第⑳話
夢小説設定
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ヒューズは教官を見て微かに笑みを浮かべる。
「ロイにべったりですけど、難事件も数多く解決してるんです。
昇格を断って代わりに閣下におねだりしてロイのいた東方司令部に行ったくらいですから」
『何を勝手に話してるんですか!』
「どうして君はそこまで?」
『マスタング将軍が私の希望だからで す。
辛かった日々の中で私に生きる希望を与えてくれました』
その言葉だけで理解するのは難しいだろう。
軍では有名な話でも士官学校の教官までは余程でない限りは届かない。
教官が帰って行き、ヒューズが出口まで送って行く。
「随分と長居してしまったな。
ここで構わんよ」
「引き止めてしまってすみません。
お気をつけて!」
「また会おう。
そういえば、見送って欲しかった訳ではないが。
マスタング将軍は何故、副官達に外に行くのを止められたんだ?」
「昨日、熱出したんですよ。
高熱ではないんですけど。
まぁ、中尉とリーゼル大佐はロイ限定で心配性なんですよ。
ロイも2人に関して心配性だし、甘々なんですけどね」
「…変わるもんだな」
「リーゼル大佐ですよ。
自分は幸せになる価値ないって特定の女性と付き合わなくて絶対に自宅に入れたりしなかったのに。
ロイの場合、ほかの女性に関しては自分で口説いたことはないですけど。
リーゼル大佐はあっさりと自宅に連れて行くし、デートも自分から誘ってましたから」
「…また怒られるぞ」
「ははっ!」
教官と雑談しながら司令部の出口に向かい、ヒューズは敬礼して見送る。
ロイとヒューズは士官学校を見上げて懐かしさに微かに笑みが浮かぶ。
士官学校を見て興味津々なセルシア にロイがふわりと微笑む。
「マスタング将軍!
ようこそ、いらしてくださいました!」
敷地内に入った途端に全教官が敬礼でお出迎え。
「さすが将軍様だな」
「…出迎えいらんと言うの忘れてた」
「忘れてたのかよ」
「仕方ないだろ、これの為に調整してたんだから」
ヒューズと小声で話しながらロイは向かう。
「ご案内致します。
軍人候補の生徒達も楽しみにしておりますので。
銃の授業はしておりますが、実践はまだ数える程でして」
「基礎は?」
「はい、それは問題ありません」
「ロイが見本を見せるなら大丈夫だろうな」
案内役の教官と共に生徒達が待機してる教室に向かう。
「…ヒューズ」
「失礼しました、マスタング将軍」
「そうではない。
今更、おまえの口調を気にしておらん」
「そうですか」
「あれは変わっておらんぞ」
「懐かしいな~」
『何なんですか?』
「士官学校の図書館だ」
「ロイは常に居たな」
『軍に関する本ですか?』
「それもあったが、歴史や錬金術の本もあったな。
世界地図とかも。
まぁ、私の時代はだけど」
「今はどうなんですか?」
「変わりませんよ。
新しい本も追加されたりはしていますけど」
施設内は懐かしくて思い出も脳裏に浮かんだ。
「ロイにべったりですけど、難事件も数多く解決してるんです。
昇格を断って代わりに閣下におねだりしてロイのいた東方司令部に行ったくらいですから」
『何を勝手に話してるんですか!』
「どうして君はそこまで?」
『マスタング将軍が私の希望だからで す。
辛かった日々の中で私に生きる希望を与えてくれました』
その言葉だけで理解するのは難しいだろう。
軍では有名な話でも士官学校の教官までは余程でない限りは届かない。
教官が帰って行き、ヒューズが出口まで送って行く。
「随分と長居してしまったな。
ここで構わんよ」
「引き止めてしまってすみません。
お気をつけて!」
「また会おう。
そういえば、見送って欲しかった訳ではないが。
マスタング将軍は何故、副官達に外に行くのを止められたんだ?」
「昨日、熱出したんですよ。
高熱ではないんですけど。
まぁ、中尉とリーゼル大佐はロイ限定で心配性なんですよ。
ロイも2人に関して心配性だし、甘々なんですけどね」
「…変わるもんだな」
「リーゼル大佐ですよ。
自分は幸せになる価値ないって特定の女性と付き合わなくて絶対に自宅に入れたりしなかったのに。
ロイの場合、ほかの女性に関しては自分で口説いたことはないですけど。
リーゼル大佐はあっさりと自宅に連れて行くし、デートも自分から誘ってましたから」
「…また怒られるぞ」
「ははっ!」
教官と雑談しながら司令部の出口に向かい、ヒューズは敬礼して見送る。
ロイとヒューズは士官学校を見上げて懐かしさに微かに笑みが浮かぶ。
士官学校を見て興味津々なセルシア にロイがふわりと微笑む。
「マスタング将軍!
ようこそ、いらしてくださいました!」
敷地内に入った途端に全教官が敬礼でお出迎え。
「さすが将軍様だな」
「…出迎えいらんと言うの忘れてた」
「忘れてたのかよ」
「仕方ないだろ、これの為に調整してたんだから」
ヒューズと小声で話しながらロイは向かう。
「ご案内致します。
軍人候補の生徒達も楽しみにしておりますので。
銃の授業はしておりますが、実践はまだ数える程でして」
「基礎は?」
「はい、それは問題ありません」
「ロイが見本を見せるなら大丈夫だろうな」
案内役の教官と共に生徒達が待機してる教室に向かう。
「…ヒューズ」
「失礼しました、マスタング将軍」
「そうではない。
今更、おまえの口調を気にしておらん」
「そうですか」
「あれは変わっておらんぞ」
「懐かしいな~」
『何なんですか?』
「士官学校の図書館だ」
「ロイは常に居たな」
『軍に関する本ですか?』
「それもあったが、歴史や錬金術の本もあったな。
世界地図とかも。
まぁ、私の時代はだけど」
「今はどうなんですか?」
「変わりませんよ。
新しい本も追加されたりはしていますけど」
施設内は懐かしくて思い出も脳裏に浮かんだ。