第⑨話
夢小説設定
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大量の書類なので、中尉達も午後には手伝う。
『…終わった。
中尉、確認をお願いしてもいい?』
「はい」
中尉に書類を渡すと、ぐったりしている大佐に気づく。
『大佐、大丈夫ですか?』
「…セルシア」
グイッと腕を引っ張られ、膝に乗せられて抱き締められた。
『大佐…?』
「‥‥疲れた。
癒してくれないか、セルシア」
『よほど疲れたんですね』
苦笑いしてセルシアが大佐の頭を優しく撫でる。
クスクスと大佐は笑う。
「大佐、まだ仕事は終わっていませんが?
せめて書類を片付けてからにしてくださいませんと…」
「むぅ‥‥少しくらい休んだっていいじゃないか」
拗ねるように大佐は中尉に不満を口にする。
『大佐、終わったら少し休みましょう。
お菓子と共に…ねっ?』
「………。」
『私も手伝いますから』
「大佐、なに中佐に甘えてるんですかι」
ぎゅうっと大佐がセルシアを抱き締め、セルシアは優しく大佐の頭をなでる。
優しい声色に寝そうになるが、セルシアを膝から降ろした。
「お菓子は君の手作りじゃないと美味しくない」
『そう言われましても…』
「仕方ありませんね。
材料を買って来てもらいますから。
中佐、書類はいいですから作って頂けますか?」
『分かったわ』
苦笑いしてセルシアが必要な材料を書いたメモを渡す。
「やっぱり、俺っスか…」
「苦手な書類をしないで済んだじゃないか、ハボック」
ブレダにからかわれながらお金とメモを受け取り、買い物に行くハボックだった。
(‥‥今日はお使いばっかりだな)
国家錬金術師ではないが、軍人は念の為に銃を持ち歩くように言われている。
ハボックが戻って来るまで、セルシアは大佐の書類を手伝っていた。
グラマン将軍にお願いして厨房を借り、ハボックが買って来た材料でお菓子作り。
グラマン将軍にもお裾分けすることにはなったが。
(軍の厨房はお菓子作りに必要な道具が揃ってないのよね。
時間もそんなにないから簡単なお菓子しか作れないか)
軍の厨房から甘い匂いが漂うのも不思議な光景だ。
「ワンッ!」
『あら、ブラハ。
匂いに釣られて来たの?
ふふっ…中尉には内緒よ?』
厨房の入口に座っているブラハに焼き上がったクッキーを与えた。
『美味しい?』
「ワンッ!」
『それはよかったわ。
さあ、中尉にバレては怒られるから戻りなさい』
ブラハはお礼のつもりなのか、セルシアの頬を舐めてから出て行く。
クスクスとセルシアは笑う。
クッキーが入った普通のラッピングしたものが数個と綺麗にラッピングされたものが1個。
『…終わった。
中尉、確認をお願いしてもいい?』
「はい」
中尉に書類を渡すと、ぐったりしている大佐に気づく。
『大佐、大丈夫ですか?』
「…セルシア」
グイッと腕を引っ張られ、膝に乗せられて抱き締められた。
『大佐…?』
「‥‥疲れた。
癒してくれないか、セルシア」
『よほど疲れたんですね』
苦笑いしてセルシアが大佐の頭を優しく撫でる。
クスクスと大佐は笑う。
「大佐、まだ仕事は終わっていませんが?
せめて書類を片付けてからにしてくださいませんと…」
「むぅ‥‥少しくらい休んだっていいじゃないか」
拗ねるように大佐は中尉に不満を口にする。
『大佐、終わったら少し休みましょう。
お菓子と共に…ねっ?』
「………。」
『私も手伝いますから』
「大佐、なに中佐に甘えてるんですかι」
ぎゅうっと大佐がセルシアを抱き締め、セルシアは優しく大佐の頭をなでる。
優しい声色に寝そうになるが、セルシアを膝から降ろした。
「お菓子は君の手作りじゃないと美味しくない」
『そう言われましても…』
「仕方ありませんね。
材料を買って来てもらいますから。
中佐、書類はいいですから作って頂けますか?」
『分かったわ』
苦笑いしてセルシアが必要な材料を書いたメモを渡す。
「やっぱり、俺っスか…」
「苦手な書類をしないで済んだじゃないか、ハボック」
ブレダにからかわれながらお金とメモを受け取り、買い物に行くハボックだった。
(‥‥今日はお使いばっかりだな)
国家錬金術師ではないが、軍人は念の為に銃を持ち歩くように言われている。
ハボックが戻って来るまで、セルシアは大佐の書類を手伝っていた。
グラマン将軍にお願いして厨房を借り、ハボックが買って来た材料でお菓子作り。
グラマン将軍にもお裾分けすることにはなったが。
(軍の厨房はお菓子作りに必要な道具が揃ってないのよね。
時間もそんなにないから簡単なお菓子しか作れないか)
軍の厨房から甘い匂いが漂うのも不思議な光景だ。
「ワンッ!」
『あら、ブラハ。
匂いに釣られて来たの?
ふふっ…中尉には内緒よ?』
厨房の入口に座っているブラハに焼き上がったクッキーを与えた。
『美味しい?』
「ワンッ!」
『それはよかったわ。
さあ、中尉にバレては怒られるから戻りなさい』
ブラハはお礼のつもりなのか、セルシアの頬を舐めてから出て行く。
クスクスとセルシアは笑う。
クッキーが入った普通のラッピングしたものが数個と綺麗にラッピングされたものが1個。