第27話
夢小説設定
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司令部の玄関で護衛車の前で閣下とロイは言い合う。
「ですから、安全の為に御自宅まで送るように言われておりますから」
「徒歩で大丈夫だ」
「いいから乗ってください」
「君が来れば?」
「貴方が仕事を残していったんですよ!
いいから乗ってください」
「はいはい、そう怒らない。
よしよし」
笑いながら頭を撫でて来る閣下にロイはため息をつく。
「…何をなさっているんですか。
途中で逃亡なさらないでください。
逃亡したら奥様に連絡致します」
「君、脅すね」
「そうしないと閣下は逃亡しますから。
私は補佐官のようには甘くないですよ」
「分かった、分かった。
今日は諦めるよ」
「ずっと諦めてくださると助かります。
お疲れ様です。
では、お願いします」
運転手は苦笑いしながら頷き、ロイ達は敬礼して見送る。
「…マスタング将軍」
「これ、明日以降も続くのか。
まだ仕事も残ってるし。
残されたと言った方がいいのか。
あ~…もうっ!
セルシアと帰れないじゃないか」
「そっちですか」
『大丈夫ですよ、待ってますから』
「セルシア!」
嬉しそうに微笑んでロイはセルシアを抱き締める。
『どうしたんですか?』
「ん…、充電。
頑張って来るよ」
『はい!』
セルシアの頬にキスしてロイは去って行く。
執務室に戻ってロイはまだ残っている補佐官達に気づいた。
「君達は仕事終わったんだろ?
帰って構わないよ」
「ですが…」
「大丈夫だから帰りなさい。
私もこれが終わったら帰るから」
「本当に大丈夫ですか?」
「構わないよ」
「ありがとうございます。
お疲れ様です」
「お疲れ様です。
明日もよろしくお願いします」
「あぁ、お疲れ様」
挨拶を交わしながらも明日の分の書類も確認する。
(あまり多すぎても閣下は逃亡するだろうし。
急ぎの書類が追加される可能性もあるからこれくらいにするか。
出来そうなら確認して追加すればいいだろう)
書類をまとめて引き出しに入れて鍵を掛けてロイは帰り支度をする。
「マスタング将軍、終わりましたか?」
「何とかな。
はぁ~っ、疲れた。
君はこういうのをずっとしているんだな」
「私は閣下の補佐官に比べたら少ないですから。
皆さんが協力してくれますし。
会議の資料の再確認や時間確認くらいですね」
「…すまない」
「これに関してはマスタング将軍は何も悪くないですから。
戸締りをして帰りましょうか」
「そうだな。
これでよしっと。
忘れたとこはないよな?」
「大丈夫です」
中尉と共に戸締りをして警備室に鍵を返しに行く。
「マスタング将軍、本日は終わりましたか?
お疲れ様です!」
「あぁ、お疲れ様」
微かに笑みを浮かべてロイは挨拶を交わす。
中尉はこういうとこは相変わらずだなと微かに笑う。
「どうした?」
「いえ、相変わらずのフェミニストだなと思いまして。
それをスマートに出来る方は少ないですから」
「そうか?」
「では、貴方のようにしている軍人や軍関係者がすぐに浮かびますか?」
「あ~…私の隊には居ないことは確かだな」
「それも将軍らしいですけどね」
そういう面でも目立っていると自覚はあるのだろうかと中尉は苦笑い。
『ロイさん!
お疲れ様です』
「悪い、待たせたな」
『大丈夫ですよ。
中尉もお疲れ様』
「はい、お疲れ様です」
『あまり真面目にされると魅了されて困ります!』
「困りますと言われても」
『補佐官の2人も絶対に魅力的に思ってますよ。
ロイさんの魅力に気づかないのは見る目のない馬鹿ですが、魅了され過ぎても嫌なんです!』
「私にどうしろと…」
『一緒に居れなかった分、甘やかしてくださいね』
「私も寂しかったよ」
『私はもっと寂しかったです』
抱き合ってイチャつき始めた司令部のバカップルに軍人達は呆れてため息をつく。
「あんたらは廊下の真ん中て何をしているんですか」
「やあ、ハボック。
ブレダも一緒か」
「お疲れ様っス。
大変そうですね~」
「今お帰りですか?」
「やっと終わった。
おまえ達は?」
「俺達は今日は夜勤なんで」
「昼間に事件もあったし、その処理で大変ですよ。
まぁ、たいした事件ではないんですけど」
「お疲れさん。
頑張れよ」
こうして声を掛けるのもロイだからなんだろう。
「ですから、安全の為に御自宅まで送るように言われておりますから」
「徒歩で大丈夫だ」
「いいから乗ってください」
「君が来れば?」
「貴方が仕事を残していったんですよ!
いいから乗ってください」
「はいはい、そう怒らない。
よしよし」
笑いながら頭を撫でて来る閣下にロイはため息をつく。
「…何をなさっているんですか。
途中で逃亡なさらないでください。
逃亡したら奥様に連絡致します」
「君、脅すね」
「そうしないと閣下は逃亡しますから。
私は補佐官のようには甘くないですよ」
「分かった、分かった。
今日は諦めるよ」
「ずっと諦めてくださると助かります。
お疲れ様です。
では、お願いします」
運転手は苦笑いしながら頷き、ロイ達は敬礼して見送る。
「…マスタング将軍」
「これ、明日以降も続くのか。
まだ仕事も残ってるし。
残されたと言った方がいいのか。
あ~…もうっ!
セルシアと帰れないじゃないか」
「そっちですか」
『大丈夫ですよ、待ってますから』
「セルシア!」
嬉しそうに微笑んでロイはセルシアを抱き締める。
『どうしたんですか?』
「ん…、充電。
頑張って来るよ」
『はい!』
セルシアの頬にキスしてロイは去って行く。
執務室に戻ってロイはまだ残っている補佐官達に気づいた。
「君達は仕事終わったんだろ?
帰って構わないよ」
「ですが…」
「大丈夫だから帰りなさい。
私もこれが終わったら帰るから」
「本当に大丈夫ですか?」
「構わないよ」
「ありがとうございます。
お疲れ様です」
「お疲れ様です。
明日もよろしくお願いします」
「あぁ、お疲れ様」
挨拶を交わしながらも明日の分の書類も確認する。
(あまり多すぎても閣下は逃亡するだろうし。
急ぎの書類が追加される可能性もあるからこれくらいにするか。
出来そうなら確認して追加すればいいだろう)
書類をまとめて引き出しに入れて鍵を掛けてロイは帰り支度をする。
「マスタング将軍、終わりましたか?」
「何とかな。
はぁ~っ、疲れた。
君はこういうのをずっとしているんだな」
「私は閣下の補佐官に比べたら少ないですから。
皆さんが協力してくれますし。
会議の資料の再確認や時間確認くらいですね」
「…すまない」
「これに関してはマスタング将軍は何も悪くないですから。
戸締りをして帰りましょうか」
「そうだな。
これでよしっと。
忘れたとこはないよな?」
「大丈夫です」
中尉と共に戸締りをして警備室に鍵を返しに行く。
「マスタング将軍、本日は終わりましたか?
お疲れ様です!」
「あぁ、お疲れ様」
微かに笑みを浮かべてロイは挨拶を交わす。
中尉はこういうとこは相変わらずだなと微かに笑う。
「どうした?」
「いえ、相変わらずのフェミニストだなと思いまして。
それをスマートに出来る方は少ないですから」
「そうか?」
「では、貴方のようにしている軍人や軍関係者がすぐに浮かびますか?」
「あ~…私の隊には居ないことは確かだな」
「それも将軍らしいですけどね」
そういう面でも目立っていると自覚はあるのだろうかと中尉は苦笑い。
『ロイさん!
お疲れ様です』
「悪い、待たせたな」
『大丈夫ですよ。
中尉もお疲れ様』
「はい、お疲れ様です」
『あまり真面目にされると魅了されて困ります!』
「困りますと言われても」
『補佐官の2人も絶対に魅力的に思ってますよ。
ロイさんの魅力に気づかないのは見る目のない馬鹿ですが、魅了され過ぎても嫌なんです!』
「私にどうしろと…」
『一緒に居れなかった分、甘やかしてくださいね』
「私も寂しかったよ」
『私はもっと寂しかったです』
抱き合ってイチャつき始めた司令部のバカップルに軍人達は呆れてため息をつく。
「あんたらは廊下の真ん中て何をしているんですか」
「やあ、ハボック。
ブレダも一緒か」
「お疲れ様っス。
大変そうですね~」
「今お帰りですか?」
「やっと終わった。
おまえ達は?」
「俺達は今日は夜勤なんで」
「昼間に事件もあったし、その処理で大変ですよ。
まぁ、たいした事件ではないんですけど」
「お疲れさん。
頑張れよ」
こうして声を掛けるのもロイだからなんだろう。