第25話
夢小説設定
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セルシアからリストを渡されてウィンリィは見送る。
「行ってらっしゃい」
「ははっ、行って来ます。
1人では火を使うなよ?」
「はい」
『ウィンリィちゃん、出掛けるなら気をつけてね。
行って来ます』
中尉の迎えの車に乗り込んで司令部に出勤。
「…君は普通に捕まえることは出来ないのか?
過激派ではないのだから気絶注せてどうするんだ。
確かに犯罪者だが、これでは取り調べが出来んだろ」
「コイツが弱いんだよ!」
((いや、違うだろ))
ハボック達と市場の人達は絶対に違うと思った。
「君を基準に考えるな。
報告書だけで許してやろう」
「うげっ!」
「すみません、止めたんですけど。
遅かったみたいで」
「市場の商品もダメにしたんだ。
きちんと謝罪して金払えよ」
「…貸してくれない?」
「はっ?」
「かなり倒しちゃって」
果物や野菜だけではなく、肉や小物なども地面に落ちていた。
「マスタング将軍、構わんよ。
果物や野菜は傷はついたけど安値で売れるから」
「こっちも洗えば大丈夫だ」
「鋼の、洗うの手伝え」
「…了解」
「店主達に感謝するんだな。
迷惑かけて申し訳ない」
「犯人を捕まえようとしたんだから仕方ないさ」
「万引きには困っていたからな」
「…そうでしたか」
市場の万引きの常習犯だが、現行犯ではないので逮捕が出来なかったようだ。
肉は地面に落ちては商品にならずにエドが支払った。
それでも店主がオマケして安くしてくれたが。
「これ、食えないかな」
「洗えば食べれなくはないかもしれないが。
鋼の、食べるつもりか?」
「勿体ないかなと」
「家畜じゃないんだから。
靴で歩いてるとこだし、病気になるだろ」
「腹壊すからそれはやめた方がいいぞ」
「それはやめなさい。
ほら、焼き鳥やるから」
「おぉっ!」
((…餌付けされてる))
ロイ達は呆れながらもエドが落ちた肉を手放したので安堵する。
「店主、果物や野菜に傷があっても売れるのか?」
「安値にして訳ありとして売るが、あまり売れないだろうね。
都会の人は潔癖なのかもな」
「見た目だけだと思うんだが…」
『そう思う方が珍しいんですよ。
全員ではないですけどね。
最近はブランドの果物もありますから。
確かに美味しいですけど』
「私はこういう場所で買う果物の方が好きだな。
市場の雰囲気も好きだし」
「そう言って頂けると有り難い」
「君の作ってくれるアップルパイは甘さ控えめで林檎の酸味も程よく残ってて美味しかった。
また食べたいな」
『それでは、買って行きます?
明日作りますよ』
「楽しみにしてるよ」
「ありがとうございます!」
売れ残ると理解した上でロイは購入してくれたんだと店主は分かった。
定価の金額を手渡すロイに店主は驚いて返そうとする。
「好感度などの為ではない。
鋼のは私の預かりだし、傷があるだけで味が変わる訳ではないだろ?」
「ありがとうございます。
では、サービスにこちらの果物も。
そのままでもジャムなどにしても美味しいですから」
「ありがとう。
いい香りだな」
ちゃっかりと買い物をしているロイに中尉達は苦笑いしながら見守る。
「マスタングさん?」
「タイミングいいな。
これも持って帰ってくれるかい?」
「林檎?
美味しそうですね」
『明日はアップルパイを焼くの。
ウィンリィちゃんも食べてね』
「楽しみです!」
「そうだ、忘れてた。
昼食代を渡してなかったな」
「そんな大丈夫ですよ」
「渡さないとちゃんと食べないだろうから。
お小遣いもあげるからカフェに行くのもいいし、好きな買い物も楽しみなさい。
手伝ってもらってるし」
「生活費も出してないのに。
お小遣いまで…」
「いいんだよ、気にしないで」
「ありがとうございます!
アイス、食べて帰っても?」
「構わんよ。
裏地には行くなよ」
「は~い!」
ロイからお小遣いと昼食代を貰ってウィンリィは林檎の袋を抱えて去って行く。
「行ってらっしゃい」
「ははっ、行って来ます。
1人では火を使うなよ?」
「はい」
『ウィンリィちゃん、出掛けるなら気をつけてね。
行って来ます』
中尉の迎えの車に乗り込んで司令部に出勤。
「…君は普通に捕まえることは出来ないのか?
過激派ではないのだから気絶注せてどうするんだ。
確かに犯罪者だが、これでは取り調べが出来んだろ」
「コイツが弱いんだよ!」
((いや、違うだろ))
ハボック達と市場の人達は絶対に違うと思った。
「君を基準に考えるな。
報告書だけで許してやろう」
「うげっ!」
「すみません、止めたんですけど。
遅かったみたいで」
「市場の商品もダメにしたんだ。
きちんと謝罪して金払えよ」
「…貸してくれない?」
「はっ?」
「かなり倒しちゃって」
果物や野菜だけではなく、肉や小物なども地面に落ちていた。
「マスタング将軍、構わんよ。
果物や野菜は傷はついたけど安値で売れるから」
「こっちも洗えば大丈夫だ」
「鋼の、洗うの手伝え」
「…了解」
「店主達に感謝するんだな。
迷惑かけて申し訳ない」
「犯人を捕まえようとしたんだから仕方ないさ」
「万引きには困っていたからな」
「…そうでしたか」
市場の万引きの常習犯だが、現行犯ではないので逮捕が出来なかったようだ。
肉は地面に落ちては商品にならずにエドが支払った。
それでも店主がオマケして安くしてくれたが。
「これ、食えないかな」
「洗えば食べれなくはないかもしれないが。
鋼の、食べるつもりか?」
「勿体ないかなと」
「家畜じゃないんだから。
靴で歩いてるとこだし、病気になるだろ」
「腹壊すからそれはやめた方がいいぞ」
「それはやめなさい。
ほら、焼き鳥やるから」
「おぉっ!」
((…餌付けされてる))
ロイ達は呆れながらもエドが落ちた肉を手放したので安堵する。
「店主、果物や野菜に傷があっても売れるのか?」
「安値にして訳ありとして売るが、あまり売れないだろうね。
都会の人は潔癖なのかもな」
「見た目だけだと思うんだが…」
『そう思う方が珍しいんですよ。
全員ではないですけどね。
最近はブランドの果物もありますから。
確かに美味しいですけど』
「私はこういう場所で買う果物の方が好きだな。
市場の雰囲気も好きだし」
「そう言って頂けると有り難い」
「君の作ってくれるアップルパイは甘さ控えめで林檎の酸味も程よく残ってて美味しかった。
また食べたいな」
『それでは、買って行きます?
明日作りますよ』
「楽しみにしてるよ」
「ありがとうございます!」
売れ残ると理解した上でロイは購入してくれたんだと店主は分かった。
定価の金額を手渡すロイに店主は驚いて返そうとする。
「好感度などの為ではない。
鋼のは私の預かりだし、傷があるだけで味が変わる訳ではないだろ?」
「ありがとうございます。
では、サービスにこちらの果物も。
そのままでもジャムなどにしても美味しいですから」
「ありがとう。
いい香りだな」
ちゃっかりと買い物をしているロイに中尉達は苦笑いしながら見守る。
「マスタングさん?」
「タイミングいいな。
これも持って帰ってくれるかい?」
「林檎?
美味しそうですね」
『明日はアップルパイを焼くの。
ウィンリィちゃんも食べてね』
「楽しみです!」
「そうだ、忘れてた。
昼食代を渡してなかったな」
「そんな大丈夫ですよ」
「渡さないとちゃんと食べないだろうから。
お小遣いもあげるからカフェに行くのもいいし、好きな買い物も楽しみなさい。
手伝ってもらってるし」
「生活費も出してないのに。
お小遣いまで…」
「いいんだよ、気にしないで」
「ありがとうございます!
アイス、食べて帰っても?」
「構わんよ。
裏地には行くなよ」
「は~い!」
ロイからお小遣いと昼食代を貰ってウィンリィは林檎の袋を抱えて去って行く。