第②話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
昼食を済まし、まだ休憩時間なので大佐と雑談していた。
「失礼します。
大佐、中佐」
「どうした?」
『何かあったみたいですね』
中尉と共に執務室から出る。
「乗っ取られたのはニューオプティン発特急○四八四○便。
東部過激派“青の団”による犯行です」
『青の団…?
確か指導者は収監されてるはずじゃなかった?』
「そうです。
要求は現在収監中の彼らの指導者を解放すること」
「ありきたりだな。
声明は?」
「気合い入ったのが来てますよ。
読みますか?」
「いや、いい。
どうせ軍部の悪口に決まってる」
「ごもっとも」
大佐を先頭にセルシアと中尉が後ろからついて行く。
部屋には既に部下達が集まっていた。
「本当に将軍閣下は乗ってるのか?」
「今確認中ですが、おそらく」
「困ったな。
夕方から中佐とデートの約束してたのに」
『また今度ですね』
((いつの間に…!))
(嫌がってないし、むしろ嬉しそう…)
お弁当のお礼として夕食のディナーに誘われ、デートの約束をしたらしい。
一瞬、大佐の言葉に中尉以外の部下達の妄想が広がる。
乗客名簿を受け取り、大佐に手渡す。
「たまには俺達と残業デートしましょうや、不味いお茶で」
「ここはひとつ、将軍閣下には尊い犠牲になっていただいて、さっさと事件を片付ける方法で…」
「バカ言わないでくださいよ、大佐」
『冗談はそこまでにして‥‥
乗客名簿が上がりましたよ。
本当に家族で乗ってるみたいですね』
「まったく…
東部の情勢が不安定なのは知ってるだろうにこんな時にバカンスとは‥‥」
『あ、大佐』
「どうした?」
乗客名簿の1人を指差す。
『ここ、これなら早く帰れそうですね』
「…そうだな」
顔を見合わせて微笑む上官2人に首を傾げる。
「あぁ、諸君。
今日は思ったより早く帰れそうだ。
鋼の錬金術師が乗っている」
微笑みの意味を理解した。
予想は的中し、駅に迎えに行く。
「やあ、鋼の」
満面の笑みの大佐に比べ、不機嫌な鋼の錬金術師。
「何だね、その嫌そうな顔は」
「大佐の管轄なら放っときゃよかった!!」
解決後に激しく後悔する。
「相変わらず、つれないね。
まだ元には戻れてはいないんだね」
「文献とか調べてるけどなかなかね…
今は東部の街をシラミ潰しに探し歩いてんだけど、いい方法はまだ見つからないな」
「噂は聞いてるよ。
あちこちで色々とやらかしているそうじゃないか」
「げっ!!
相変わらず、地獄耳だな」
「君の行動が派手なだけだろう?」
隣で鎧の弟はコクコクと頷いていた。
「なぁ、中佐?」
『そうですね。
最近だとリオールとユースウェル炭鉱でしょうか。
真実はどうかとして、様々な噂を聞きますよ』
「さすがだな」
セルシアは大佐の背に隠れていたが、大佐に声を掛けられて出て来た。
「失礼します。
大佐、中佐」
「どうした?」
『何かあったみたいですね』
中尉と共に執務室から出る。
「乗っ取られたのはニューオプティン発特急○四八四○便。
東部過激派“青の団”による犯行です」
『青の団…?
確か指導者は収監されてるはずじゃなかった?』
「そうです。
要求は現在収監中の彼らの指導者を解放すること」
「ありきたりだな。
声明は?」
「気合い入ったのが来てますよ。
読みますか?」
「いや、いい。
どうせ軍部の悪口に決まってる」
「ごもっとも」
大佐を先頭にセルシアと中尉が後ろからついて行く。
部屋には既に部下達が集まっていた。
「本当に将軍閣下は乗ってるのか?」
「今確認中ですが、おそらく」
「困ったな。
夕方から中佐とデートの約束してたのに」
『また今度ですね』
((いつの間に…!))
(嫌がってないし、むしろ嬉しそう…)
お弁当のお礼として夕食のディナーに誘われ、デートの約束をしたらしい。
一瞬、大佐の言葉に中尉以外の部下達の妄想が広がる。
乗客名簿を受け取り、大佐に手渡す。
「たまには俺達と残業デートしましょうや、不味いお茶で」
「ここはひとつ、将軍閣下には尊い犠牲になっていただいて、さっさと事件を片付ける方法で…」
「バカ言わないでくださいよ、大佐」
『冗談はそこまでにして‥‥
乗客名簿が上がりましたよ。
本当に家族で乗ってるみたいですね』
「まったく…
東部の情勢が不安定なのは知ってるだろうにこんな時にバカンスとは‥‥」
『あ、大佐』
「どうした?」
乗客名簿の1人を指差す。
『ここ、これなら早く帰れそうですね』
「…そうだな」
顔を見合わせて微笑む上官2人に首を傾げる。
「あぁ、諸君。
今日は思ったより早く帰れそうだ。
鋼の錬金術師が乗っている」
微笑みの意味を理解した。
予想は的中し、駅に迎えに行く。
「やあ、鋼の」
満面の笑みの大佐に比べ、不機嫌な鋼の錬金術師。
「何だね、その嫌そうな顔は」
「大佐の管轄なら放っときゃよかった!!」
解決後に激しく後悔する。
「相変わらず、つれないね。
まだ元には戻れてはいないんだね」
「文献とか調べてるけどなかなかね…
今は東部の街をシラミ潰しに探し歩いてんだけど、いい方法はまだ見つからないな」
「噂は聞いてるよ。
あちこちで色々とやらかしているそうじゃないか」
「げっ!!
相変わらず、地獄耳だな」
「君の行動が派手なだけだろう?」
隣で鎧の弟はコクコクと頷いていた。
「なぁ、中佐?」
『そうですね。
最近だとリオールとユースウェル炭鉱でしょうか。
真実はどうかとして、様々な噂を聞きますよ』
「さすがだな」
セルシアは大佐の背に隠れていたが、大佐に声を掛けられて出て来た。