第⑥話
夢小説設定
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セルシアが執務室に戻って来ると心配そうに見つめられる。
「あの‥‥えっと。
何ていうか…」
「大丈夫ですか?
大佐から聞いた訳ではありませんが…」
『心配ないわ。
ありがとう』
「‥‥いえ」
ふわりとセルシアが微笑む。
『電話して来るわ』
「はい、分かりました」
セルシアが執務室から出て行く。
『あ、はい…
お久しぶりです。
裁判所から連絡が来たので‥‥
はい、私は大丈夫です。
すみませんが、お願いします』
裁判所から来た通知を伝える為に親戚に電話した。
「身体は大丈夫なのか?」
『はい、大丈夫ですよ』
「軍人になると君が決めたのなら反対はしないが、身体には気をつけるんだぞ?
危険かと思うが…」
『危険を承知で入隊したんですから。
私の味方になってくれる方もいますし、彼にならついていけると思いました』
「好きなのか?」
『んな…っ///』
「ははっ!
素直だな、相変わらず。
君が好きなら軍人でも構わないさ。
時間が空いたら遊びにおいで」
『‥‥はい』
会話が終わると電話を切った。
私用なので軍の電話ではなく、外の電話を利用した。
「リーゼル中佐、お帰り」
『ただいま戻りました』
「電話は終わったのか?」
『はい、報告に』
「…そうか」
執務室に戻ると大佐に出迎えられた。
「…中佐に関しては過保護ですね」
「そ、そうか?」
「大佐、保護者ですか?」
「失礼な。
私はまだ若いぞ」
「それは童顔だから、そう見えるんスよ」
「んなっ!!
減給してやる」
「何でですか!」
「うるさいっ!!」
ハボックはいつも一言多い。
『老けて見えるよりはいいかと思いますが…』
「老けて見えたら若造だと言われなかったかもな」
「大佐、いい大人が拗ねないでください」
「………。」
呆れたように中尉が大佐を見る。
幼少期に両親を亡くして甘えられなかったから、こうして甘えるのかもしれない。
信頼できるからこその行動だ。
『クスッ…私は童顔の方が好きですよ。
若く見えた方がいいこともありますし。
まぁ、確かに実際年齢より低く見られますけどね』
「………。」
チラッと大佐はセルシアを見る。
セルシアは大佐の机に置いてある書類を見た。
『少し休憩しましょうか?
中尉、いいかしら』
「…少しなら構いませんよ。
真面目に仕事をしてましたから」
『ありがとう。
大佐、たまには紅茶なんてどうですか?』
「紅茶?
別に構わないが…」
『それじゃ、待っていてくださいね』
にっこりと笑ってセルシアが執務室から出て行く。
「???」
首を傾げつつも、大佐の執務室に行く。
(大佐を操ってるよ、この人…)
(さすが中佐ね)
(いろんな意味で凄いな)
(まるで猛獣使いだ‥‥)
妙に納得をしている中尉を除き、唖然としていた。
『失礼します。
はい、どうぞ』
「ありがとう。
クッキー?」
『朝時間があったので作ったんですよ。
甘さ控えめにしてありますから。
大佐の家はキッチンにお菓子作りの用具も揃っていますから、助かりました』
(…買い揃えたなんて言えないな)
大佐は微かに口元を緩めた。
「あの‥‥えっと。
何ていうか…」
「大丈夫ですか?
大佐から聞いた訳ではありませんが…」
『心配ないわ。
ありがとう』
「‥‥いえ」
ふわりとセルシアが微笑む。
『電話して来るわ』
「はい、分かりました」
セルシアが執務室から出て行く。
『あ、はい…
お久しぶりです。
裁判所から連絡が来たので‥‥
はい、私は大丈夫です。
すみませんが、お願いします』
裁判所から来た通知を伝える為に親戚に電話した。
「身体は大丈夫なのか?」
『はい、大丈夫ですよ』
「軍人になると君が決めたのなら反対はしないが、身体には気をつけるんだぞ?
危険かと思うが…」
『危険を承知で入隊したんですから。
私の味方になってくれる方もいますし、彼にならついていけると思いました』
「好きなのか?」
『んな…っ///』
「ははっ!
素直だな、相変わらず。
君が好きなら軍人でも構わないさ。
時間が空いたら遊びにおいで」
『‥‥はい』
会話が終わると電話を切った。
私用なので軍の電話ではなく、外の電話を利用した。
「リーゼル中佐、お帰り」
『ただいま戻りました』
「電話は終わったのか?」
『はい、報告に』
「…そうか」
執務室に戻ると大佐に出迎えられた。
「…中佐に関しては過保護ですね」
「そ、そうか?」
「大佐、保護者ですか?」
「失礼な。
私はまだ若いぞ」
「それは童顔だから、そう見えるんスよ」
「んなっ!!
減給してやる」
「何でですか!」
「うるさいっ!!」
ハボックはいつも一言多い。
『老けて見えるよりはいいかと思いますが…』
「老けて見えたら若造だと言われなかったかもな」
「大佐、いい大人が拗ねないでください」
「………。」
呆れたように中尉が大佐を見る。
幼少期に両親を亡くして甘えられなかったから、こうして甘えるのかもしれない。
信頼できるからこその行動だ。
『クスッ…私は童顔の方が好きですよ。
若く見えた方がいいこともありますし。
まぁ、確かに実際年齢より低く見られますけどね』
「………。」
チラッと大佐はセルシアを見る。
セルシアは大佐の机に置いてある書類を見た。
『少し休憩しましょうか?
中尉、いいかしら』
「…少しなら構いませんよ。
真面目に仕事をしてましたから」
『ありがとう。
大佐、たまには紅茶なんてどうですか?』
「紅茶?
別に構わないが…」
『それじゃ、待っていてくださいね』
にっこりと笑ってセルシアが執務室から出て行く。
「???」
首を傾げつつも、大佐の執務室に行く。
(大佐を操ってるよ、この人…)
(さすが中佐ね)
(いろんな意味で凄いな)
(まるで猛獣使いだ‥‥)
妙に納得をしている中尉を除き、唖然としていた。
『失礼します。
はい、どうぞ』
「ありがとう。
クッキー?」
『朝時間があったので作ったんですよ。
甘さ控えめにしてありますから。
大佐の家はキッチンにお菓子作りの用具も揃っていますから、助かりました』
(…買い揃えたなんて言えないな)
大佐は微かに口元を緩めた。