第28話
夢小説設定
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様々な感情が高まって抑えきれなくなっていた。
「ん…っ」
『気がつきましたか?』
「私は…、何で寝室のベットに?」
『感情が高まりすぎたみたいで。
過去のことも話したから。
過呼吸を起こして意識失って』
「すまない、迷惑かけて」
「将軍、気がついたんですね。
気分はどうですか?」
「中尉…
まだ居てくれたのか」
「心配で帰れませんよ。
それで、どうですか?」
「頭が痛い。
なんか気持ち悪い」
「でしょうね」
『顔色悪いですから』
「そんなにか?」
自分では確認が出来ず、ロイはため息をついた。
「まだ体調は悪そうですけど。
帰りますね」
「すまなかった。
起き上がれないから」
「大丈夫ですから」
『玄関まで送って行くから』
「ありがとうございます」
中尉を玄関まで送ってセルシアは寝室に戻る。
「すぅ…すぅ…」
体調悪いのもあってロイは身体が睡眠を求めていて眠っていた。
翌朝も体調はまだ万全ではないが、休む訳にはいかない。
「将軍、大丈夫ですか?」
『あまり無理をなさらずに』
「大丈夫だ」
((…全然大丈夫そうに見えませんけど))
心配に思いながらも休めないのも事実だった。
今日は閣下のいない会議だから尚更、嫌味が倍増で体調も悪化。
身体が重く感じて歩くのもしんどくてロイは廊下の隅で屈む。
(やばっ…
強引にでも休めばよかったか)
冷や汗が流れて頼むから将軍達に遭遇しないことを願う。
「何してるんだ、そんな顔色で」
「閣下、すみません。
今立つと吐きます」
「休みなさい。
そんなのは構わないから。
ゆっくりでいいから立てるか?」
「大丈…っ」
「いいから来なさい」
半ば強引に閣下に支えられて閣下の執務室のソファに寝かされた。
「すみません…」
「どうせ、嫌味のオンパレードで悪化したのだろう?
今日は早退を…」
「閣下、もう限界だったみたいですよ」
「失神したか。
まったく、連絡してやれ」
「承知しました」
すぐに中尉が来て何度も謝罪していたのは言うまでもない。
(…ここはどこだ?
何なんだ、この無駄に広い部屋は!
記憶がまったくない。
どうなってるんだ!?)
パニックに陥りながらロイは広いベットで頭を抱える。
「目が覚めたかね?」
「閣下!?
おわっ…」
「…っと。
大丈夫かね?」
「重ね重ね、申し訳ありません」
フラついて倒れそうになり、閣下に抱き止められてロイは恥ずかしいやら情けないやらで涙目になった。
セルシアはロイの代理で帰れず、ウィンリィだけでは世話は大変だと閣下が連れ帰って来た。
「閣下の御自宅ですか!?
いやいや、帰り…っ」
「その状態では無理でしょう?
高熱もありますからね」
「んなっ!」
「せめて、ノックしなさい。
余計にパニックになるから」
「…気分悪いです」
「高熱あるのに動いたりするから。
とりあえず、おとなしく寝なさい。
誰も何もしないよ」
小さく唸っておとなしく寝ることにした。
「ん…っ」
「起きましたか?」
どれくらい寝てたのか外は薄暗く、部屋には子供がいてロイは声にならずに動揺して物を落としてしまう。
「どうした?
コラ、勝手に入ったらダメだろう」
「マスタング将軍、大丈夫かしら?
ごめんなさいね」
「だ、大丈夫です」
閣下夫妻の義息でロイは苦笑いするしかない。
「だって、お父様のお気に入りでしょ?
ほかの将軍よりも体格もいい訳じゃないし、倒れて来るし。
これでお父様を守れるの?」
(…反論が出来ない)
ロイはベットに沈んで情けなくて泣きそうになる。
「セリム!」
「護衛ではないんだよ。
マスタング将軍はちゃんと私を守ってくれた。
セリムだって体調悪くするだろう?
完璧な人間はいないよ」
「ごめんなさいね。
主人を好きで変に知識があるのよ。
ほら、戻るわよ」
奥様にセリムは半ば引っ張られて行った。
「ん…っ」
『気がつきましたか?』
「私は…、何で寝室のベットに?」
『感情が高まりすぎたみたいで。
過去のことも話したから。
過呼吸を起こして意識失って』
「すまない、迷惑かけて」
「将軍、気がついたんですね。
気分はどうですか?」
「中尉…
まだ居てくれたのか」
「心配で帰れませんよ。
それで、どうですか?」
「頭が痛い。
なんか気持ち悪い」
「でしょうね」
『顔色悪いですから』
「そんなにか?」
自分では確認が出来ず、ロイはため息をついた。
「まだ体調は悪そうですけど。
帰りますね」
「すまなかった。
起き上がれないから」
「大丈夫ですから」
『玄関まで送って行くから』
「ありがとうございます」
中尉を玄関まで送ってセルシアは寝室に戻る。
「すぅ…すぅ…」
体調悪いのもあってロイは身体が睡眠を求めていて眠っていた。
翌朝も体調はまだ万全ではないが、休む訳にはいかない。
「将軍、大丈夫ですか?」
『あまり無理をなさらずに』
「大丈夫だ」
((…全然大丈夫そうに見えませんけど))
心配に思いながらも休めないのも事実だった。
今日は閣下のいない会議だから尚更、嫌味が倍増で体調も悪化。
身体が重く感じて歩くのもしんどくてロイは廊下の隅で屈む。
(やばっ…
強引にでも休めばよかったか)
冷や汗が流れて頼むから将軍達に遭遇しないことを願う。
「何してるんだ、そんな顔色で」
「閣下、すみません。
今立つと吐きます」
「休みなさい。
そんなのは構わないから。
ゆっくりでいいから立てるか?」
「大丈…っ」
「いいから来なさい」
半ば強引に閣下に支えられて閣下の執務室のソファに寝かされた。
「すみません…」
「どうせ、嫌味のオンパレードで悪化したのだろう?
今日は早退を…」
「閣下、もう限界だったみたいですよ」
「失神したか。
まったく、連絡してやれ」
「承知しました」
すぐに中尉が来て何度も謝罪していたのは言うまでもない。
(…ここはどこだ?
何なんだ、この無駄に広い部屋は!
記憶がまったくない。
どうなってるんだ!?)
パニックに陥りながらロイは広いベットで頭を抱える。
「目が覚めたかね?」
「閣下!?
おわっ…」
「…っと。
大丈夫かね?」
「重ね重ね、申し訳ありません」
フラついて倒れそうになり、閣下に抱き止められてロイは恥ずかしいやら情けないやらで涙目になった。
セルシアはロイの代理で帰れず、ウィンリィだけでは世話は大変だと閣下が連れ帰って来た。
「閣下の御自宅ですか!?
いやいや、帰り…っ」
「その状態では無理でしょう?
高熱もありますからね」
「んなっ!」
「せめて、ノックしなさい。
余計にパニックになるから」
「…気分悪いです」
「高熱あるのに動いたりするから。
とりあえず、おとなしく寝なさい。
誰も何もしないよ」
小さく唸っておとなしく寝ることにした。
「ん…っ」
「起きましたか?」
どれくらい寝てたのか外は薄暗く、部屋には子供がいてロイは声にならずに動揺して物を落としてしまう。
「どうした?
コラ、勝手に入ったらダメだろう」
「マスタング将軍、大丈夫かしら?
ごめんなさいね」
「だ、大丈夫です」
閣下夫妻の義息でロイは苦笑いするしかない。
「だって、お父様のお気に入りでしょ?
ほかの将軍よりも体格もいい訳じゃないし、倒れて来るし。
これでお父様を守れるの?」
(…反論が出来ない)
ロイはベットに沈んで情けなくて泣きそうになる。
「セリム!」
「護衛ではないんだよ。
マスタング将軍はちゃんと私を守ってくれた。
セリムだって体調悪くするだろう?
完璧な人間はいないよ」
「ごめんなさいね。
主人を好きで変に知識があるのよ。
ほら、戻るわよ」
奥様にセリムは半ば引っ張られて行った。