第⑧話
夢小説設定
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中尉が頼まれた荷物を一旦置いて、大佐の執務室のドアをノックして開けた。
返事がないのに不思議に思いながら入室する。
(…静かなはずだわ。
まったく、仕方ないわね)
中尉は呆れたように、ため息をつく。
大佐はセルシアを膝に抱えながら眠っていて、セルシアも安心しきってスヤスヤと寝ている。
「中尉、どうしたんですか?」
「…アレよ」
「「………。」」
ハボック達は黙り込んだ。
内心、羨ましいと思ったりもした。
「あの体勢、きつくないんですかね?」
「…どうかしら」
「起こさないんですか?」
「気持ちよさそうに寝てるから」
「風邪ひかないといいですけど…」
起こさずに中尉は風邪をひかないように毛布を掛けた。
「まぁ、あれだけくっついて寝てれば寒くはないとは思いますけどね」
苦笑いを浮かべながら退室した。
中尉は書類を手にした。
(まぁ、あれだけ大量の書類を一気に片付けたし。
今回は許してあげますよ、大佐)
誤字がないか確認して提出する。
大佐の執務室から微かな物音がした。
「おっ…わ!!?
あ~、抱いたまま寝てたのか」
セルシアを抱え直し、抱き締めた。
スヤスヤと気持ちよさそうに、自分の腕の中で安心しきった寝顔を浮かべるセルシアに大佐は思わず、口元が緩んだ。
(…可愛いな。
まるで小動物だ)
セルシアの頬に触れた。
『んっ、ぅ?』
「おはよう、セルシア」
『…っ!?』
目の前に大佐の顔があり、セルシアは驚く。
『あ、おはようございます。
じゃなくて!!
えっ…と?』
今の状態が把握できてないらしい。
「セルシアを膝にのせたまま、2人して寝てしまったようだ」
『えっ…あっ!!』
ハッと気づき、セルシアが慌てて大佐の膝から降りる。
大佐のぬくもりに安心して寝てしまい、寝顔を見られるよりも恥ずかしかった。
『すみません、重かったですよね?
寝てしまったので』
「軽かったが…」
『ずっと寝てたので。
腕や腰が痛くなったのでは?』
「まぁ、多少は…
それはセルシアのせいではなくて、変な体勢で寝たから‥‥
おわっ!!?」
セルシアに腕をひかれ、ソファに押し倒される。
予想外のことに大佐が目を見開いて驚いた。
『んっ、大佐…』
「ちょっ…待っ…
おっわ!」
『ダメ、です!』
「何故…君が、そんな声を出す、んだ」
何やら大佐の執務室から声が漏れて来る。
「「………。」」
「…起きたようね」
「いやいや、中尉、突っ込むとこ、そこじゃないでしょう!!?」
「何をやってんだ?
もしかして…」
「さすがの大佐でも執務室では…なぁ?」
「でも、大佐以外は居ませんよね?」
ハボック達は大佐の執務室に向かう。
それを見て中尉はため息をつく。
「あっ、ちょッ…
中尉、どうしましょうか?」
「私達も行くわよ」
「…はい」
フュリーは戸惑いながら中尉のあとをついてゆく。
返事がないのに不思議に思いながら入室する。
(…静かなはずだわ。
まったく、仕方ないわね)
中尉は呆れたように、ため息をつく。
大佐はセルシアを膝に抱えながら眠っていて、セルシアも安心しきってスヤスヤと寝ている。
「中尉、どうしたんですか?」
「…アレよ」
「「………。」」
ハボック達は黙り込んだ。
内心、羨ましいと思ったりもした。
「あの体勢、きつくないんですかね?」
「…どうかしら」
「起こさないんですか?」
「気持ちよさそうに寝てるから」
「風邪ひかないといいですけど…」
起こさずに中尉は風邪をひかないように毛布を掛けた。
「まぁ、あれだけくっついて寝てれば寒くはないとは思いますけどね」
苦笑いを浮かべながら退室した。
中尉は書類を手にした。
(まぁ、あれだけ大量の書類を一気に片付けたし。
今回は許してあげますよ、大佐)
誤字がないか確認して提出する。
大佐の執務室から微かな物音がした。
「おっ…わ!!?
あ~、抱いたまま寝てたのか」
セルシアを抱え直し、抱き締めた。
スヤスヤと気持ちよさそうに、自分の腕の中で安心しきった寝顔を浮かべるセルシアに大佐は思わず、口元が緩んだ。
(…可愛いな。
まるで小動物だ)
セルシアの頬に触れた。
『んっ、ぅ?』
「おはよう、セルシア」
『…っ!?』
目の前に大佐の顔があり、セルシアは驚く。
『あ、おはようございます。
じゃなくて!!
えっ…と?』
今の状態が把握できてないらしい。
「セルシアを膝にのせたまま、2人して寝てしまったようだ」
『えっ…あっ!!』
ハッと気づき、セルシアが慌てて大佐の膝から降りる。
大佐のぬくもりに安心して寝てしまい、寝顔を見られるよりも恥ずかしかった。
『すみません、重かったですよね?
寝てしまったので』
「軽かったが…」
『ずっと寝てたので。
腕や腰が痛くなったのでは?』
「まぁ、多少は…
それはセルシアのせいではなくて、変な体勢で寝たから‥‥
おわっ!!?」
セルシアに腕をひかれ、ソファに押し倒される。
予想外のことに大佐が目を見開いて驚いた。
『んっ、大佐…』
「ちょっ…待っ…
おっわ!」
『ダメ、です!』
「何故…君が、そんな声を出す、んだ」
何やら大佐の執務室から声が漏れて来る。
「「………。」」
「…起きたようね」
「いやいや、中尉、突っ込むとこ、そこじゃないでしょう!!?」
「何をやってんだ?
もしかして…」
「さすがの大佐でも執務室では…なぁ?」
「でも、大佐以外は居ませんよね?」
ハボック達は大佐の執務室に向かう。
それを見て中尉はため息をつく。
「あっ、ちょッ…
中尉、どうしましょうか?」
「私達も行くわよ」
「…はい」
フュリーは戸惑いながら中尉のあとをついてゆく。