第30話
夢小説設定
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エドは呆れたように大袈裟なくらいのため息をつく。
「女は何であんなに買い物が長いんだよ」
「そういうものだ。
それにうんざりしているようならエドはまだ無理だな」
「何をあんなに見るんだよ」
「オシャレに気遣ってるんだよ」
「アルの方が分かってんな~」
「一番の謎はあの中に何であいつは躊躇なく入れるんだ!?」
「まぁ、ロイは昔からだし」
幼少期から女性に囲まれて育った環境も大きいのだろう。
「セルシアによく似合ってるよ。
どちらの色もいいな」
「肌触りも色も素敵なスカーフですよね」
「ウィンリィはいらないのか?
買ってあげるよ」
「私にはまだ早いかなって」
「そうかい?
じゃあ、雑貨にする?
マグカップとかもあるし」
「可愛い~!
デンに似てる」
「確かに似てるな。
こっちはハヤテ号に似てるし」
『中尉がいたら買いますね』
「真顔で即購入するな」
安易に想像がついてロイ達は笑ってしまう。
「私も見る!」
「まだエリシアには早いわよ。
見るだけよ」
「ははっ、女の子だな」
「これ!」
「口紅は早いだろ」
「意味分からずに見た目だけで選んでるのよ」
「むぅ…」
「エリシア、これは?
子供用の雑貨もあるから」
ヒューズに抱えられてグレイシアと共にエリシアは見つめる。
屋台には市場から出店している店もある。
「マスタング将軍!
新鮮な果物はどうだい?
サービスするよ」
「それよりも肉はどうだい?
焼き鳥や色々あるし、その場で食えるよ」
「身体にいいのは野菜だろ。
スティックにしてるからすぐに食えるよ」
「………。」
「あんたら、何やってるんだい。
マスタング将軍を困らすんじゃないよ!」
「うちのバカ店主共が悪いね」
市場で隣同士というのもあってライバル意識が強いようだ。
「ん…?
スカイ、食べ物を売ってるなら来てはいけないよ。
林檎が目当てか。
ひとつ頂けるかい?」
「はい、ありがとうございます。
剥きましょうか?」
「助かるよ」
代金を支払って林檎の皮を剥いてもらって一口サイズにしてもらう。
「マスタング将軍」
「中尉、休憩かい?」
「はい」
「これ、プレゼント」
「プレゼント?」
「雑貨だよ。
優勝したお祝いにしては地味かもしれんが」
「よろしいのですか?」
「構わんよ」
「俺達にはないんですか」
「…居たのか」
「何をねだってるんだ」
「ハヤテ号に似てますね。
ありがとうございます」
((買ってたのか))
恋愛感情ではなくても中尉はやはり、特別なのだろう。
「妬かないのか?」
『…いいのよ』
秘密を知って理解してから妬くことも少なくなった。
同性だから分かる中尉を見つめる男の視線も気づく。
ロイは眼を細めて男達に冷たい視線を送る。
「ロイ、おまえさんな。
怖がらすなよ」
「これくらいで怖がる奴は似合わん」
「リザちゃんも大変だな」
「何がですか?」
「………。」
「こんな感じだから将軍がしないと逆に危険なんですよ」
「口説かれてることにも気づかないからな」
天然以上に中尉は異性に対して鈍感で親友であるレベッカが頭を抱え、呆れていた。
指摘しても勘違いで済ませてしまうから厄介だ。
レベッカ曰く、近くにあんなに色男(ロイ)がいては無理だと苦笑い。
「どうかしましたか?」
「いや、何でもないよ。
せっかくだから一緒に行かないか?
予定がないのなら」
「よろしいのですか?」
「もちろん。
みんなも一緒だし、屋台で色々と買ったし。
ハボック達にも買わされたし」
「ははっ、お陰でお客さんが一気に増えましたよ」
「ありがとうございます。
では、お言葉に甘えて」
「食べるスペース、空いてなかったぞ。
外だと寒いし」
「それなら大丈夫だ」
「「はぁ?」」
意味が分からずに屋台を見て周りながらもロイについて行く。
「ロイ・マスタングだ」
「マスタング将軍!」
「私の連れだから」
「承知しました。
どうぞお入りください」
ロイが身分証を見せると警備兵に入室許可されて司令部とは異なる建物に入る。
「女は何であんなに買い物が長いんだよ」
「そういうものだ。
それにうんざりしているようならエドはまだ無理だな」
「何をあんなに見るんだよ」
「オシャレに気遣ってるんだよ」
「アルの方が分かってんな~」
「一番の謎はあの中に何であいつは躊躇なく入れるんだ!?」
「まぁ、ロイは昔からだし」
幼少期から女性に囲まれて育った環境も大きいのだろう。
「セルシアによく似合ってるよ。
どちらの色もいいな」
「肌触りも色も素敵なスカーフですよね」
「ウィンリィはいらないのか?
買ってあげるよ」
「私にはまだ早いかなって」
「そうかい?
じゃあ、雑貨にする?
マグカップとかもあるし」
「可愛い~!
デンに似てる」
「確かに似てるな。
こっちはハヤテ号に似てるし」
『中尉がいたら買いますね』
「真顔で即購入するな」
安易に想像がついてロイ達は笑ってしまう。
「私も見る!」
「まだエリシアには早いわよ。
見るだけよ」
「ははっ、女の子だな」
「これ!」
「口紅は早いだろ」
「意味分からずに見た目だけで選んでるのよ」
「むぅ…」
「エリシア、これは?
子供用の雑貨もあるから」
ヒューズに抱えられてグレイシアと共にエリシアは見つめる。
屋台には市場から出店している店もある。
「マスタング将軍!
新鮮な果物はどうだい?
サービスするよ」
「それよりも肉はどうだい?
焼き鳥や色々あるし、その場で食えるよ」
「身体にいいのは野菜だろ。
スティックにしてるからすぐに食えるよ」
「………。」
「あんたら、何やってるんだい。
マスタング将軍を困らすんじゃないよ!」
「うちのバカ店主共が悪いね」
市場で隣同士というのもあってライバル意識が強いようだ。
「ん…?
スカイ、食べ物を売ってるなら来てはいけないよ。
林檎が目当てか。
ひとつ頂けるかい?」
「はい、ありがとうございます。
剥きましょうか?」
「助かるよ」
代金を支払って林檎の皮を剥いてもらって一口サイズにしてもらう。
「マスタング将軍」
「中尉、休憩かい?」
「はい」
「これ、プレゼント」
「プレゼント?」
「雑貨だよ。
優勝したお祝いにしては地味かもしれんが」
「よろしいのですか?」
「構わんよ」
「俺達にはないんですか」
「…居たのか」
「何をねだってるんだ」
「ハヤテ号に似てますね。
ありがとうございます」
((買ってたのか))
恋愛感情ではなくても中尉はやはり、特別なのだろう。
「妬かないのか?」
『…いいのよ』
秘密を知って理解してから妬くことも少なくなった。
同性だから分かる中尉を見つめる男の視線も気づく。
ロイは眼を細めて男達に冷たい視線を送る。
「ロイ、おまえさんな。
怖がらすなよ」
「これくらいで怖がる奴は似合わん」
「リザちゃんも大変だな」
「何がですか?」
「………。」
「こんな感じだから将軍がしないと逆に危険なんですよ」
「口説かれてることにも気づかないからな」
天然以上に中尉は異性に対して鈍感で親友であるレベッカが頭を抱え、呆れていた。
指摘しても勘違いで済ませてしまうから厄介だ。
レベッカ曰く、近くにあんなに色男(ロイ)がいては無理だと苦笑い。
「どうかしましたか?」
「いや、何でもないよ。
せっかくだから一緒に行かないか?
予定がないのなら」
「よろしいのですか?」
「もちろん。
みんなも一緒だし、屋台で色々と買ったし。
ハボック達にも買わされたし」
「ははっ、お陰でお客さんが一気に増えましたよ」
「ありがとうございます。
では、お言葉に甘えて」
「食べるスペース、空いてなかったぞ。
外だと寒いし」
「それなら大丈夫だ」
「「はぁ?」」
意味が分からずに屋台を見て周りながらもロイについて行く。
「ロイ・マスタングだ」
「マスタング将軍!」
「私の連れだから」
「承知しました。
どうぞお入りください」
ロイが身分証を見せると警備兵に入室許可されて司令部とは異なる建物に入る。