第⑨話
夢小説設定
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大佐は気配を感じて、顔を上げた。
「終わった?」
『はい、お待たせしてしまって…』
「構わないよ。
さあ、戻ろうか」
コクンと頷き、大佐に手をひかれて歩く。
「大佐っ!」
「どうした?」
執務室に入ろうとしたら勢いよく一斉に振り返る中尉達。
中尉の表情に大佐は手を離し、真面目な表情に変わる。
自然と手を離し、セルシアも真面目な表情に変わる。
(…こうやってスイッチがすぐ切り替わるのは大佐と中佐だからだろうな)
大佐をからかったりしているハボックではあるが、内心は大佐を尊敬して最後までついて行こうと心に決めている。
「スカーの目撃情報がありました!!」
「まだこの町にいたのか!
中尉、準備は出来てるか?」
「はい。
すぐに向かえます」
「よし、行くぞ。
リーゼル中佐、援護を頼む!!」
『了解しました』
セルシアは微かに笑みを浮かべた。
大佐がコートを羽織り、司令部から出る。
司令部から軍車が数台出て行く。
国家錬金術師を殺した相手なので気を引き締め、警戒しながら現場に向かう。
「この辺りで目撃情報があったはずだ。
5人1組になって探し出せ!
決して1人にはなるな!!
何かあれば知らせに来い」
「「はっ!!」」
軍人達が大佐の指示で動き出し、大佐達は目撃情報があった場所で待機していた。
待機しながら中尉から大佐は情報を聞き出していた。
『――大佐』
「どうした?」
『この方面から右が怪しいです。
微かではありますが…』
「ハボック。
おまえの隊で探し出せ。
危険と感じたら戻って来い」
ハボックは頷き、セルシアが言った方面の捜索に向かう。
銃声と悲鳴に爆発音が辺りに響く。
「『…っ!!』」
ハボック達が向かった方向からだ。
「大佐っ!!
スカーです!」
逃げつつも銃で応戦するハボック。
「ハボック、無事か!!?」
「死人は出してません。
負傷者はいますが」
「上等だ。
おまえらは待機していろ」
大佐がスカーを見据える。
天候は良好、大佐の黒髪を微かな風が揺らしていた。
誰も身動きせず、重たい空気が漂っている。
「まだこの町にいたとは。
探していた甲斐があったよ。
天候は私の味方のようだな」
「国家錬金術師が2人とは…
こちらとしては都合がいい」
「おや、2対1でもいいのか。
それは有り難い、君を捕まえんと上が煩いのでな。
なぁ、中佐?」
『はい、スカーを捕まえれば黙るでしょうから。
黙って捕まってくれないなら、覚悟はいい?』
「2人も1人もたいして変わらん」
ピクリと大佐とセルシアが反応する。
「随分と馬鹿にされたものだな…」
『では、実力を見せてあげようかしら』
大佐とセルシアの目付きが変わり、スカーとの闘いが始まる。
主に大佐が攻撃し、セルシアは援護しながら攻撃している。
「終わった?」
『はい、お待たせしてしまって…』
「構わないよ。
さあ、戻ろうか」
コクンと頷き、大佐に手をひかれて歩く。
「大佐っ!」
「どうした?」
執務室に入ろうとしたら勢いよく一斉に振り返る中尉達。
中尉の表情に大佐は手を離し、真面目な表情に変わる。
自然と手を離し、セルシアも真面目な表情に変わる。
(…こうやってスイッチがすぐ切り替わるのは大佐と中佐だからだろうな)
大佐をからかったりしているハボックではあるが、内心は大佐を尊敬して最後までついて行こうと心に決めている。
「スカーの目撃情報がありました!!」
「まだこの町にいたのか!
中尉、準備は出来てるか?」
「はい。
すぐに向かえます」
「よし、行くぞ。
リーゼル中佐、援護を頼む!!」
『了解しました』
セルシアは微かに笑みを浮かべた。
大佐がコートを羽織り、司令部から出る。
司令部から軍車が数台出て行く。
国家錬金術師を殺した相手なので気を引き締め、警戒しながら現場に向かう。
「この辺りで目撃情報があったはずだ。
5人1組になって探し出せ!
決して1人にはなるな!!
何かあれば知らせに来い」
「「はっ!!」」
軍人達が大佐の指示で動き出し、大佐達は目撃情報があった場所で待機していた。
待機しながら中尉から大佐は情報を聞き出していた。
『――大佐』
「どうした?」
『この方面から右が怪しいです。
微かではありますが…』
「ハボック。
おまえの隊で探し出せ。
危険と感じたら戻って来い」
ハボックは頷き、セルシアが言った方面の捜索に向かう。
銃声と悲鳴に爆発音が辺りに響く。
「『…っ!!』」
ハボック達が向かった方向からだ。
「大佐っ!!
スカーです!」
逃げつつも銃で応戦するハボック。
「ハボック、無事か!!?」
「死人は出してません。
負傷者はいますが」
「上等だ。
おまえらは待機していろ」
大佐がスカーを見据える。
天候は良好、大佐の黒髪を微かな風が揺らしていた。
誰も身動きせず、重たい空気が漂っている。
「まだこの町にいたとは。
探していた甲斐があったよ。
天候は私の味方のようだな」
「国家錬金術師が2人とは…
こちらとしては都合がいい」
「おや、2対1でもいいのか。
それは有り難い、君を捕まえんと上が煩いのでな。
なぁ、中佐?」
『はい、スカーを捕まえれば黙るでしょうから。
黙って捕まってくれないなら、覚悟はいい?』
「2人も1人もたいして変わらん」
ピクリと大佐とセルシアが反応する。
「随分と馬鹿にされたものだな…」
『では、実力を見せてあげようかしら』
大佐とセルシアの目付きが変わり、スカーとの闘いが始まる。
主に大佐が攻撃し、セルシアは援護しながら攻撃している。