第①話
夢小説設定
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セルシアは執務室から出て行く際に爆弾発言。
『査定の際に大総統に密告したのよ。
上官の悪事の証拠などを提出してね』
「「…っ!!ι」」
上官が辞めされた後日、呼び出された際に階級よりも異動したい場所があると言い、実現したらしい。
『大佐、失礼します。
資料を持って来ました』
「…中尉ではないのか?」
『えぇ、私は自分の仕事が終わったので。
ついでに見張り役を頼まれました。
私の方がいいかと言われて…』
「‥‥さすがだな」
中尉は大佐をよく理解していた。
「仕事終わったのか?
まだ午前中だが…」
『えぇ、書類を片付けるのは得意なんで』
大佐とは対照的である。
『必要なことがあれば仰ってください。
私はここで本を読ませて頂きますので』
ソファに座り、セルシアは持って来た本を読んでいた。
大佐はさぼれない状況に渋々ながら仕事をしていた。
「随分と厚い本のようだが…」
『研究に関する本ですから』
「錬金術のか?」
『はい。
この人、聞いたことありません?』
「あぁ、話題になってるな」
セルシアは大佐に本の表紙を見せ、そこには大きく名前が書かれていた。
『…どう思います?
なんか、怪しいかと思いまして』
「そうだな。
何か引っ掛かる気はするが…」
『なので、読めば少しは分かるかと』
セルシアを見て大佐は含み笑いを浮かべた。
『私は出世には興味ありませんが、これは利用価値はあると思いますよ』
「見かけに寄らず、頼もしい部下だ」
セルシアはふわりと可愛らしく微笑む。
「やはり、君はこっち側の人間だね」
『もちろんですよ。
裏切りはしません。
命を賭けて誓えますよ』
「…そうか」
会話は重たいはずなのに穏やかな雰囲気が流れていた。
大佐に呼ばれてセルシアは顔を上げる。
「‥‥中佐」
『はい?』
「手伝ってくれる気はないか?」
『クスッ…いいですよ。
書類は苦手なんですか?』
「私は書類片付けより外に行く方が合ってるのさ」
『仕方ないですね』
呆れることなく、優しく微笑む。
『手、疲れましたか?』
「…疲れた」
『随分と素直ですね』
何だか可愛らしくて思わずクスクスと笑ってしまう。
『手貸してください。
マッサージ、してあげますよ。
意外と得意なんですよ、私』
「あ~、気持ちいいな」
手を揉まれ、大佐は口元だけ緩める。
『肩凝ってます?
これが済んだらもう少し頑張りましょう』
「…分かった」
中尉とは違うやり方で仕事をさせるセルシア。
『査定の際に大総統に密告したのよ。
上官の悪事の証拠などを提出してね』
「「…っ!!ι」」
上官が辞めされた後日、呼び出された際に階級よりも異動したい場所があると言い、実現したらしい。
『大佐、失礼します。
資料を持って来ました』
「…中尉ではないのか?」
『えぇ、私は自分の仕事が終わったので。
ついでに見張り役を頼まれました。
私の方がいいかと言われて…』
「‥‥さすがだな」
中尉は大佐をよく理解していた。
「仕事終わったのか?
まだ午前中だが…」
『えぇ、書類を片付けるのは得意なんで』
大佐とは対照的である。
『必要なことがあれば仰ってください。
私はここで本を読ませて頂きますので』
ソファに座り、セルシアは持って来た本を読んでいた。
大佐はさぼれない状況に渋々ながら仕事をしていた。
「随分と厚い本のようだが…」
『研究に関する本ですから』
「錬金術のか?」
『はい。
この人、聞いたことありません?』
「あぁ、話題になってるな」
セルシアは大佐に本の表紙を見せ、そこには大きく名前が書かれていた。
『…どう思います?
なんか、怪しいかと思いまして』
「そうだな。
何か引っ掛かる気はするが…」
『なので、読めば少しは分かるかと』
セルシアを見て大佐は含み笑いを浮かべた。
『私は出世には興味ありませんが、これは利用価値はあると思いますよ』
「見かけに寄らず、頼もしい部下だ」
セルシアはふわりと可愛らしく微笑む。
「やはり、君はこっち側の人間だね」
『もちろんですよ。
裏切りはしません。
命を賭けて誓えますよ』
「…そうか」
会話は重たいはずなのに穏やかな雰囲気が流れていた。
大佐に呼ばれてセルシアは顔を上げる。
「‥‥中佐」
『はい?』
「手伝ってくれる気はないか?」
『クスッ…いいですよ。
書類は苦手なんですか?』
「私は書類片付けより外に行く方が合ってるのさ」
『仕方ないですね』
呆れることなく、優しく微笑む。
『手、疲れましたか?』
「…疲れた」
『随分と素直ですね』
何だか可愛らしくて思わずクスクスと笑ってしまう。
『手貸してください。
マッサージ、してあげますよ。
意外と得意なんですよ、私』
「あ~、気持ちいいな」
手を揉まれ、大佐は口元だけ緩める。
『肩凝ってます?
これが済んだらもう少し頑張りましょう』
「…分かった」
中尉とは違うやり方で仕事をさせるセルシア。