第⑰話
夢小説設定
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ヒューズも共に司令部に戻り、寒い廊下を歩く。
「この寒い廊下はどうにかならんもんかな」
「…ならんだろうな」
「だよな。
なってたら既にされてるし」
女性軍人は着込んだり、 羽織っていても男性軍人はYシャツの中に着るくらいだ。
『…っくしゅ!』
「大丈夫か?
手が冷た過ぎるだろ。
早く戻って温まろう」
『将軍、冷たいから離した方が』
「大丈夫だ」
『あったかいです』
「顔色悪いな」
『寒いからだと』
「そうか?
体調悪くなったら言いなさい」
『はい、大丈夫です』
少し顔色が悪いのもロイだから気づくのだろう。
(執務室に戻ってもまだ寒い。
今日は寒いのかな)
ブランケットを膝に掛けながら書類を作成していた。
「ん?」
「どうかしました?」
「いや…、何でもない」
初歩的な間違いがあってセルシアが珍しいと思いながらも指摘せずにロイは修正する。
「中尉、出掛けて来る」
「どちらに?」
「医務室。
セルシア、熱あるな。
体調悪くなったら言いなさい」
『大丈夫です。
ちょっ、将軍!
降ろしてください!』
「…行ってらっしゃい」
結局はロイに抱えられて連れ去られてしまう。
セルシアは体温計を見ているロイに気まずそうに目を反らす。
「熱も高いな。
あまり無理をしないでくれ。
辛くはないか?」
『…大丈夫です』
「寒気あるなら早退させた方がいいんだろうな」
『ごめんなさい』
「気にするな」
しゅんとしているセルシアに苦笑いして頭を撫でた。
「失礼します。
将軍、どうでした?」
「少し熱が高いな。
疲れも出たんだろう。
早退しても大丈夫だよな?」
「…将軍もですか?」
「いくら私でもそんなことはしないさ。
一緒に居てはやりたいが」
『大丈夫です』
「とりあえず、送って行くから」
「準備をして来ます」
「頼むよ」
ロイがセルシアを抱き起こしていて中尉は医務室から出た。
『ロイ…、さん?』
「眠って構わないよ。
私が寝室まで運ぶから。
寄りかかっていい」
車に抱えて乗り込むとロイは熱でトロンとしている##NAME##を自分に寄り掛からせる。
『すぅ…すぅ…』
「一応は飲み薬も飲ませたし、大丈夫かな。
すまない、行って来るよ。
なるべく早く帰るから」
寝室のベットに着替えさせて寝かせるとセルシアの頬にキスして布団を掛けて出て行く。
「もういいのですか?」
「待たせてすまないね。
では、戻ろうか」
心配で独りにさせたくはないが、仕方ないとロイは苦笑い。
定時になるとロイは颯爽と帰って行った。
「早っ!」
「まぁ、今日はそれほど書類はなかったんですけどね」
「リーゼル大佐の書類や会議資料もあるし、俺達の倍以上はあったか」
「久々に定時に帰れる!」
「嫌味のオンパレードの将軍達に気をつけながら帰りますか」
ハボック達もルンルン気分で帰って行く。
『ん…っ』
「すまない、起こしたか?
まだ熱は高いな」
『お帰りなさい。
ごめんなさい。
移しちゃうから』
「大丈夫だよ。
気にするな。
はい、お見舞い」
『お花…?』
キョトンとしてセルシアは花束を受け取る。
「君に花を贈ったことないし、食欲もないだろうから。
中尉から帰りにゼリーを貰ったよ。
食べるか?」
『…はい。
ロイさんは食事は?』
「どうにかするよ。
ゼリーだけでは栄養が足らんな。
かと言って無理に食うのも」
『今はゼリーだけで』
「果物は?
色々買って来たぞ」
『ありがとうございます』
ベットに座ってゼリーを食べているセルシアに微笑み、ロイは私服に着替えた。
『ロイさん、眠ってください。
私なら大丈夫ですから』
「気にするな。
私が熱を出した時、君は看病してくれた。
徹夜なんて慣れてるし。
安心しろ、君が寝たら横になるよ。
早く治るといいな」
『治ったらロイさんに手料理しますね』
「楽しみにしてるよ」
セルシアの頭を撫でて目元にキスをした。
「この寒い廊下はどうにかならんもんかな」
「…ならんだろうな」
「だよな。
なってたら既にされてるし」
女性軍人は着込んだり、 羽織っていても男性軍人はYシャツの中に着るくらいだ。
『…っくしゅ!』
「大丈夫か?
手が冷た過ぎるだろ。
早く戻って温まろう」
『将軍、冷たいから離した方が』
「大丈夫だ」
『あったかいです』
「顔色悪いな」
『寒いからだと』
「そうか?
体調悪くなったら言いなさい」
『はい、大丈夫です』
少し顔色が悪いのもロイだから気づくのだろう。
(執務室に戻ってもまだ寒い。
今日は寒いのかな)
ブランケットを膝に掛けながら書類を作成していた。
「ん?」
「どうかしました?」
「いや…、何でもない」
初歩的な間違いがあってセルシアが珍しいと思いながらも指摘せずにロイは修正する。
「中尉、出掛けて来る」
「どちらに?」
「医務室。
セルシア、熱あるな。
体調悪くなったら言いなさい」
『大丈夫です。
ちょっ、将軍!
降ろしてください!』
「…行ってらっしゃい」
結局はロイに抱えられて連れ去られてしまう。
セルシアは体温計を見ているロイに気まずそうに目を反らす。
「熱も高いな。
あまり無理をしないでくれ。
辛くはないか?」
『…大丈夫です』
「寒気あるなら早退させた方がいいんだろうな」
『ごめんなさい』
「気にするな」
しゅんとしているセルシアに苦笑いして頭を撫でた。
「失礼します。
将軍、どうでした?」
「少し熱が高いな。
疲れも出たんだろう。
早退しても大丈夫だよな?」
「…将軍もですか?」
「いくら私でもそんなことはしないさ。
一緒に居てはやりたいが」
『大丈夫です』
「とりあえず、送って行くから」
「準備をして来ます」
「頼むよ」
ロイがセルシアを抱き起こしていて中尉は医務室から出た。
『ロイ…、さん?』
「眠って構わないよ。
私が寝室まで運ぶから。
寄りかかっていい」
車に抱えて乗り込むとロイは熱でトロンとしている##NAME##を自分に寄り掛からせる。
『すぅ…すぅ…』
「一応は飲み薬も飲ませたし、大丈夫かな。
すまない、行って来るよ。
なるべく早く帰るから」
寝室のベットに着替えさせて寝かせるとセルシアの頬にキスして布団を掛けて出て行く。
「もういいのですか?」
「待たせてすまないね。
では、戻ろうか」
心配で独りにさせたくはないが、仕方ないとロイは苦笑い。
定時になるとロイは颯爽と帰って行った。
「早っ!」
「まぁ、今日はそれほど書類はなかったんですけどね」
「リーゼル大佐の書類や会議資料もあるし、俺達の倍以上はあったか」
「久々に定時に帰れる!」
「嫌味のオンパレードの将軍達に気をつけながら帰りますか」
ハボック達もルンルン気分で帰って行く。
『ん…っ』
「すまない、起こしたか?
まだ熱は高いな」
『お帰りなさい。
ごめんなさい。
移しちゃうから』
「大丈夫だよ。
気にするな。
はい、お見舞い」
『お花…?』
キョトンとしてセルシアは花束を受け取る。
「君に花を贈ったことないし、食欲もないだろうから。
中尉から帰りにゼリーを貰ったよ。
食べるか?」
『…はい。
ロイさんは食事は?』
「どうにかするよ。
ゼリーだけでは栄養が足らんな。
かと言って無理に食うのも」
『今はゼリーだけで』
「果物は?
色々買って来たぞ」
『ありがとうございます』
ベットに座ってゼリーを食べているセルシアに微笑み、ロイは私服に着替えた。
『ロイさん、眠ってください。
私なら大丈夫ですから』
「気にするな。
私が熱を出した時、君は看病してくれた。
徹夜なんて慣れてるし。
安心しろ、君が寝たら横になるよ。
早く治るといいな」
『治ったらロイさんに手料理しますね』
「楽しみにしてるよ」
セルシアの頭を撫でて目元にキスをした。