第②話
夢小説設定
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セルシアは髪をほどいた。
「髪をおろすと雰囲気が変わるな」
『…そうですか?』
「あぁ、それも悪くないな」
『結ってるのは仕事中だけですよ』
「そうなのか?」
『はい、仕事中は邪魔になるだけですし』
乱れた髪を整え、結い直した。
「では、デートの時は…」
『お好みの髪型にしていきますが?』
「髪をおろした方が私は好きだな。
もちろん結っているのも可愛くていいんだけどね」
クスクスと笑い、大佐はセルシアの頬に触れた。
微かにセルシアは頬を赤らめる。
「大佐、そういう行動は慎んだ方がよいかと。
そういうのは2人きりの時にでもどうぞ。
2人きりなら口出しも致しません」
「気をつけるようにしよう」
「中佐も大佐を甘やかさないでください」
「甘やかさないでって私は子供か!!」
不満そうに大佐は中尉を見る。
セルシアは朱のピアスを耳に付ける。
「それに錬成陣を…?」
『そうよ』
「見せてくれ!!」
『遠慮します』
「何でだよっ!
ちょっとだけだから!!」
『嫌です』
ピアスを奪おうとしたが、セルシアがそれに気づき、大佐の背に隠れる。
「卑怯者~!」
「兄さん…ι」
「鋼の、君がそれを言うか」
『すみません、大佐…』
「別に構わんさ」
大佐の背に隠れながらセルシアはピアスを耳に付けた。
「だったら、査定で勝負だ!!
それで俺が勝ったら見せてもらう!」
『断るわ』
「何でだよ!?」
『私の査定は既に済んでるし、大総統にもサインは貰ってるわ』
「俺の査定だ!!」
『何で付き合う必要があるの?』
「そ、それは‥‥」
どう見てもエドは不利で言葉が詰まる。
セルシアは大佐の背中から出て来て自分の席に着いた。
『仮に引き受けるとして、私にそれに利益はあるの?』
「強いと証明できるじゃねぇか!!」
『証明しなくても構わないわ。
分かってくれる人だけに分かってもらえば十分。
それに、出世には興味ないわ。
運よく中佐の地位になったものだし。
私は自分に実力があるなんて思わない。
目立ってまた嫌味を言われるだけよ。
やっと大佐の元に来れたのに、異動させられても困るし』
呆れたようにエドを見て、セルシアがため息をついた。
『私は戦闘より書類を片付けている方が合ってるのよ。
戦闘力より知識を得たいの。
読みたい本は沢山あるし、仕事はどうするの?
私達がぶつかったら町は破壊よ。
特に鋼の錬金術師さんは噂で聞く限り、派手な振る舞いみたいだし。
第一、大総統の許可は取ってるの?』
セルシアに口では敵わず、遂に黙り込んだ。
「髪をおろすと雰囲気が変わるな」
『…そうですか?』
「あぁ、それも悪くないな」
『結ってるのは仕事中だけですよ』
「そうなのか?」
『はい、仕事中は邪魔になるだけですし』
乱れた髪を整え、結い直した。
「では、デートの時は…」
『お好みの髪型にしていきますが?』
「髪をおろした方が私は好きだな。
もちろん結っているのも可愛くていいんだけどね」
クスクスと笑い、大佐はセルシアの頬に触れた。
微かにセルシアは頬を赤らめる。
「大佐、そういう行動は慎んだ方がよいかと。
そういうのは2人きりの時にでもどうぞ。
2人きりなら口出しも致しません」
「気をつけるようにしよう」
「中佐も大佐を甘やかさないでください」
「甘やかさないでって私は子供か!!」
不満そうに大佐は中尉を見る。
セルシアは朱のピアスを耳に付ける。
「それに錬成陣を…?」
『そうよ』
「見せてくれ!!」
『遠慮します』
「何でだよっ!
ちょっとだけだから!!」
『嫌です』
ピアスを奪おうとしたが、セルシアがそれに気づき、大佐の背に隠れる。
「卑怯者~!」
「兄さん…ι」
「鋼の、君がそれを言うか」
『すみません、大佐…』
「別に構わんさ」
大佐の背に隠れながらセルシアはピアスを耳に付けた。
「だったら、査定で勝負だ!!
それで俺が勝ったら見せてもらう!」
『断るわ』
「何でだよ!?」
『私の査定は既に済んでるし、大総統にもサインは貰ってるわ』
「俺の査定だ!!」
『何で付き合う必要があるの?』
「そ、それは‥‥」
どう見てもエドは不利で言葉が詰まる。
セルシアは大佐の背中から出て来て自分の席に着いた。
『仮に引き受けるとして、私にそれに利益はあるの?』
「強いと証明できるじゃねぇか!!」
『証明しなくても構わないわ。
分かってくれる人だけに分かってもらえば十分。
それに、出世には興味ないわ。
運よく中佐の地位になったものだし。
私は自分に実力があるなんて思わない。
目立ってまた嫌味を言われるだけよ。
やっと大佐の元に来れたのに、異動させられても困るし』
呆れたようにエドを見て、セルシアがため息をついた。
『私は戦闘より書類を片付けている方が合ってるのよ。
戦闘力より知識を得たいの。
読みたい本は沢山あるし、仕事はどうするの?
私達がぶつかったら町は破壊よ。
特に鋼の錬金術師さんは噂で聞く限り、派手な振る舞いみたいだし。
第一、大総統の許可は取ってるの?』
セルシアに口では敵わず、遂に黙り込んだ。