第⑨話
夢小説設定
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厨房の片付けを済ませてグラマン将軍の執務室に向かう。
『失礼します。
グラマン将軍、お裾分けです』
「ありがとう。
こんなに料理上手なお嫁さんを捕まえるなんてマスタングくんは見る目があるね~」
『お嫁さん!!?』
グラマン将軍の言葉にセルシアは真っ赤になる。
『し、失礼しました!』
逃げるようにグラマン将軍の執務室から出る。
『ただいま戻りました。
はい、中尉の分。
みんなにも分けてあげて』
「ありがとうございます、中佐」
普通のラッピングした方を中尉に渡す。
『大佐、どうぞ。
飲み物は紅茶にしましたよ』
「ありがとう」
セルシアが執務室に戻って来た頃には積んであった書類はなくなっていた。
紅茶はグラマン将軍の執務室から出て再び厨房に戻って淹れて来たのだ。
そっと大佐に頬を撫でられ、セルシアはドキッとする。
「頬が赤い…
セルシア、体調は悪くないか?」
『大丈夫です』
原因はグラマン将軍だと分かっていたが、恥ずかしくて言えなかった。
「大佐って、中佐のことになると心配性で過保護になりますよね~」
「何を今更。
まぁ、いいお父さんになる素質はありますね」
「「………。」」
中尉の天然発言に黙り込んだ。
それはバッチリ、大佐とセルシアにも聞こえた。
「セルシアのお菓子は相変わらず、うまいな」
『あ、ありがとうございます』
「元気が出るよ」
「大佐の場合は中佐に関することなら、花1本でも元気になるんじゃないっスか」
「それは言えてる」
「…否定は出来んな」
セルシアは誤魔化すようにカップに口を付けるのだった。
事件や事故に加えて書類の仕事に追われつつも変わらない日々。
スカーの目撃情報も途絶え、東方から居なくなったのだろうかと誰もが思っていた。
「列車の乗客を乗る前に厳しく確認するように言ってあるし、誰か仲間がいるのか?」
「そんな情報はありませんけどね~」
「もうこの町にはいないんでしょうかね」
『捕まえないとまた上官から嫌味が増えますね』
「…そうだな」
大佐とセルシアは想像したのか、同時にため息をつく。
「大佐と中佐の場合は上官から嫌味があるから俺達とはまた違うよな」
「立場上の問題もあるみたいですし」
大佐とセルシアを見て小声で話してるが、聞こえていても気づかないフリをした。
「大佐、中佐。
大丈夫ですか?
書類もほとんど片付きましたし、少し仮眠して来てはいかがですか?」
「…そうするか。
おいで、セルシア」
大佐に手をひかれ、執務室から出て仮眠室に向かう。
『失礼します。
グラマン将軍、お裾分けです』
「ありがとう。
こんなに料理上手なお嫁さんを捕まえるなんてマスタングくんは見る目があるね~」
『お嫁さん!!?』
グラマン将軍の言葉にセルシアは真っ赤になる。
『し、失礼しました!』
逃げるようにグラマン将軍の執務室から出る。
『ただいま戻りました。
はい、中尉の分。
みんなにも分けてあげて』
「ありがとうございます、中佐」
普通のラッピングした方を中尉に渡す。
『大佐、どうぞ。
飲み物は紅茶にしましたよ』
「ありがとう」
セルシアが執務室に戻って来た頃には積んであった書類はなくなっていた。
紅茶はグラマン将軍の執務室から出て再び厨房に戻って淹れて来たのだ。
そっと大佐に頬を撫でられ、セルシアはドキッとする。
「頬が赤い…
セルシア、体調は悪くないか?」
『大丈夫です』
原因はグラマン将軍だと分かっていたが、恥ずかしくて言えなかった。
「大佐って、中佐のことになると心配性で過保護になりますよね~」
「何を今更。
まぁ、いいお父さんになる素質はありますね」
「「………。」」
中尉の天然発言に黙り込んだ。
それはバッチリ、大佐とセルシアにも聞こえた。
「セルシアのお菓子は相変わらず、うまいな」
『あ、ありがとうございます』
「元気が出るよ」
「大佐の場合は中佐に関することなら、花1本でも元気になるんじゃないっスか」
「それは言えてる」
「…否定は出来んな」
セルシアは誤魔化すようにカップに口を付けるのだった。
事件や事故に加えて書類の仕事に追われつつも変わらない日々。
スカーの目撃情報も途絶え、東方から居なくなったのだろうかと誰もが思っていた。
「列車の乗客を乗る前に厳しく確認するように言ってあるし、誰か仲間がいるのか?」
「そんな情報はありませんけどね~」
「もうこの町にはいないんでしょうかね」
『捕まえないとまた上官から嫌味が増えますね』
「…そうだな」
大佐とセルシアは想像したのか、同時にため息をつく。
「大佐と中佐の場合は上官から嫌味があるから俺達とはまた違うよな」
「立場上の問題もあるみたいですし」
大佐とセルシアを見て小声で話してるが、聞こえていても気づかないフリをした。
「大佐、中佐。
大丈夫ですか?
書類もほとんど片付きましたし、少し仮眠して来てはいかがですか?」
「…そうするか。
おいで、セルシア」
大佐に手をひかれ、執務室から出て仮眠室に向かう。