第24話
夢小説設定
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疲れたような顔をした中尉と平然としたセルシアが戻って来てロイは苦笑い。
「お疲れ様。
同行させてよかっただろ?」
「…凄い人達でした。
それに動じずに言い返して最後には負かせていたリーゼル大佐も凄かったです」
『ほかの上官に比べたら子犬みたいなものだから。
弱い犬ほど、ギャンギャン吠えるでしょ?』
「弱い犬って。
あれは弱い犬には見えなかったのですが」
「どんな人達か想像つかない」
『ハクロ将軍を更なる小者にした感じかな』
「「はい?」」
『上官に媚びてペコペコして下の者には威張り散らして嫌味のオンパレード』
「ぶはっ!」
「分かるような分からないような」
「…どこから注意をするべきか」
「ははっ、いいじゃないか」
ロイは笑いながら軽く中尉を宥めていた。
『女だってバカにしたから錬金術で脅したけど』
「なんていう使い方をしたんですか」
『相手にするの面倒になって。
軍事会議に訴えられたいかと言ったらすぐに手続きしてくれたし。
出来るならさっさとやればいいのにこっちの時間を無駄にするんだから』
「作業されている間、ずっとこんなことを言って謝らせてました。
改めて怒らせてはいけない人物だと思いました」
「くくっ、それは見たかった」
『嫌ですよ!
中尉も失礼じゃない?』
「すみません、思わず…」
ハボック達も普段はそう見えなくても凄いんだなと自覚する。
周りは大人の男性達で未成年の女の子はウィンリィだけだから当然ながら目立っていた。
それだけではなくて保護者代理にロイの署名があり、関係者達がザワついてたのは言うまでもない。
「ロックベル嬢、こちらにどうぞ。
退きなさい。
見えないだろ」
「失礼しました」
「どうぞ!」
「あ、ありがとうございます」
気まずいなと思いながらもロイの署名がある待遇だろうとあまり気にしないことにした。
実際にウィンリィの背丈では周りの大人達がいるので見えなかった。
「「………。」」
何故か自分達の合否よりもドキドキしてしまう。
「あっ、あったぁ!」
「…ウィンリィ」
「お義父さん!?」
「すまない、渡し忘れてた。
未成年の場合は合格後にこの書類も必要だったから。
私が署名してあるなら問題ないよ。
合格したんだろ?」
「何で分かるんですか?」
「君の実力で不合格ならほかの者は誰も合格が出来ないよ。
おめでとう。
さあ、行っておいで。
待ってるから」
「はい!」
ロイから書類を受け取り、受験票を手にウィンリィは走って行く。
(資格試験の難易度が高いが、今の時代には必要なものなんだろう。
医療もまだ十分とは言えない。
都会は充実しているが、田舎に行くと薬も少なくて環境も悪い。
田舎に行く医師も少ないのが今の現状だ)
難しい問題で自分だけではどうにか出来る現状ではない。
資格の関係者の媚びる言葉にうんざりしながらも対応する。
「あっ、お話し中…でしたか?」
「今終わったよ。
みんなも待ってるから帰ろうか」
「はい!」
ロイと一緒に司令部の執務室に行き、報告するとお祝いしてくれた。
「将軍、お祝いしてやらないんですか?」
「そんな大袈裟な!
試験後にカフェにも連れて行ってもらいましたから」
「遠慮することない」
「みんなでお祝いしましょう!」
「えぇ?」
「ウィンリィ、安心しろ。
こいつは理由をつけて普段は飲み食い出来ないのをしたいだけだ」
「そんなことないですよ!
いや、めでたいですね」
「…それは何となく分かってましたけど」
「未成年の子にまでバレバレだぞ」
「そんなぁ。
お祝いしたいのは本音だから!」
必死で誤魔化すハボックに呆れたように苦笑い。
「「ウィンリィ!」」
「エド、アル」
「「おめでとう!」」
「うん! ありがとう!」
一瞬驚きながらもウィンリィは笑顔になる。
「何で私の家なんだ!
ヒューズ、おまえの家でもよかっただろうが」
「俺の家はおまえの家よりも小さくて無理だね。
ロイ、言ってることとやってることが違うぞ」
文句を言いながらもロイはテーブルをセッティングをしていて部屋の飾りつけはアルやハボック達に任せて、センスの欠けてる中尉とエドは足りない食材を買い出し。
「お疲れ様。
同行させてよかっただろ?」
「…凄い人達でした。
それに動じずに言い返して最後には負かせていたリーゼル大佐も凄かったです」
『ほかの上官に比べたら子犬みたいなものだから。
弱い犬ほど、ギャンギャン吠えるでしょ?』
「弱い犬って。
あれは弱い犬には見えなかったのですが」
「どんな人達か想像つかない」
『ハクロ将軍を更なる小者にした感じかな』
「「はい?」」
『上官に媚びてペコペコして下の者には威張り散らして嫌味のオンパレード』
「ぶはっ!」
「分かるような分からないような」
「…どこから注意をするべきか」
「ははっ、いいじゃないか」
ロイは笑いながら軽く中尉を宥めていた。
『女だってバカにしたから錬金術で脅したけど』
「なんていう使い方をしたんですか」
『相手にするの面倒になって。
軍事会議に訴えられたいかと言ったらすぐに手続きしてくれたし。
出来るならさっさとやればいいのにこっちの時間を無駄にするんだから』
「作業されている間、ずっとこんなことを言って謝らせてました。
改めて怒らせてはいけない人物だと思いました」
「くくっ、それは見たかった」
『嫌ですよ!
中尉も失礼じゃない?』
「すみません、思わず…」
ハボック達も普段はそう見えなくても凄いんだなと自覚する。
周りは大人の男性達で未成年の女の子はウィンリィだけだから当然ながら目立っていた。
それだけではなくて保護者代理にロイの署名があり、関係者達がザワついてたのは言うまでもない。
「ロックベル嬢、こちらにどうぞ。
退きなさい。
見えないだろ」
「失礼しました」
「どうぞ!」
「あ、ありがとうございます」
気まずいなと思いながらもロイの署名がある待遇だろうとあまり気にしないことにした。
実際にウィンリィの背丈では周りの大人達がいるので見えなかった。
「「………。」」
何故か自分達の合否よりもドキドキしてしまう。
「あっ、あったぁ!」
「…ウィンリィ」
「お義父さん!?」
「すまない、渡し忘れてた。
未成年の場合は合格後にこの書類も必要だったから。
私が署名してあるなら問題ないよ。
合格したんだろ?」
「何で分かるんですか?」
「君の実力で不合格ならほかの者は誰も合格が出来ないよ。
おめでとう。
さあ、行っておいで。
待ってるから」
「はい!」
ロイから書類を受け取り、受験票を手にウィンリィは走って行く。
(資格試験の難易度が高いが、今の時代には必要なものなんだろう。
医療もまだ十分とは言えない。
都会は充実しているが、田舎に行くと薬も少なくて環境も悪い。
田舎に行く医師も少ないのが今の現状だ)
難しい問題で自分だけではどうにか出来る現状ではない。
資格の関係者の媚びる言葉にうんざりしながらも対応する。
「あっ、お話し中…でしたか?」
「今終わったよ。
みんなも待ってるから帰ろうか」
「はい!」
ロイと一緒に司令部の執務室に行き、報告するとお祝いしてくれた。
「将軍、お祝いしてやらないんですか?」
「そんな大袈裟な!
試験後にカフェにも連れて行ってもらいましたから」
「遠慮することない」
「みんなでお祝いしましょう!」
「えぇ?」
「ウィンリィ、安心しろ。
こいつは理由をつけて普段は飲み食い出来ないのをしたいだけだ」
「そんなことないですよ!
いや、めでたいですね」
「…それは何となく分かってましたけど」
「未成年の子にまでバレバレだぞ」
「そんなぁ。
お祝いしたいのは本音だから!」
必死で誤魔化すハボックに呆れたように苦笑い。
「「ウィンリィ!」」
「エド、アル」
「「おめでとう!」」
「うん! ありがとう!」
一瞬驚きながらもウィンリィは笑顔になる。
「何で私の家なんだ!
ヒューズ、おまえの家でもよかっただろうが」
「俺の家はおまえの家よりも小さくて無理だね。
ロイ、言ってることとやってることが違うぞ」
文句を言いながらもロイはテーブルをセッティングをしていて部屋の飾りつけはアルやハボック達に任せて、センスの欠けてる中尉とエドは足りない食材を買い出し。