第⑰話
夢小説設定
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閣下は助けてくれたというよりは人目があるから演出に利用したのだろうが、それでも助かったのは事実。
「…申し訳ありません。
騒動を起こしてしまって」
「それ以上は必要ない。
後日、呼び出しもしないと約束しよう」
「ですが…」
「君を気に入ってしまってな。
助けに行きましょうと誘導されて」
「は、はい?」
「そういう反応になるだろうな」
「失礼しました」
「政治や軍のことは私にはよく分かりませんが、ただ人間として貴方は魅力があります。
今度またゆっくり話をしてくださいね。
おめでとうございます」
「は、はい…
ありがとうございます」
何故か閣下の奥様に気に入られてしまって唖然と見送る。
「う~ん…謎だな」
「どう捉えたらいいのやら」
『閣下の奥様は見る目がありますね』
「そう来たか。
いや、リーゼル大佐らしいな」
『褒め言葉として捉えておきます』
にっこりと笑って返されてヒューズは苦笑い。
クリスマスパーティーが終わって自宅に帰り、ロイは上着を脱ぎながらベットに腰掛けた。
「疲れたな。
君も大変だったし」
『予想外なことでしたね』
ロイから上着を受け取り、ハンガーに掛ける。
翌朝の新聞にはロイとセルシアの婚約について一面を飾っている。
“初めまして、ロイ・マスタングです。
この場を借りて報告させてください。
私情ではありますが、婚約したことを正式に発表させて頂きます。
お相手は軍人であり、以前から噂のあった風の錬金術師でもあるセルシア・リーゼル大佐です。
私の部下ではありますが、彼女はプライベートでも私を常に考えて寄り添って支えてくれています。
プライベートのことなのでこれ以上は控えさせて頂きます。
君に愛を込めて。
ロイ・マスタング”
新聞にはロイの直筆の手紙が新聞に載っていた。
『ロイさん、これって』
「どう足掻いても騒ぎになるし、正式に発表しようと思ってな。
相談せずに決めて悪かった」
『…嬉しいです。
色々と書かれているでしょうね』
有名な新聞社なのでそれだけ話題性の証拠だ。
“遂に軍のイケメン色男が結婚間近!
国家錬金術師夫婦の誕生となる”
“マスタング将軍のお相手のリーゼル大佐は女性初の最年少国家錬金術師でもあり、女性初の左官。
有能な女性軍人で数々の事件を解決して来た。
最年少の将軍と最年少の左官の有能な夫婦の誕生も間近!”
予想通りに国家錬金術師のことも最年少左官のことも記事にされていた。
批判的な記事もあるが、それでも好意的な記事が多い。
-END-
2017.1.17
「…申し訳ありません。
騒動を起こしてしまって」
「それ以上は必要ない。
後日、呼び出しもしないと約束しよう」
「ですが…」
「君を気に入ってしまってな。
助けに行きましょうと誘導されて」
「は、はい?」
「そういう反応になるだろうな」
「失礼しました」
「政治や軍のことは私にはよく分かりませんが、ただ人間として貴方は魅力があります。
今度またゆっくり話をしてくださいね。
おめでとうございます」
「は、はい…
ありがとうございます」
何故か閣下の奥様に気に入られてしまって唖然と見送る。
「う~ん…謎だな」
「どう捉えたらいいのやら」
『閣下の奥様は見る目がありますね』
「そう来たか。
いや、リーゼル大佐らしいな」
『褒め言葉として捉えておきます』
にっこりと笑って返されてヒューズは苦笑い。
クリスマスパーティーが終わって自宅に帰り、ロイは上着を脱ぎながらベットに腰掛けた。
「疲れたな。
君も大変だったし」
『予想外なことでしたね』
ロイから上着を受け取り、ハンガーに掛ける。
翌朝の新聞にはロイとセルシアの婚約について一面を飾っている。
“初めまして、ロイ・マスタングです。
この場を借りて報告させてください。
私情ではありますが、婚約したことを正式に発表させて頂きます。
お相手は軍人であり、以前から噂のあった風の錬金術師でもあるセルシア・リーゼル大佐です。
私の部下ではありますが、彼女はプライベートでも私を常に考えて寄り添って支えてくれています。
プライベートのことなのでこれ以上は控えさせて頂きます。
君に愛を込めて。
ロイ・マスタング”
新聞にはロイの直筆の手紙が新聞に載っていた。
『ロイさん、これって』
「どう足掻いても騒ぎになるし、正式に発表しようと思ってな。
相談せずに決めて悪かった」
『…嬉しいです。
色々と書かれているでしょうね』
有名な新聞社なのでそれだけ話題性の証拠だ。
“遂に軍のイケメン色男が結婚間近!
国家錬金術師夫婦の誕生となる”
“マスタング将軍のお相手のリーゼル大佐は女性初の最年少国家錬金術師でもあり、女性初の左官。
有能な女性軍人で数々の事件を解決して来た。
最年少の将軍と最年少の左官の有能な夫婦の誕生も間近!”
予想通りに国家錬金術師のことも最年少左官のことも記事にされていた。
批判的な記事もあるが、それでも好意的な記事が多い。
-END-
2017.1.17