第①話
夢小説設定
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大佐の香水にセルシアは納得した。
『…この香りだったんだ』
「ん?」
『執務室はハボック少尉の煙草の臭いで薄かったから。
何となく香りがあったんですけど、何の匂いか分からなくて…
大佐に抱き締められた時に匂いが強くなったのも、そういうことだったんだと』
「…そうか」
大佐は微笑み、セルシアと朝食にする。
(朝から穏やかな気分になったのは久しぶりかもしれんな)
自然と笑みが溢れた。
「うまいな。
本当に料理上手だ。
私の奥さんになるか?」
『野望を叶えた時に本気なら私は受け入れますよ』
「…負けたな」
クスッとセルシアは微笑む。
朝食が済むと洗い物をし、家から出た。
『一緒に出勤はいいんですか?』
「…変な噂が流れるか?」
『いえ、私は構いませんが。
大佐が年下に手を出したとか変なこと言われるかと…』
「言わせたいやつには言わせておけ。
中佐が構わないなら行くぞ」
『はい』
いつもは迎えに来てもらうが、たまには徒歩で行くのもいいと思う。
家を出た時は晴れていたのに今は空が薄暗く、大佐は微かに顔を歪める。
『午後からは晴れますよ』
「えっ…
あぁ、そうか。
リーゼル中佐が言うなら安心だ」
セルシアの言葉を理解し、大佐は微笑む。
「…午前は?」
『小雨程度です。
10分後には降り出すかと思います』
「では、急ごう」
『はい』
急ぎ足で出勤する。
「大佐、迎えはいらないって言ってましたけど…」
「雨降り出しそうっスね?」
「‥‥そうね」
「濡れなきゃ、いいですけど」
「今日は機嫌悪くなりますね」
「…どうかしら」
中尉の意味深な言葉に首を傾げる。
執務室のドアが開き、大佐と共にセルシアが出勤。
「あれ、大佐。
濡れてないっスね」
「ギリギリセーフだったな、中佐。
さすがだ」
『あんな能力でも少しは役に立ったみたいですね』
「素晴らしい能力だよ」
「あの~、何の話をしてるんスか?」
「いやいや、中佐の錬金術についてな」
『…ですね』
大佐のウィンクの意味に気づき、セルシアは合わせた。
『…この香りだったんだ』
「ん?」
『執務室はハボック少尉の煙草の臭いで薄かったから。
何となく香りがあったんですけど、何の匂いか分からなくて…
大佐に抱き締められた時に匂いが強くなったのも、そういうことだったんだと』
「…そうか」
大佐は微笑み、セルシアと朝食にする。
(朝から穏やかな気分になったのは久しぶりかもしれんな)
自然と笑みが溢れた。
「うまいな。
本当に料理上手だ。
私の奥さんになるか?」
『野望を叶えた時に本気なら私は受け入れますよ』
「…負けたな」
クスッとセルシアは微笑む。
朝食が済むと洗い物をし、家から出た。
『一緒に出勤はいいんですか?』
「…変な噂が流れるか?」
『いえ、私は構いませんが。
大佐が年下に手を出したとか変なこと言われるかと…』
「言わせたいやつには言わせておけ。
中佐が構わないなら行くぞ」
『はい』
いつもは迎えに来てもらうが、たまには徒歩で行くのもいいと思う。
家を出た時は晴れていたのに今は空が薄暗く、大佐は微かに顔を歪める。
『午後からは晴れますよ』
「えっ…
あぁ、そうか。
リーゼル中佐が言うなら安心だ」
セルシアの言葉を理解し、大佐は微笑む。
「…午前は?」
『小雨程度です。
10分後には降り出すかと思います』
「では、急ごう」
『はい』
急ぎ足で出勤する。
「大佐、迎えはいらないって言ってましたけど…」
「雨降り出しそうっスね?」
「‥‥そうね」
「濡れなきゃ、いいですけど」
「今日は機嫌悪くなりますね」
「…どうかしら」
中尉の意味深な言葉に首を傾げる。
執務室のドアが開き、大佐と共にセルシアが出勤。
「あれ、大佐。
濡れてないっスね」
「ギリギリセーフだったな、中佐。
さすがだ」
『あんな能力でも少しは役に立ったみたいですね』
「素晴らしい能力だよ」
「あの~、何の話をしてるんスか?」
「いやいや、中佐の錬金術についてな」
『…ですね』
大佐のウィンクの意味に気づき、セルシアは合わせた。