第⑦話
夢小説設定
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大佐は立ち上がってセルシアを見つめ、優しく頭を撫でた。
「錬金術に詳しい者はいなかったから気づかれてはいないだろうが、上層部に気づかれたら利用されるかもしれない。
口止めはしといたが、何かあったら私に言いなさい」
『…はい』
「‥‥汚れた者に利用されてたまるか」
「まぁ、俺等も何かあったら適当に誤魔化してやるよ」
「私は何も見ておりませんから。
何の話やら分かりませんな」
微かに笑みを浮かべた。
「そんなこと、ありえるのか?
だってさ…」
「中佐の両親は有名な研究者だったからかもしれんな」
『生まれる前から錬金術に囲まれた環境だったので』
「エルリック兄弟、これに関しては他言無用だ。
破れば命令違反で軍事会議にかける」
「わ、分かったよ」
「…はい」
「これについて聞くことも許さん」
大佐が脅すようにエドを黙らせた。
セルシアはため息をついた。
「大丈夫か?
医務室で休むか?」
『…仮眠室で少し休みます』
「あぁ、その方がいいだろうな」
まだ顔色の悪いセルシアの頬に触れる。
『すみません。
少し休ませて頂きます』
「気にしないで休んだらいいさ。
謝ることない」
セルシアの目元にキスし、重たい雰囲気が甘い雰囲気に変わった。
(おいおい‥‥)
(またイチャつき始めてるよ…)
日常なのか、もうハボック達も口には出さない。
「エルリック兄弟はこれからどうする?」
「アルの鎧を直してやりたいんだけど、俺のこの腕では術を使えないしなぁ…」
「我輩が直してやろうか?」
「遠慮します」
『少佐、脱がなくていいから。
というか、早く着て頂戴』
「それは失礼した」
呆れたようにセルシアはため息をつく。
ヒューズだけでなく、アームストロングもセルシアには敵わないのだろうか。
それを聞いた中尉がポツリと呟く。
「そうよねぇ…
錬金術の使えないエドワードくんなんて‥‥」
「ただの口悪いガキっスね」
「クソ生意気な豆だ」
「無能だな、無能!」
その言葉に中尉は頷き、セルシアが苦笑いを浮かべる。
「ごめん、兄さん。
フォロー出来ないよ…」
『事実だからね』
「イジメだーっ!!」
何気にセルシアと中尉も酷い。
アームストロングが泣きながらエドに抱きついた。
「聞いたぞ、エドワード・エルリック!!」
その強すぎる力にエドの悲鳴が上がった。
『大佐、話しちゃったんですか?』
「つい‥‥詰め寄られてね」
『分からなくはありませんけど』
セルシアは苦笑いを浮かべる。
「母親を生き返らせようとしたその無垢な愛!
更に己の命を捨てる覚悟で弟の魂を錬成したすさまじき愛!
我輩感動!!」
「寄るな」
『アームストロング少佐、感動は分かったから離れなさい。
貴方のバカ力は異常だから』
((リーゼル中佐って…))
アームストロングに対してハッキリと言えるのはセルシアと将軍でもある実姉くらいだろう。
「錬金術に詳しい者はいなかったから気づかれてはいないだろうが、上層部に気づかれたら利用されるかもしれない。
口止めはしといたが、何かあったら私に言いなさい」
『…はい』
「‥‥汚れた者に利用されてたまるか」
「まぁ、俺等も何かあったら適当に誤魔化してやるよ」
「私は何も見ておりませんから。
何の話やら分かりませんな」
微かに笑みを浮かべた。
「そんなこと、ありえるのか?
だってさ…」
「中佐の両親は有名な研究者だったからかもしれんな」
『生まれる前から錬金術に囲まれた環境だったので』
「エルリック兄弟、これに関しては他言無用だ。
破れば命令違反で軍事会議にかける」
「わ、分かったよ」
「…はい」
「これについて聞くことも許さん」
大佐が脅すようにエドを黙らせた。
セルシアはため息をついた。
「大丈夫か?
医務室で休むか?」
『…仮眠室で少し休みます』
「あぁ、その方がいいだろうな」
まだ顔色の悪いセルシアの頬に触れる。
『すみません。
少し休ませて頂きます』
「気にしないで休んだらいいさ。
謝ることない」
セルシアの目元にキスし、重たい雰囲気が甘い雰囲気に変わった。
(おいおい‥‥)
(またイチャつき始めてるよ…)
日常なのか、もうハボック達も口には出さない。
「エルリック兄弟はこれからどうする?」
「アルの鎧を直してやりたいんだけど、俺のこの腕では術を使えないしなぁ…」
「我輩が直してやろうか?」
「遠慮します」
『少佐、脱がなくていいから。
というか、早く着て頂戴』
「それは失礼した」
呆れたようにセルシアはため息をつく。
ヒューズだけでなく、アームストロングもセルシアには敵わないのだろうか。
それを聞いた中尉がポツリと呟く。
「そうよねぇ…
錬金術の使えないエドワードくんなんて‥‥」
「ただの口悪いガキっスね」
「クソ生意気な豆だ」
「無能だな、無能!」
その言葉に中尉は頷き、セルシアが苦笑いを浮かべる。
「ごめん、兄さん。
フォロー出来ないよ…」
『事実だからね』
「イジメだーっ!!」
何気にセルシアと中尉も酷い。
アームストロングが泣きながらエドに抱きついた。
「聞いたぞ、エドワード・エルリック!!」
その強すぎる力にエドの悲鳴が上がった。
『大佐、話しちゃったんですか?』
「つい‥‥詰め寄られてね」
『分からなくはありませんけど』
セルシアは苦笑いを浮かべる。
「母親を生き返らせようとしたその無垢な愛!
更に己の命を捨てる覚悟で弟の魂を錬成したすさまじき愛!
我輩感動!!」
「寄るな」
『アームストロング少佐、感動は分かったから離れなさい。
貴方のバカ力は異常だから』
((リーゼル中佐って…))
アームストロングに対してハッキリと言えるのはセルシアと将軍でもある実姉くらいだろう。