第⑰話
夢小説設定
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ふわりと柔らかな優しい笑みを浮かべるロイに女性達はそれも驚く。
自分達に見せていた笑顔とはあまりにも違い、自分達との差を見せつけられてしまった。
「あらら…、あんな笑顔で。
さすがにお嬢さん達も自覚するか」
ヒューズは苦笑いしながらもどこか嬉しそうだ。
「将軍も意外と自覚ないっスよね」
「ハボック少尉、言葉が過ぎます。
持ち場に戻りますよ」
「了解!」
騒がしいので何事かと中尉とハボックは様子を見に来たが、問題ないと理解して戻る。
「お疲れさん。
ロイ、噂が広がって聞きに来るマスコミも多そうだな」
「…既に手は打ってある」
『そうなんですか?』
「まぁ、騒ぎにはなりそうだし。
収まりはしないだろうな」
『これでロイさんを独占することが出来ますね。
言い寄って来る女性は減らないんでしょうけど』
クスクスと楽しそうに笑うセルシア にロイは苦笑い。
「…リーゼル大佐は余裕だな」
『だって、ロイさんの素顔も知らない女性達は相手になりませんよ』
「戦うつもりなのか?」
『相手が奪うつもりで来るなら』
「戦わんでいい」
本当にやりそうだと頭を抱えるロイをヒューズはからかう。
言葉で祝福してくれていても本心の祝福ではないことは理解している。
それでも仲間達だけは本心から祝福してくれていた。
「…偽りの祝福はあと何人なんだろうな」
「少なくても俺はちゃんと祝福しているぞ」
「分かってるよ」
「私もです!
水臭いではないですか、マスタング将軍。
私には話してくれてもいいのではないですか」
「アームストロング少佐…」
(それがあるから言えないんだろ)
泣きながらも迫力のあるアームストロング少佐にロイは距離を保つ。
「抱きつかなくていいから。
そのままで大丈夫だ」
「そうですか。
今日中は無理ですが、また日を改めて祝福させてください。
マスタング将軍、リーゼル大佐、おめでとうございます!」
「ありがとう」
『うん、ありがとう』
敬礼して祝福してくれるアームストロング少佐に嬉しさと同時に照れ臭い気持ちもある。
「閣下主催のクリスマスパーティーに随分と身勝手だな」
「…申し訳ありません」
「相手は貴族でも一般人ですし、あれ以上の騒動を回避する為にマスタング将軍は仕方なかったのでは?」
「それでもほかに方法が…」
「なかったと思うが、君はほかに方法があると?」
「愛人なんて言われて黙ってはられないわよね」
「閣下!
奥様も…」
「祝福もせずに嫌味を言う方が私には品格ないように感じますけどね」
将軍は慌てて言い訳をしながら誤魔化して去って行く。
自分達に見せていた笑顔とはあまりにも違い、自分達との差を見せつけられてしまった。
「あらら…、あんな笑顔で。
さすがにお嬢さん達も自覚するか」
ヒューズは苦笑いしながらもどこか嬉しそうだ。
「将軍も意外と自覚ないっスよね」
「ハボック少尉、言葉が過ぎます。
持ち場に戻りますよ」
「了解!」
騒がしいので何事かと中尉とハボックは様子を見に来たが、問題ないと理解して戻る。
「お疲れさん。
ロイ、噂が広がって聞きに来るマスコミも多そうだな」
「…既に手は打ってある」
『そうなんですか?』
「まぁ、騒ぎにはなりそうだし。
収まりはしないだろうな」
『これでロイさんを独占することが出来ますね。
言い寄って来る女性は減らないんでしょうけど』
クスクスと楽しそうに笑うセルシア にロイは苦笑い。
「…リーゼル大佐は余裕だな」
『だって、ロイさんの素顔も知らない女性達は相手になりませんよ』
「戦うつもりなのか?」
『相手が奪うつもりで来るなら』
「戦わんでいい」
本当にやりそうだと頭を抱えるロイをヒューズはからかう。
言葉で祝福してくれていても本心の祝福ではないことは理解している。
それでも仲間達だけは本心から祝福してくれていた。
「…偽りの祝福はあと何人なんだろうな」
「少なくても俺はちゃんと祝福しているぞ」
「分かってるよ」
「私もです!
水臭いではないですか、マスタング将軍。
私には話してくれてもいいのではないですか」
「アームストロング少佐…」
(それがあるから言えないんだろ)
泣きながらも迫力のあるアームストロング少佐にロイは距離を保つ。
「抱きつかなくていいから。
そのままで大丈夫だ」
「そうですか。
今日中は無理ですが、また日を改めて祝福させてください。
マスタング将軍、リーゼル大佐、おめでとうございます!」
「ありがとう」
『うん、ありがとう』
敬礼して祝福してくれるアームストロング少佐に嬉しさと同時に照れ臭い気持ちもある。
「閣下主催のクリスマスパーティーに随分と身勝手だな」
「…申し訳ありません」
「相手は貴族でも一般人ですし、あれ以上の騒動を回避する為にマスタング将軍は仕方なかったのでは?」
「それでもほかに方法が…」
「なかったと思うが、君はほかに方法があると?」
「愛人なんて言われて黙ってはられないわよね」
「閣下!
奥様も…」
「祝福もせずに嫌味を言う方が私には品格ないように感じますけどね」
将軍は慌てて言い訳をしながら誤魔化して去って行く。