第⑧話
夢小説設定
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ロイは眠たくなるまでの会話だが、セルシアは寝れないのだ。
緊張というのもあるが、何よりも心配事がある。
カーテンの隙間から窓の外を見る。
空は曇っていて雨も降っていた。
(大丈夫、だよね?
雨だけだよね!!?)
涙目で枕に顔を埋めた。
その時、空が光った。
『きゃあっ!!?』
悲鳴を上げてセルシアが布団に潜る。
隣で寝ていたロイは苦笑いする。
(…雷か。
理由が判明したな)
ポンポンと布団の上からセルシアの頭を叩く。
「セルシア、大丈夫か?」
『ロイさん…っ』
既に泣いていて、怖いのか微かに震えながらロイにしがみつくように抱きついた。
「私が側にいるから。
何も心配ない。
ほら、大丈夫だ」
抱き締めたまま、セルシアをベットに寝かせた。
ロイの胸板に顔を埋め、雷が鳴る度にセルシアはビクッと肩を震わせる。
『ふっ、ぇ…
もうやだぁ‥‥』
「大丈夫、落ちたりしないよ」
『でも‥‥怖いものは怖いんです』
「寝ないとダメだろ?
私が側にいるんだから安心して寝なさい」
『…離れないでね』
「はいはい」
妙に子供っぽくなるセルシアに笑みが溢れた。
『グズッ…1人じゃなくて、よかった。
1人だったら絶対に寝れなかったもん』
「それなら安心して寝れるだろう?」
ポンポンと優しく背を叩かれ、まるであやされているようだ。
ロイのぬくもりを感じて恐怖より安心感を覚えた。
『‥‥うん。
ごめんなさい、寝不足に…』
「大丈夫だよ。
気にしなくていいから、おやすみ?」
額にキスされ、目を閉じた。
先程は恐怖であんなに寝れなかったのが嘘のように安心して眠れた。
「…セルシア?」
『すぅ…すぅ…』
離れようとしたら、セルシアの手がロイの服を掴んでた。
苦笑いし、そんなセルシアが可愛くて抱き締めたまま、眠りに着いた。
夜中には煩い程に騒がしかった雷も朝にはすっかり止んでいた。
『ん…っ』
微かな物音にうっすらと目を開け、ロイの腕の中で目を覚ます。
「あぁ、起きた?
おはよう、セルシア」
『…おはようございます』
頬にキスされ、今の状態が把握できずに驚く。
「昨日の雷は凄かったもんなぁ…」
『あ‥‥』
「思い出した?」
恥ずかしくて頬を赤らめながら頷く。
『う~…
だからって、寝顔を見ないでください』
「可愛かったから」
セルシアは顔を手で隠す。
クスクスとロイが笑う。
『あっ、今何時ですか?』
「大丈夫だよ、いつもより早く目覚めただけ。
セルシアが寝坊した訳じゃないから」
『よかった…』
離れようとしたのだが、腰を抱き締められて離れられない。
『…ロイさん?
起きて朝食を‥‥』
「もう少しだけ、ゆっくりする時間まだあるよ」
甘えるようなロイにセルシアは苦笑いする。
緊張というのもあるが、何よりも心配事がある。
カーテンの隙間から窓の外を見る。
空は曇っていて雨も降っていた。
(大丈夫、だよね?
雨だけだよね!!?)
涙目で枕に顔を埋めた。
その時、空が光った。
『きゃあっ!!?』
悲鳴を上げてセルシアが布団に潜る。
隣で寝ていたロイは苦笑いする。
(…雷か。
理由が判明したな)
ポンポンと布団の上からセルシアの頭を叩く。
「セルシア、大丈夫か?」
『ロイさん…っ』
既に泣いていて、怖いのか微かに震えながらロイにしがみつくように抱きついた。
「私が側にいるから。
何も心配ない。
ほら、大丈夫だ」
抱き締めたまま、セルシアをベットに寝かせた。
ロイの胸板に顔を埋め、雷が鳴る度にセルシアはビクッと肩を震わせる。
『ふっ、ぇ…
もうやだぁ‥‥』
「大丈夫、落ちたりしないよ」
『でも‥‥怖いものは怖いんです』
「寝ないとダメだろ?
私が側にいるんだから安心して寝なさい」
『…離れないでね』
「はいはい」
妙に子供っぽくなるセルシアに笑みが溢れた。
『グズッ…1人じゃなくて、よかった。
1人だったら絶対に寝れなかったもん』
「それなら安心して寝れるだろう?」
ポンポンと優しく背を叩かれ、まるであやされているようだ。
ロイのぬくもりを感じて恐怖より安心感を覚えた。
『‥‥うん。
ごめんなさい、寝不足に…』
「大丈夫だよ。
気にしなくていいから、おやすみ?」
額にキスされ、目を閉じた。
先程は恐怖であんなに寝れなかったのが嘘のように安心して眠れた。
「…セルシア?」
『すぅ…すぅ…』
離れようとしたら、セルシアの手がロイの服を掴んでた。
苦笑いし、そんなセルシアが可愛くて抱き締めたまま、眠りに着いた。
夜中には煩い程に騒がしかった雷も朝にはすっかり止んでいた。
『ん…っ』
微かな物音にうっすらと目を開け、ロイの腕の中で目を覚ます。
「あぁ、起きた?
おはよう、セルシア」
『…おはようございます』
頬にキスされ、今の状態が把握できずに驚く。
「昨日の雷は凄かったもんなぁ…」
『あ‥‥』
「思い出した?」
恥ずかしくて頬を赤らめながら頷く。
『う~…
だからって、寝顔を見ないでください』
「可愛かったから」
セルシアは顔を手で隠す。
クスクスとロイが笑う。
『あっ、今何時ですか?』
「大丈夫だよ、いつもより早く目覚めただけ。
セルシアが寝坊した訳じゃないから」
『よかった…』
離れようとしたのだが、腰を抱き締められて離れられない。
『…ロイさん?
起きて朝食を‥‥』
「もう少しだけ、ゆっくりする時間まだあるよ」
甘えるようなロイにセルシアは苦笑いする。