第24話
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布団をかけ直してロイはシャワーを浴びて軍服に着替えて準備する。
『ロイさん、早いですね。
おはようございます』
「…おはよう。
目が覚めてしまってな」
『ふふっ、何だか新鮮です』
「そうだな。
いつもは君の方が早いし」
毎朝寝坊している訳ではないが、ロイは朝が得意ではないようでいつもはセルシアの方が早い。
ロイは新聞を読みながら珈琲を飲んでいた。
『すぐに作りますね』
「支度が終わってからでいいよ。
ウィンリィもまだ起きてないし」
『じゃあ、シャワーを浴びて来ますね』
「ゆっくりでいいから」
『ありがとうございます』
キスを交わして見送ってロイは再び、新聞に視線を移す。
(セルシアと出会って変わったよな。
自分だけではなくて中尉やハボック達もいい方向に。
最初は慕われてただの可愛らしいマスコット的なお気に入りだったのに。
利用しようなんて気持ちはなくてむしろ、軍に利用されているのではないかと心配だった。
ウィンリィと再会して交流しようなんて以前なら思わなかったし、直接ではなくて間に中尉や鋼のを入れていたのだろう。
以前より視野が広がっていろんな目線でも考えられるようになった)
注目度が増して自分の想いとは真逆に国民からの知名度と好感度が増すのもプレッシャーではある。
一部では軍の兵器でイシュヴァールのことを言う人もいるが、それを理解した上でマスタング将軍を支持してるんだと相手にされてないようだが。
将軍達がロイの支持や好感度を下げようとしたのだろうと安易に想像がついた。
イシュヴァール人なら例外だが、この街に住んでいて戦争が間近で起きてないのにイシュヴァールを話題にする訳がない。
「…おはようございます。
寝坊しちゃいました?」
「おはよう、ウィンリィ。
そんなことないよ」
『ウィンリィちゃん、おはよう。
着替えておいで。
髪はやってあげるから』
「はい!」
(毎朝やるならウィンリィの年齢に合ったヘアアクセがあってもいいかもな)
セルシアに髪をやってもらうのはウィンリィは好きでセルシアも自分とは違う髪色をいじれるのは楽しい。
中尉もパーティーに参加になると毎回のようにセルシアに髪をいじられていた。
「…いろんな工具があるんだな」
「田舎の町と違って雑誌でしか見たことない工具がある!」
(よく分からんが、楽しそうだ。
まだ珍しい職業でもあるから高い金額の工具もあるな)
ウィンリィは女の子で工具店には不釣り合いで目立っているが、いつものことだからウィンリィは気にしない。
ロイは当然ながら初めて来る店で専門外なので離れて見ていた。
「ここはお嬢ちゃんのような小娘が来るような店ではない。
帰った帰った」
「バカにしないでよ!
機械鎧技師の免許ならあるわ!」
「偽物じゃないだろうな」
「おい、未成年の女子で資格試験に合格したって噂になってたろ?」
「保護者代理の署名にマスタング将軍のサインがあったとか」
「マジかよ!」
「…私の連れに何をしている?」
「「マスタング将軍!?」」
「ウィンリィ、大丈夫だからちょっと出てなさい」
「あっ、はい」
笑顔で怒っている時は従う方がいいとヒューズのアドバイスを思い出して素直に店から出た。
(な、なんか…
おじさん達の悲鳴が聞こえる。
これは聞こえないフリがいいのかな)
自業自得だろうとウィンリィは聞こえないフリで過ごす。
「見る目のない自分達を改めるんだな。
店を潰さないだけ、有り難く思え」
「将軍、そんくらいにしろよ。
ウィンリィの買い物あるんだろ?」
「…君に止められるとは。
私は半壊にしてないぞ」
「あんたが本気出したら半壊で済まないだろうが」
「ウィンリィ、おいで。
どれが欲しいんだ?
値段は気にするな」
「はい!
えっと…これなんですけど」
「分かった」
ロイは値段を見ずに店のカウンターに置いて会計。
『ロイさん、早いですね。
おはようございます』
「…おはよう。
目が覚めてしまってな」
『ふふっ、何だか新鮮です』
「そうだな。
いつもは君の方が早いし」
毎朝寝坊している訳ではないが、ロイは朝が得意ではないようでいつもはセルシアの方が早い。
ロイは新聞を読みながら珈琲を飲んでいた。
『すぐに作りますね』
「支度が終わってからでいいよ。
ウィンリィもまだ起きてないし」
『じゃあ、シャワーを浴びて来ますね』
「ゆっくりでいいから」
『ありがとうございます』
キスを交わして見送ってロイは再び、新聞に視線を移す。
(セルシアと出会って変わったよな。
自分だけではなくて中尉やハボック達もいい方向に。
最初は慕われてただの可愛らしいマスコット的なお気に入りだったのに。
利用しようなんて気持ちはなくてむしろ、軍に利用されているのではないかと心配だった。
ウィンリィと再会して交流しようなんて以前なら思わなかったし、直接ではなくて間に中尉や鋼のを入れていたのだろう。
以前より視野が広がっていろんな目線でも考えられるようになった)
注目度が増して自分の想いとは真逆に国民からの知名度と好感度が増すのもプレッシャーではある。
一部では軍の兵器でイシュヴァールのことを言う人もいるが、それを理解した上でマスタング将軍を支持してるんだと相手にされてないようだが。
将軍達がロイの支持や好感度を下げようとしたのだろうと安易に想像がついた。
イシュヴァール人なら例外だが、この街に住んでいて戦争が間近で起きてないのにイシュヴァールを話題にする訳がない。
「…おはようございます。
寝坊しちゃいました?」
「おはよう、ウィンリィ。
そんなことないよ」
『ウィンリィちゃん、おはよう。
着替えておいで。
髪はやってあげるから』
「はい!」
(毎朝やるならウィンリィの年齢に合ったヘアアクセがあってもいいかもな)
セルシアに髪をやってもらうのはウィンリィは好きでセルシアも自分とは違う髪色をいじれるのは楽しい。
中尉もパーティーに参加になると毎回のようにセルシアに髪をいじられていた。
「…いろんな工具があるんだな」
「田舎の町と違って雑誌でしか見たことない工具がある!」
(よく分からんが、楽しそうだ。
まだ珍しい職業でもあるから高い金額の工具もあるな)
ウィンリィは女の子で工具店には不釣り合いで目立っているが、いつものことだからウィンリィは気にしない。
ロイは当然ながら初めて来る店で専門外なので離れて見ていた。
「ここはお嬢ちゃんのような小娘が来るような店ではない。
帰った帰った」
「バカにしないでよ!
機械鎧技師の免許ならあるわ!」
「偽物じゃないだろうな」
「おい、未成年の女子で資格試験に合格したって噂になってたろ?」
「保護者代理の署名にマスタング将軍のサインがあったとか」
「マジかよ!」
「…私の連れに何をしている?」
「「マスタング将軍!?」」
「ウィンリィ、大丈夫だからちょっと出てなさい」
「あっ、はい」
笑顔で怒っている時は従う方がいいとヒューズのアドバイスを思い出して素直に店から出た。
(な、なんか…
おじさん達の悲鳴が聞こえる。
これは聞こえないフリがいいのかな)
自業自得だろうとウィンリィは聞こえないフリで過ごす。
「見る目のない自分達を改めるんだな。
店を潰さないだけ、有り難く思え」
「将軍、そんくらいにしろよ。
ウィンリィの買い物あるんだろ?」
「…君に止められるとは。
私は半壊にしてないぞ」
「あんたが本気出したら半壊で済まないだろうが」
「ウィンリィ、おいで。
どれが欲しいんだ?
値段は気にするな」
「はい!
えっと…これなんですけど」
「分かった」
ロイは値段を見ずに店のカウンターに置いて会計。