね』
「…っ!!」
『ここが現場のひとつ、かと思います』
「よし、彼等が出たら戻るぞ」
『はい』
小声で話し、彼等の話に耳を澄ませて聞き取る。
「では、手が入り次第また連絡する」
「あぁ…」
今回は顔合わせというところだったのだろう。
カフェから彼等は出て行き、姿が見えなくなった。
「とりあえず、戻ろうか」
『そうですね』
手を繋いで会計し、カフェから出た。
中尉と合流し、司令部に戻って行く。
執務室で地図を広げ、作戦会議。
大佐とセルシアは私服から軍服に着替え、戻って来た。
「とりあえず、張り込むか…」
『夜じゃなくて昼間ってのが気になりません?
こういう闇取り引きなら尚更、見つからないように夜に行うはずです。
カフェじゃなく、薄暗くて目立たないようにバーでいいはず』
「昼間でならない理由があるのか、ただ単に軍をバカにしているのか…」
「逆に堂々として怪しまれないようにしてるとか?」
『わざわざバレるようなことを?』
「…ですよねι」
ため息をつき、今の情報だけでは限度がある。
『夜には仕事があるとか?』
「そうかもしれんな。
怪しい仕事なのかは知らんが…。
今日は顔合わせなだけみたいだったからな、肝心な話は聞けなかった」
「…大変になりそうですね」
「覚悟しとけ。
絶対に捕まえる、油断はするな」
大佐の言葉に敬礼し、返事する。
セルシアは先程の嗅いだ臭いを思い出していた。
「どうした?」
『先程の臭いが…』
「何か気になるのか?」
『麻薬、煙草…
それに火薬の臭いが‥‥』
「火薬なら、銃なんじゃないっスか?」
『銃は銃なんだけど…
臭いが強かった。
使ったばかりということ、そして…銃の数が大量にある』
「「…っ!!」」
「誰かを、撃ったということか?」
コクンとセルシアが頷く。
『…血の臭いがしました。
自信があるかと聞かれれば、そこまではありません。
けど‥‥火薬と血の強烈な』
「大丈夫か?」
『はい、少し臭いにやられただけです』
「どれも激しい臭いばかりだからな。
仮眠室で少し寝るか?」
『いえ‥‥大丈夫です』
「あまり無理をするなよ?」
ポンポンと優しく頭をなでる。
「夜はどうしますか?」
「可能性は低いが、念の為に追跡調査をしろ」
「「はっ!」」
「リーゼル中佐は私とカフェの調査を引き続き行う」
『はい』
ゆっくりと確実に動き出す。