第27話
夢小説設定
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閣下から新しい補佐官のバッチを軍服に装着される。
「あ、ありがとうございます」
「それで、マスタング将軍。
ハーブティーはまだかね?」
「はっ!
只今、お淹れ致します」
給水場に行くロイを見て閣下は楽しそうに笑う。
やはり、謎だと閣下を見て実感する補佐官達だった。
「うむ…いい香りだ。
妻にも飲ませたら気に入るだろう」
「ありがとうございます」
「君が言い合うなんて珍しいのでは?」
「お、お見苦しいところを。
忘れてください」
「はっはっ!
怒鳴ることもないだろう?
なぁ、中尉」
「…はい。
珍しいかと思われます」
「君も答えんでいい」
「すみません、思わず」
微かに頬を赤らめるロイに中尉は謝りながらも苦笑い。
「閣下、エドワード・エリルック。
鋼の錬金術師が来ました」
「通しなさい」
「失礼しま…っ」
「ん?」
「何であんたがここにいるんだ!?
失態して左遷されたのか!?
自ら人質なのか!?」
「はぁ?
鋼の、君の頭はどうすればそんな解釈になるんだ?
閣下、申し訳ありません」
「まったく。
君は私を何だと思ってるんだ。
これではマスタング将軍が苦労する訳だ」
「理解してくださってありがとうございます」
エドの発言にロイと閣下は呆れ、中尉達は苦笑い。
閣下の暗殺未遂事件もロイの一時的な補佐官も報道されて新聞にも載ったのにエドは図書館に閉じ籠もっていて知らなかったらしい。
「違うわよ、エドワードくん。
マスタング将軍は一時的な補佐官なの」
「はぁ?
滅茶苦茶、似合わないだろ!」
「…悪かったな。
自分でも思うよ」
「中尉も?」
「私はマスタング将軍の護衛」
「補佐官の護衛?」
「将軍の地位は変わらんからな」
ロイは閣下が飲み終わったカップを片付けながらエドと話している。
「…あんたは執事か」
「失礼な。
これも仕事だよ。
鋼の、閣下に報告があるのでは?」
「そうだった。
この前に言われてた報告書」
「君の口調はどうにかならんもんかね。
閣下、申し訳ありません」
「構わんよ」
エドが気になりながらもロイは補佐官の席に戻って書類を確認する。
「じゃあ、失礼しま~す!」
「建物を破壊してマスタング将軍を困らせんようにな」
「あ~…気をつけるようにする」
エドが執務室から出ると閣下は苦笑いを浮かべる。
「あれは無理そうだな」
「諦めも肝心ですよ、閣下」
「そのようだ。
では、マスタング将軍。
昼食に行こうか」
「分かりました」
閣下と中尉と共に食堂に行くと閣下に気づいて全員が総立ちで敬礼。
閣下に敬礼してからセルシアはパタパタと走って来た。
『マスタング将軍!』
「悪い、待たせたか?」
『大丈夫です』
「私も一緒でよろしいかな」
『大丈夫ですよ』
「閣下、何をお食べに?
持って来ます」
「何があるのかね」
「中尉、何がある?」
「定食とか色々ありますが。
将軍、こういう場合はどういうものがよろしいのでしょうか?」
「どういうものがよろしいでしょうか?」
閣下もロイ同様に普段は食堂で食べないので分からない。
忙しいので補佐官がサンドイッチなどをテイクアウトしてくれている。
「あまり脂っこいものは…
妻が気にするからな」
「ちょっと見て来ます」
「マスタング将軍、お待ちください!」
『行っちゃった。
え~と…閣下を1人にする訳にはいきませんから』
仕方ないので閣下の護衛を兼ねてセルシアは待っている。
「閣下、お待たせしました。
サンドイッチなどは普段、食べているでしょうから。
適当に選んで来ましたが。
サラダとかもありますので。
ほかのものがいいなら取り替えて来ますが」
「構わんよ」
『中尉も食べて来たら?』
「ですが…」
「行って来なさい。
君も昼休憩だ」
『私がいるから大丈夫』
「分かりました。
ありがとうございます」
中尉はロイ達に敬礼して食堂から出て行った。
「あ、ありがとうございます」
「それで、マスタング将軍。
ハーブティーはまだかね?」
「はっ!
只今、お淹れ致します」
給水場に行くロイを見て閣下は楽しそうに笑う。
やはり、謎だと閣下を見て実感する補佐官達だった。
「うむ…いい香りだ。
妻にも飲ませたら気に入るだろう」
「ありがとうございます」
「君が言い合うなんて珍しいのでは?」
「お、お見苦しいところを。
忘れてください」
「はっはっ!
怒鳴ることもないだろう?
なぁ、中尉」
「…はい。
珍しいかと思われます」
「君も答えんでいい」
「すみません、思わず」
微かに頬を赤らめるロイに中尉は謝りながらも苦笑い。
「閣下、エドワード・エリルック。
鋼の錬金術師が来ました」
「通しなさい」
「失礼しま…っ」
「ん?」
「何であんたがここにいるんだ!?
失態して左遷されたのか!?
自ら人質なのか!?」
「はぁ?
鋼の、君の頭はどうすればそんな解釈になるんだ?
閣下、申し訳ありません」
「まったく。
君は私を何だと思ってるんだ。
これではマスタング将軍が苦労する訳だ」
「理解してくださってありがとうございます」
エドの発言にロイと閣下は呆れ、中尉達は苦笑い。
閣下の暗殺未遂事件もロイの一時的な補佐官も報道されて新聞にも載ったのにエドは図書館に閉じ籠もっていて知らなかったらしい。
「違うわよ、エドワードくん。
マスタング将軍は一時的な補佐官なの」
「はぁ?
滅茶苦茶、似合わないだろ!」
「…悪かったな。
自分でも思うよ」
「中尉も?」
「私はマスタング将軍の護衛」
「補佐官の護衛?」
「将軍の地位は変わらんからな」
ロイは閣下が飲み終わったカップを片付けながらエドと話している。
「…あんたは執事か」
「失礼な。
これも仕事だよ。
鋼の、閣下に報告があるのでは?」
「そうだった。
この前に言われてた報告書」
「君の口調はどうにかならんもんかね。
閣下、申し訳ありません」
「構わんよ」
エドが気になりながらもロイは補佐官の席に戻って書類を確認する。
「じゃあ、失礼しま~す!」
「建物を破壊してマスタング将軍を困らせんようにな」
「あ~…気をつけるようにする」
エドが執務室から出ると閣下は苦笑いを浮かべる。
「あれは無理そうだな」
「諦めも肝心ですよ、閣下」
「そのようだ。
では、マスタング将軍。
昼食に行こうか」
「分かりました」
閣下と中尉と共に食堂に行くと閣下に気づいて全員が総立ちで敬礼。
閣下に敬礼してからセルシアはパタパタと走って来た。
『マスタング将軍!』
「悪い、待たせたか?」
『大丈夫です』
「私も一緒でよろしいかな」
『大丈夫ですよ』
「閣下、何をお食べに?
持って来ます」
「何があるのかね」
「中尉、何がある?」
「定食とか色々ありますが。
将軍、こういう場合はどういうものがよろしいのでしょうか?」
「どういうものがよろしいでしょうか?」
閣下もロイ同様に普段は食堂で食べないので分からない。
忙しいので補佐官がサンドイッチなどをテイクアウトしてくれている。
「あまり脂っこいものは…
妻が気にするからな」
「ちょっと見て来ます」
「マスタング将軍、お待ちください!」
『行っちゃった。
え~と…閣下を1人にする訳にはいきませんから』
仕方ないので閣下の護衛を兼ねてセルシアは待っている。
「閣下、お待たせしました。
サンドイッチなどは普段、食べているでしょうから。
適当に選んで来ましたが。
サラダとかもありますので。
ほかのものがいいなら取り替えて来ますが」
「構わんよ」
『中尉も食べて来たら?』
「ですが…」
「行って来なさい。
君も昼休憩だ」
『私がいるから大丈夫』
「分かりました。
ありがとうございます」
中尉はロイ達に敬礼して食堂から出て行った。