第②話
夢小説設定
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不機嫌な上に大佐の味方をして気に入らないのか、睨まれてセルシアは大佐の軍服を思わず掴む。
「大丈夫だ。
中佐、気にするな」
『‥‥っ‥』
大佐に優しく頭をなでられた。
「兄さん、女性に睨むのはよくないよ。
兄がすみません…」
『‥‥兄?
弟ではなく、小さい方がお兄さん?』
「あ゛…」
「誰が豆つぶドちびだぁっ!!?」
『きゃあっ!』
(おっ、役得♪)
大佐に抱きつき、大佐は口元を緩める。
「兄さん!
お、落ち着いて!!」
『ふぇっ…』
「あ~、よしよし。
野蛮だな、鋼のは」
「誰が野蛮だーっ!!」
「あ、あのっ…
兄が本当にすみません!!」
この2人は異なる性格の兄弟だ。
「…落ち着いたか?
一応、紹介しよう」
「オレが!
鋼の錬金術師のエドワード・エルリックだ!!」
「僕は弟のアルフォンス・エルリックです。
本当に兄がすみませんでした」
これではどちらが兄か分からない。
未だに大佐の軍服を掴んでいる。
『セルシア・リーゼルです。
地位は中佐、二つ名は颯風の錬金術師…』
「国家錬金術師!!?
颯風って…!
でも、ヒューズ中佐の話では東方ではなかったような‥‥」
「異動で私の専属部下になった」
「ふぅ~ん…
大佐、未成年にまで手出すようになったのか?」
『21歳ですっ!!』
「あ~…悪ィ」
気まずそうにエドは頭を掻いた。
「ところで、いつまで抱きついてんだ?」
「いいじゃないか」
『あっ!!
ご、ごめんなさい!
あの…大佐?』
「私は別にこのままでいいんだが…」
『ダメです』
「それは残念だ」
おどけた様子で大佐はセルシアを離す。
「うわぁ!!」
「貴様…ぐあっ!!」
悲鳴が聞こえ、振り向くと荒い息遣いで鋭い眼で睨む青の団の1人が立っていた。
「うっわ…!」
『仕込みナイフとは計画的…』
「大佐、お下がりくだ…」
「これでいい」
向かって来る犯人を焔で倒す。
倒れると再び、抑えつけられて捕まる。
「手加減しておいた。
まだ逆らうというなら次はケシ炭にするが?」
「ど畜生め…
てめぇ、何者だ!!」
「ロイ・マスタング。
地位は大佐だ。
そして、もうひとつ“焔の錬金術師”だ。
覚えておきたまえ」
悔しそうに大佐を睨み付けていた。
犯人達は連行されて行く。
「すげぇな、こりゃ‥‥」
「あぁ、大佐のあれを見るのは初めてか」
「ハボック少尉」
「いったい、どうやったらあんなことが出来るんですか!!?」
「大佐の手袋は発火布っていう特殊なので出来ててよ、強く摩擦すると火花を発する。
あとは空気中の酸素濃度を可燃物の周りで調整してやれば…
ボンッだそうだ」
ハボックは説明しながら煙草にライターで火をつける。
「理屈は分かりますけど、そんな…」
「それをやってのけるのが錬金術師ってやつよ。
ちなみに大佐の隣にいるちっこいのも国家錬金術師だぞ」
「えっ!!?
じゃあ、犯人全員を捕り押さえたのって‥‥」
視線はエドに移され、驚く。
「大丈夫だ。
中佐、気にするな」
『‥‥っ‥』
大佐に優しく頭をなでられた。
「兄さん、女性に睨むのはよくないよ。
兄がすみません…」
『‥‥兄?
弟ではなく、小さい方がお兄さん?』
「あ゛…」
「誰が豆つぶドちびだぁっ!!?」
『きゃあっ!』
(おっ、役得♪)
大佐に抱きつき、大佐は口元を緩める。
「兄さん!
お、落ち着いて!!」
『ふぇっ…』
「あ~、よしよし。
野蛮だな、鋼のは」
「誰が野蛮だーっ!!」
「あ、あのっ…
兄が本当にすみません!!」
この2人は異なる性格の兄弟だ。
「…落ち着いたか?
一応、紹介しよう」
「オレが!
鋼の錬金術師のエドワード・エルリックだ!!」
「僕は弟のアルフォンス・エルリックです。
本当に兄がすみませんでした」
これではどちらが兄か分からない。
未だに大佐の軍服を掴んでいる。
『セルシア・リーゼルです。
地位は中佐、二つ名は颯風の錬金術師…』
「国家錬金術師!!?
颯風って…!
でも、ヒューズ中佐の話では東方ではなかったような‥‥」
「異動で私の専属部下になった」
「ふぅ~ん…
大佐、未成年にまで手出すようになったのか?」
『21歳ですっ!!』
「あ~…悪ィ」
気まずそうにエドは頭を掻いた。
「ところで、いつまで抱きついてんだ?」
「いいじゃないか」
『あっ!!
ご、ごめんなさい!
あの…大佐?』
「私は別にこのままでいいんだが…」
『ダメです』
「それは残念だ」
おどけた様子で大佐はセルシアを離す。
「うわぁ!!」
「貴様…ぐあっ!!」
悲鳴が聞こえ、振り向くと荒い息遣いで鋭い眼で睨む青の団の1人が立っていた。
「うっわ…!」
『仕込みナイフとは計画的…』
「大佐、お下がりくだ…」
「これでいい」
向かって来る犯人を焔で倒す。
倒れると再び、抑えつけられて捕まる。
「手加減しておいた。
まだ逆らうというなら次はケシ炭にするが?」
「ど畜生め…
てめぇ、何者だ!!」
「ロイ・マスタング。
地位は大佐だ。
そして、もうひとつ“焔の錬金術師”だ。
覚えておきたまえ」
悔しそうに大佐を睨み付けていた。
犯人達は連行されて行く。
「すげぇな、こりゃ‥‥」
「あぁ、大佐のあれを見るのは初めてか」
「ハボック少尉」
「いったい、どうやったらあんなことが出来るんですか!!?」
「大佐の手袋は発火布っていう特殊なので出来ててよ、強く摩擦すると火花を発する。
あとは空気中の酸素濃度を可燃物の周りで調整してやれば…
ボンッだそうだ」
ハボックは説明しながら煙草にライターで火をつける。
「理屈は分かりますけど、そんな…」
「それをやってのけるのが錬金術師ってやつよ。
ちなみに大佐の隣にいるちっこいのも国家錬金術師だぞ」
「えっ!!?
じゃあ、犯人全員を捕り押さえたのって‥‥」
視線はエドに移され、驚く。