第⑳話
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特別講師の人物を教えてもらってないので教官と入ると静まり返り、ザワついた。
「静かにしなさい。
本日の特別講師はマスタング将軍です。
無礼のないように」
「初めまして。
ロイ・マスタングです。
紹介の通り、地位は将軍ではありますが、あまり気になさらずに分からない点があれば質問してください。
授業内容は私が銃、ヒューズ中佐がクナイ講習をします」
「マース・ヒューズだ。
地位は紹介の通り、中佐。
よろしく頼む」
「質問はありますか?」
「はい」
「どうぞ?」
「そちらの女性軍人の方は?」
「彼女は士官学校の卒業生ではありません。
彼女は副官ではありませんが、私のサポート役と護衛です」
『セルシア・リーゼルです。
地位は大佐で国家錬金術師です。
私は授業しませんが、よろしくお願いします』
紹介と挨拶が終わると野外の訓練場に移動する。
「今回使用するのは小型銃です。
ライフル銃の方が使う可能性も高いですが、人の多い現場では小型銃を使うこともあります。
銃の造りは把握しているだろうから省きます」
『…マスタング将軍』
「ありがとう」
セルシアが銃弾を詰めてロイに小型銃を手渡す。
『今からお手本を見せます。
あちらの的をご覧ください』
生徒達だけではなく、教官達も見学に来ていた。
銃声が5発響き、的に銃弾が埋まっていた。
「ロイ、本気出してないだろ」
「…何のことだ」
「おまえが的のあんな端になる訳ない」
「あ~…やはりな。
今日は視力低下してんだよ」
「おまえ、感覚で撃ったのかよ!?
それでも3発は的の真ん中って。
このデタラメ人間」
「仕方ないか」
ロイは軍服のポケットから眼鏡を取り出して装着する。
数人の女性軍人候補の歓声よりもセルシアの歓声が大きかった。
『ロイさんの眼鏡姿!』
「リーゼル大佐…
仕事中って分かってるか?」
「すまん、やり直し。
ははっ…格好悪いな」
『格好いいです!』
「らしいぞ」
「くくっ、悪くないな」
ロイから笑みが消えて真面目な表情の横顔と同時に銃声が的の真ん中に銃弾すべてが埋まっている。
「奇跡と疑う奴もいるだろうが、ロイは銃の腕もあるんだ。
国家錬金術師のイメージが強すぎるかもしれんが。
少し面白い遊びをしようか。
軍人は的確と速さも求められる」
長テーブルにビール瓶が離れた状態で置かれた。
「ヒューズ、本当にやるのか?」
「楽しい授業も必要なんだよ」
「…分かったよ」
「準備はいいか?」
「大丈夫だ」
ロイが端に行くとヒューズの掛け声で装着した銃を取り出しながら走り込んで来て速いスピードで射撃してビール瓶を破壊する。
歓声と楽しそうな笑い声が響き、ヒューズは親指を立てた。
-END-
2017.2.14
「静かにしなさい。
本日の特別講師はマスタング将軍です。
無礼のないように」
「初めまして。
ロイ・マスタングです。
紹介の通り、地位は将軍ではありますが、あまり気になさらずに分からない点があれば質問してください。
授業内容は私が銃、ヒューズ中佐がクナイ講習をします」
「マース・ヒューズだ。
地位は紹介の通り、中佐。
よろしく頼む」
「質問はありますか?」
「はい」
「どうぞ?」
「そちらの女性軍人の方は?」
「彼女は士官学校の卒業生ではありません。
彼女は副官ではありませんが、私のサポート役と護衛です」
『セルシア・リーゼルです。
地位は大佐で国家錬金術師です。
私は授業しませんが、よろしくお願いします』
紹介と挨拶が終わると野外の訓練場に移動する。
「今回使用するのは小型銃です。
ライフル銃の方が使う可能性も高いですが、人の多い現場では小型銃を使うこともあります。
銃の造りは把握しているだろうから省きます」
『…マスタング将軍』
「ありがとう」
セルシアが銃弾を詰めてロイに小型銃を手渡す。
『今からお手本を見せます。
あちらの的をご覧ください』
生徒達だけではなく、教官達も見学に来ていた。
銃声が5発響き、的に銃弾が埋まっていた。
「ロイ、本気出してないだろ」
「…何のことだ」
「おまえが的のあんな端になる訳ない」
「あ~…やはりな。
今日は視力低下してんだよ」
「おまえ、感覚で撃ったのかよ!?
それでも3発は的の真ん中って。
このデタラメ人間」
「仕方ないか」
ロイは軍服のポケットから眼鏡を取り出して装着する。
数人の女性軍人候補の歓声よりもセルシアの歓声が大きかった。
『ロイさんの眼鏡姿!』
「リーゼル大佐…
仕事中って分かってるか?」
「すまん、やり直し。
ははっ…格好悪いな」
『格好いいです!』
「らしいぞ」
「くくっ、悪くないな」
ロイから笑みが消えて真面目な表情の横顔と同時に銃声が的の真ん中に銃弾すべてが埋まっている。
「奇跡と疑う奴もいるだろうが、ロイは銃の腕もあるんだ。
国家錬金術師のイメージが強すぎるかもしれんが。
少し面白い遊びをしようか。
軍人は的確と速さも求められる」
長テーブルにビール瓶が離れた状態で置かれた。
「ヒューズ、本当にやるのか?」
「楽しい授業も必要なんだよ」
「…分かったよ」
「準備はいいか?」
「大丈夫だ」
ロイが端に行くとヒューズの掛け声で装着した銃を取り出しながら走り込んで来て速いスピードで射撃してビール瓶を破壊する。
歓声と楽しそうな笑い声が響き、ヒューズは親指を立てた。
-END-
2017.2.14