第⑥話
夢小説設定
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昼休憩になり、雨が降っている今日も室内で食べる。
『はい、どうぞ』
「いつもありがとう。
ん、うまいな」
『私がしたいだけですよ。
喜んでもらえるのは嬉しいですから』
「そうか」
『…大佐にしか私はしませんよ』
嬉しそうに大佐は口元が緩む。
「中央で最近は一段と物騒な事件が多いみたいだな。
こっちにも噂が広がってるくらいだし」
『…そうですね』
「まぁ、東方もそうだが。
こう物騒だとデートも出来んな。
初デート以来、君とデートが出来てない」
『えっ…
私とのデートの話だったんですか!!?』
「ほかの女性の話をするほど、私は無礼な男じゃないぞ」
『あ、いえ、そういう訳じゃないんですけど』
セルシアは苦笑いを浮かべた。
『別に話してくれてもいいんですよ』
「ほかの女性の話なんてつまらん」
それは嘘ではないようでセルシアは嬉しかった。
「また今度、デートしような」
『…はい///』
改めて言われると照れてしまう。
前々から噂があったので、写真で噂は更に広がった。
当然ながら上官の耳にも噂が入る。
「マスタング大佐」
「これはハクロ将軍、どうかなさいましたか?」
ハクロ将軍は大佐の出世をよく思っていない上官の1人である。
「ちょっと用事があって来たんだが、あの噂はどうなのかと思ってね‥‥」
(面倒な奴に見つかったな…)
(それなら、さっさと用事を済ませて帰ればいいのに!!)
心とは裏腹に穏やかな笑みを浮かべる。
中尉達は少し離れて様子を見ていた。
「噂とは?」
「とぼけるつもりか?
リーゼル中佐との写真は証拠になった。
自分の部下に手を出すとはね」
『ハクロ将軍、それは違います。
私は自ら大佐の部下になりました。
部下になる前に出会ってますので』
「それでもだ」
「…上官と部下がそういう関係になってはいけない決まりがあるんですか?」
「認めるというのか?
軍の狗は立派なものだな」
『私は軍の狗ではありません』
「あぁ、大佐の狗か?」
『違います。
“マスタング大佐”の狗です。
ほかの大佐にも軍人にも尽くすつもりはありません。
私の上官はロイ・マスタング、ただ1人です』
にっこりと笑うセルシアだが、それは恐ろしく、挑発するような怒りに満ちた瞳。
『はい、どうぞ』
「いつもありがとう。
ん、うまいな」
『私がしたいだけですよ。
喜んでもらえるのは嬉しいですから』
「そうか」
『…大佐にしか私はしませんよ』
嬉しそうに大佐は口元が緩む。
「中央で最近は一段と物騒な事件が多いみたいだな。
こっちにも噂が広がってるくらいだし」
『…そうですね』
「まぁ、東方もそうだが。
こう物騒だとデートも出来んな。
初デート以来、君とデートが出来てない」
『えっ…
私とのデートの話だったんですか!!?』
「ほかの女性の話をするほど、私は無礼な男じゃないぞ」
『あ、いえ、そういう訳じゃないんですけど』
セルシアは苦笑いを浮かべた。
『別に話してくれてもいいんですよ』
「ほかの女性の話なんてつまらん」
それは嘘ではないようでセルシアは嬉しかった。
「また今度、デートしような」
『…はい///』
改めて言われると照れてしまう。
前々から噂があったので、写真で噂は更に広がった。
当然ながら上官の耳にも噂が入る。
「マスタング大佐」
「これはハクロ将軍、どうかなさいましたか?」
ハクロ将軍は大佐の出世をよく思っていない上官の1人である。
「ちょっと用事があって来たんだが、あの噂はどうなのかと思ってね‥‥」
(面倒な奴に見つかったな…)
(それなら、さっさと用事を済ませて帰ればいいのに!!)
心とは裏腹に穏やかな笑みを浮かべる。
中尉達は少し離れて様子を見ていた。
「噂とは?」
「とぼけるつもりか?
リーゼル中佐との写真は証拠になった。
自分の部下に手を出すとはね」
『ハクロ将軍、それは違います。
私は自ら大佐の部下になりました。
部下になる前に出会ってますので』
「それでもだ」
「…上官と部下がそういう関係になってはいけない決まりがあるんですか?」
「認めるというのか?
軍の狗は立派なものだな」
『私は軍の狗ではありません』
「あぁ、大佐の狗か?」
『違います。
“マスタング大佐”の狗です。
ほかの大佐にも軍人にも尽くすつもりはありません。
私の上官はロイ・マスタング、ただ1人です』
にっこりと笑うセルシアだが、それは恐ろしく、挑発するような怒りに満ちた瞳。