第⑨話
夢小説設定
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大佐はその様子を見て苦笑いする。
「セルシア、君の淹れたコーヒーを飲みたいのだが」
『今すぐ淹れて来ます!!』
不機嫌な様子はどこへやら、セルシアは満面の笑みで執務室から出て行く。
「「………。」」
ハボック達は思う、大佐だから出来ることだろうと。
『大佐、淹れて来ました』
「ありがとう。
ミルク入り?」
『疲れているでしょうから。
胃を刺激しないように』
「ありがとう」
大佐は苦笑いを浮かべる。
「しっかりした奥さんって感じですね」
「な、何を言う」
『‥‥っ‥』
ハボックにからかわれて大佐が誤魔化す一方でセルシアは真っ赤になる。
「大佐、胃の調子が悪いんですか?」
「いや‥‥そんなことはないが」
『疲れている時は胃の消化も悪くなるでしょう?』
((大佐限定の心配性か…))
大佐とセルシアを思わず、交互に見て苦笑いする。
大佐に手招きされ、セルシアは首を傾げつつも行く。
『何ですか?』
「いや‥‥ちょっとな」
大佐に髪を触れられ、セルシアはドキッとする。
『大佐…?』
「少しだけ‥‥」
『んっ…』
触れるだけのキスは微かにコーヒーの香りがした。
「お礼にね」
『何ですか、それは…』
「これ以上は中尉に怒られるからやめておこう」
中尉を見ると冷たい眼で大佐を睨むように見ていた。
否、確実に中尉は睨んでいるようだ。
中尉を見てセルシアは苦笑いする。
『怒られないように仕事をした方がよさそうですよ?』
クスッと笑い、大佐の頬にキスした。
「…君は可愛いことをしてくれるね」
唇にキスでないところがセルシアらしいと微笑む。
(微かに香るコーヒーのキス。
悪くなかったかも…)
席に着いて思い出し、セルシアは頬を赤らめる。
大きな事件でない限り、狙われている身である大佐とセルシア。
「大佐とリーゼル中佐はお留守番していてくださいね。
一応、護衛にハボック少尉を置いて行きますから」
ブレダ達を連れて中尉が執務室から出て行く。
「お留守番って…
私達は子供か?」
「置いて行くって、俺は犬っスか?」
(…言い方がちょっとね)
苦笑いしながらセルシアが宥める。
『でも、まぁ、たいした事件にはならなそうでよかったですね』
「…そうだな」
「中尉がいますから、すぐに片付きそうっスね」
『犯人達の方が危険かもね、そういう意味では』
「何ですか、それは…」
『きっと今頃、中尉に圧倒されてるわよ』
「「………。」」
その光景は安易に想像がついた。
「セルシア、君の淹れたコーヒーを飲みたいのだが」
『今すぐ淹れて来ます!!』
不機嫌な様子はどこへやら、セルシアは満面の笑みで執務室から出て行く。
「「………。」」
ハボック達は思う、大佐だから出来ることだろうと。
『大佐、淹れて来ました』
「ありがとう。
ミルク入り?」
『疲れているでしょうから。
胃を刺激しないように』
「ありがとう」
大佐は苦笑いを浮かべる。
「しっかりした奥さんって感じですね」
「な、何を言う」
『‥‥っ‥』
ハボックにからかわれて大佐が誤魔化す一方でセルシアは真っ赤になる。
「大佐、胃の調子が悪いんですか?」
「いや‥‥そんなことはないが」
『疲れている時は胃の消化も悪くなるでしょう?』
((大佐限定の心配性か…))
大佐とセルシアを思わず、交互に見て苦笑いする。
大佐に手招きされ、セルシアは首を傾げつつも行く。
『何ですか?』
「いや‥‥ちょっとな」
大佐に髪を触れられ、セルシアはドキッとする。
『大佐…?』
「少しだけ‥‥」
『んっ…』
触れるだけのキスは微かにコーヒーの香りがした。
「お礼にね」
『何ですか、それは…』
「これ以上は中尉に怒られるからやめておこう」
中尉を見ると冷たい眼で大佐を睨むように見ていた。
否、確実に中尉は睨んでいるようだ。
中尉を見てセルシアは苦笑いする。
『怒られないように仕事をした方がよさそうですよ?』
クスッと笑い、大佐の頬にキスした。
「…君は可愛いことをしてくれるね」
唇にキスでないところがセルシアらしいと微笑む。
(微かに香るコーヒーのキス。
悪くなかったかも…)
席に着いて思い出し、セルシアは頬を赤らめる。
大きな事件でない限り、狙われている身である大佐とセルシア。
「大佐とリーゼル中佐はお留守番していてくださいね。
一応、護衛にハボック少尉を置いて行きますから」
ブレダ達を連れて中尉が執務室から出て行く。
「お留守番って…
私達は子供か?」
「置いて行くって、俺は犬っスか?」
(…言い方がちょっとね)
苦笑いしながらセルシアが宥める。
『でも、まぁ、たいした事件にはならなそうでよかったですね』
「…そうだな」
「中尉がいますから、すぐに片付きそうっスね」
『犯人達の方が危険かもね、そういう意味では』
「何ですか、それは…」
『きっと今頃、中尉に圧倒されてるわよ』
「「………。」」
その光景は安易に想像がついた。