第⑦話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
指示を出し、あとのことはヒューズ達に任せて大佐は車に戻って行く。
『ん…っ』
「あっ、起こしたか?
すまない…」
『‥‥迷惑かけてすみません』
「そんなこと思ってないから。
起きても大丈夫なのか?」
『…少し寝たらさっきよりは楽になったので』
「まだ無理するな」
優しく頭をなでると抱き寄せた。
「辛いんだろう?
寄りかかって構わないよ」
『ん、バレてました?
ちょっとだけ…
甘えさせてもらいます』
大佐の肩に寄りかかる。
「寒くはないか?」
『はい、くっついていれば…』
「そうか」
セルシアの手を握ると微かに安堵した表情を浮かべる。
「ぬくもりがあると安心するだろう?」
『ほかの人より、大佐のぬくもりがあると安心します…』
「君は私を喜ばせてくれるね」
『事実、ですよ。
暖かくて安心します…』
小さな寝息が聞こえ、隣を見る。
『すぅ…すぅ…』
「‥‥寝たのか」
話しながら途中で寝てしまい、大佐は苦笑いを浮かべながらも可愛いと思うのだった。
コンコンと車の窓を叩かれる。
「中佐、寝てんのか?」
「…あぁ」
「へぇ~」
「何だよ?」
「いや、別に」
何か言いたそうなヒューズに顔を歪める。
「言いたいことがあるなら言えばいいだろう?」
「中佐のことは随分と可愛がってるんだなぁって。
中尉とも違う感じなんだろう?」
「な…ッ!!?
何故そこに中尉が出て来るんだ」
「大声出したら起こすぞ?」
「おまえが大声を出させてるんだ」
「素直じゃないねぇ。
愛してるって言えばいいだろ、中佐に」
「何を言っているんだ」
微かに大佐が動揺する姿にヒューズは口元を緩める。
「大佐、終わりましたよ。
エルリック兄弟は少尉達と共に車に乗せました。
失礼します」
護衛も兼ねて中尉は大佐と向かい合うように座る。
それに続いて何故かヒューズが中尉の隣に座った。
「‥‥おい」
「何故こちらに…」
「いいじゃねぇか。
アームストロング少佐と乗ると狭くなるんだよ」
「まぁ、それは分かるが…」
「だったら決まり」
「まったく‥‥」
「仕方ありませんね」
大佐と中尉が呆れたようにヒューズを見た。
数台の軍の車が司令部に戻って行く。
車の揺れにセルシアがズレてしまう。
大佐が手を伸ばす前にセルシアは甘えるように大佐の腰にしがみつく。
「「………。」」
「中佐、起きてんのか?」
「寝てるが…」
「起きてたら中佐が勤務中にこんなことしませんよ。
…2人きりの時なら分かりませんけど私達がいる前でするとは思えません」
「2人きりの時って‥‥」
「抱き締めたり、キスしたりしてるじゃないですか。
何度も目撃しているんですが?
出来れば勤務中には避けて頂きたいものです」
「う‥‥」
中尉の言葉に大佐は黙り込み、ヒューズに至っては大佐を見てニヤついていた。
「いや、だって、可愛いから…」
「理由になってませんよ。
中佐も嫌がってくれたら助かるんですけどね」
「嫌がってないのか?」
「大佐になら何をされてもいいです」
「はっ?」
「中佐の真似です」
「あぁ、そういうことか…」
大佐は苦笑いを浮かべ、納得したようにヒューズが頷く。
『ん…っ』
「あっ、起こしたか?
すまない…」
『‥‥迷惑かけてすみません』
「そんなこと思ってないから。
起きても大丈夫なのか?」
『…少し寝たらさっきよりは楽になったので』
「まだ無理するな」
優しく頭をなでると抱き寄せた。
「辛いんだろう?
寄りかかって構わないよ」
『ん、バレてました?
ちょっとだけ…
甘えさせてもらいます』
大佐の肩に寄りかかる。
「寒くはないか?」
『はい、くっついていれば…』
「そうか」
セルシアの手を握ると微かに安堵した表情を浮かべる。
「ぬくもりがあると安心するだろう?」
『ほかの人より、大佐のぬくもりがあると安心します…』
「君は私を喜ばせてくれるね」
『事実、ですよ。
暖かくて安心します…』
小さな寝息が聞こえ、隣を見る。
『すぅ…すぅ…』
「‥‥寝たのか」
話しながら途中で寝てしまい、大佐は苦笑いを浮かべながらも可愛いと思うのだった。
コンコンと車の窓を叩かれる。
「中佐、寝てんのか?」
「…あぁ」
「へぇ~」
「何だよ?」
「いや、別に」
何か言いたそうなヒューズに顔を歪める。
「言いたいことがあるなら言えばいいだろう?」
「中佐のことは随分と可愛がってるんだなぁって。
中尉とも違う感じなんだろう?」
「な…ッ!!?
何故そこに中尉が出て来るんだ」
「大声出したら起こすぞ?」
「おまえが大声を出させてるんだ」
「素直じゃないねぇ。
愛してるって言えばいいだろ、中佐に」
「何を言っているんだ」
微かに大佐が動揺する姿にヒューズは口元を緩める。
「大佐、終わりましたよ。
エルリック兄弟は少尉達と共に車に乗せました。
失礼します」
護衛も兼ねて中尉は大佐と向かい合うように座る。
それに続いて何故かヒューズが中尉の隣に座った。
「‥‥おい」
「何故こちらに…」
「いいじゃねぇか。
アームストロング少佐と乗ると狭くなるんだよ」
「まぁ、それは分かるが…」
「だったら決まり」
「まったく‥‥」
「仕方ありませんね」
大佐と中尉が呆れたようにヒューズを見た。
数台の軍の車が司令部に戻って行く。
車の揺れにセルシアがズレてしまう。
大佐が手を伸ばす前にセルシアは甘えるように大佐の腰にしがみつく。
「「………。」」
「中佐、起きてんのか?」
「寝てるが…」
「起きてたら中佐が勤務中にこんなことしませんよ。
…2人きりの時なら分かりませんけど私達がいる前でするとは思えません」
「2人きりの時って‥‥」
「抱き締めたり、キスしたりしてるじゃないですか。
何度も目撃しているんですが?
出来れば勤務中には避けて頂きたいものです」
「う‥‥」
中尉の言葉に大佐は黙り込み、ヒューズに至っては大佐を見てニヤついていた。
「いや、だって、可愛いから…」
「理由になってませんよ。
中佐も嫌がってくれたら助かるんですけどね」
「嫌がってないのか?」
「大佐になら何をされてもいいです」
「はっ?」
「中佐の真似です」
「あぁ、そういうことか…」
大佐は苦笑いを浮かべ、納得したようにヒューズが頷く。