第24話
夢小説設定
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ただのチビではなかったかとオリヴィエはセルシアの後ろ姿を見つめていた。
「まぁ、そう見えないだけで国家錬金術師だからな。
そうでなければ少佐以上にはなれないか。
若造を慕っているのは意味わからんが」
「それはそれぞれのお好みですよ」
「…そうだな」
「姉上!
マスタング将軍に勝負後の攻撃も殴るのも何事ですか」
「…おまえか。
たいしたことではない」
「そんな訳ないでしょう!?」
「まぁ、落ち着いて。
閣下の補佐官にも咎められましたし、それくらいに」
「謝罪はしたのですか?
まったく。
あとで私が謝罪に行きますから」
珍しくオリヴィエ将軍に反論を与えずに去って行く。
「まったく、アイツは甘いな」
「そこがアームストロング少佐では?」
「実弟でなければ許さなかったぞ」
オリヴィエ将軍の呟きに副官は宥めながら小さく笑う。
「わぁ…、オシャレなお店ですね!」
「好きなの頼んでいいよ。
パフェじゃなくてもガラスケースにあるケーキでも。
両方でもいいし」
「悩む~!」
「くくっ、焦らなくていいよ。
ゆっくりメニューを見て選んで」
ロイはメニューを開いてウィンリィに手渡す。
「セルシアさんは一緒じゃなくていいんですか?」
「さすがに上官が2人も休憩中にいなくなるのはまずいからな。
セルシアも好きな店だし、お土産は買って買えるけど」
「なんかすみません…」
「私が連れて来たかっただけだよ」
ウィンリィの頭を撫でてロイは微かに笑みを浮かべる。
ロイは軽食セットのサンドイッチとブラックコーヒー、ウィンリィはケーキセットをミルクティーで注文。
「美味しい!」
「それはよかった。
サンドイッチも有名なんだよ。
パンもうまいらしいな」
「今度また来てみようかな」
「鋼を連れて来て出させたらいいさ」「ふふっ、そうですね」
ロイが本気で言っている訳ではないとウィンリィも理解しているので笑う。
「すまないな…」
「マスタングさんが人気なのは分かってますし、将軍ですから。
エドみたいな悪目立ちは勘弁して欲しいですけど!」
「鋼のはまた何をしたんだ?」
「またいつものなんですけど。
短気なので店主と喧嘩して」
「またアイツは」
「叩いて止めましたけど」
(…スパナで殴られたな)
安易に想像がついてロイは苦笑いしてしまう。
ガシャンッとガラスのコップが割れた音と小さな悲鳴。
『うにゅ…』
「そんなに寂しいなら行けばいいじゃないですか。
少しなら大丈夫ですから」
『ダメ、お留守番だし』
寂しくてやる気が出ないセルシアにハボック達は苦笑い。
「ただいま。
セルシア、どうした?」
『将軍!』
「はい、お土産。
ここのクロワッサン、好きだろ?」
『ありがとうございます!』
「中尉にも渡したから君達の分もあるから」
「「ありがとうございます!」」
「セルシアにはチーズケーキもあるから」
『チーズケーキも!』
しょんぼりしていたのにセルシアは瞳を輝かせる。
資格の合否は数日後に会場の掲示板で受験票の番号で発表されるらしい。
「何なんだよ」
「どうせ、暇だからメンテナンスしてあげるの」
「俺は暇潰しかよ」
「あんたはちゃんとメンテナンスしてないんでしょ!」
「それは…」
「こういうのしてる方が落ち着くから」
「自信ないのかよ」
「そういう訳じゃないけど。
変な成績だとマスタングさんに迷惑かかるから」
「資格なんだし、成績なんて関係ねぇだろ。
合否がすべてだ。
それに、アイツはそんなことで迷惑なんて思う奴じゃない」
「そうだよ。
兄さんと違って将軍は優しくて器が大きいもん」
「どういう意味だ!」
エドとアルに慰められてウィンリィは笑顔になる。
「そうそう、エド。
街のカフェを知ってる?」
「沢山あるだろ」
「あっ、そうだね。
マスタングさんに連れて行ってもらったの。
クリスマスバージョンにデコレーションされたりしてさ。
すっごく美味しかったよ。
あんたも普段食べてんの?」
「将軍は例外だろ。
金遣い荒いし、そもそも俺なんかよりも貰ってる金も権限も責任も違うんだよ」
「…あんたがそんなこと言うなんて珍しいわね」
「おまえなぁ~」
「ちゃんと食べてるの?」
「大丈夫だよ、ウィンリィ。
僕が管理してるから」
「アルが一緒なら大丈夫だね」
(…何なんだよ)
怒らすと厄介なのでエドは黙っておとなしくする。
「まぁ、そう見えないだけで国家錬金術師だからな。
そうでなければ少佐以上にはなれないか。
若造を慕っているのは意味わからんが」
「それはそれぞれのお好みですよ」
「…そうだな」
「姉上!
マスタング将軍に勝負後の攻撃も殴るのも何事ですか」
「…おまえか。
たいしたことではない」
「そんな訳ないでしょう!?」
「まぁ、落ち着いて。
閣下の補佐官にも咎められましたし、それくらいに」
「謝罪はしたのですか?
まったく。
あとで私が謝罪に行きますから」
珍しくオリヴィエ将軍に反論を与えずに去って行く。
「まったく、アイツは甘いな」
「そこがアームストロング少佐では?」
「実弟でなければ許さなかったぞ」
オリヴィエ将軍の呟きに副官は宥めながら小さく笑う。
「わぁ…、オシャレなお店ですね!」
「好きなの頼んでいいよ。
パフェじゃなくてもガラスケースにあるケーキでも。
両方でもいいし」
「悩む~!」
「くくっ、焦らなくていいよ。
ゆっくりメニューを見て選んで」
ロイはメニューを開いてウィンリィに手渡す。
「セルシアさんは一緒じゃなくていいんですか?」
「さすがに上官が2人も休憩中にいなくなるのはまずいからな。
セルシアも好きな店だし、お土産は買って買えるけど」
「なんかすみません…」
「私が連れて来たかっただけだよ」
ウィンリィの頭を撫でてロイは微かに笑みを浮かべる。
ロイは軽食セットのサンドイッチとブラックコーヒー、ウィンリィはケーキセットをミルクティーで注文。
「美味しい!」
「それはよかった。
サンドイッチも有名なんだよ。
パンもうまいらしいな」
「今度また来てみようかな」
「鋼を連れて来て出させたらいいさ」「ふふっ、そうですね」
ロイが本気で言っている訳ではないとウィンリィも理解しているので笑う。
「すまないな…」
「マスタングさんが人気なのは分かってますし、将軍ですから。
エドみたいな悪目立ちは勘弁して欲しいですけど!」
「鋼のはまた何をしたんだ?」
「またいつものなんですけど。
短気なので店主と喧嘩して」
「またアイツは」
「叩いて止めましたけど」
(…スパナで殴られたな)
安易に想像がついてロイは苦笑いしてしまう。
ガシャンッとガラスのコップが割れた音と小さな悲鳴。
『うにゅ…』
「そんなに寂しいなら行けばいいじゃないですか。
少しなら大丈夫ですから」
『ダメ、お留守番だし』
寂しくてやる気が出ないセルシアにハボック達は苦笑い。
「ただいま。
セルシア、どうした?」
『将軍!』
「はい、お土産。
ここのクロワッサン、好きだろ?」
『ありがとうございます!』
「中尉にも渡したから君達の分もあるから」
「「ありがとうございます!」」
「セルシアにはチーズケーキもあるから」
『チーズケーキも!』
しょんぼりしていたのにセルシアは瞳を輝かせる。
資格の合否は数日後に会場の掲示板で受験票の番号で発表されるらしい。
「何なんだよ」
「どうせ、暇だからメンテナンスしてあげるの」
「俺は暇潰しかよ」
「あんたはちゃんとメンテナンスしてないんでしょ!」
「それは…」
「こういうのしてる方が落ち着くから」
「自信ないのかよ」
「そういう訳じゃないけど。
変な成績だとマスタングさんに迷惑かかるから」
「資格なんだし、成績なんて関係ねぇだろ。
合否がすべてだ。
それに、アイツはそんなことで迷惑なんて思う奴じゃない」
「そうだよ。
兄さんと違って将軍は優しくて器が大きいもん」
「どういう意味だ!」
エドとアルに慰められてウィンリィは笑顔になる。
「そうそう、エド。
街のカフェを知ってる?」
「沢山あるだろ」
「あっ、そうだね。
マスタングさんに連れて行ってもらったの。
クリスマスバージョンにデコレーションされたりしてさ。
すっごく美味しかったよ。
あんたも普段食べてんの?」
「将軍は例外だろ。
金遣い荒いし、そもそも俺なんかよりも貰ってる金も権限も責任も違うんだよ」
「…あんたがそんなこと言うなんて珍しいわね」
「おまえなぁ~」
「ちゃんと食べてるの?」
「大丈夫だよ、ウィンリィ。
僕が管理してるから」
「アルが一緒なら大丈夫だね」
(…何なんだよ)
怒らすと厄介なのでエドは黙っておとなしくする。