第2Q
1年 36-37 2年
その差に余裕を持っていた二年生は慌てる
それに加え黒子と火神の連携プレーがさらに良くなった
リ「…”これも”目的に入ってたワケだ?」
『何のことですか?』
リ「火神くんにバカにされてキレたのは本当だろうけど、自分と黒子くんがやってる連携プレーを見せて火神くんに学ばせた
…ほかの1年から黒子くん、##NAME1##ちゃんへ来るボールの流れも含めて、ね」
『さすがですね。リコ先輩
まぁテツヤのプレースタイルは中々いないですから
見本があったほうがいいかと思って』
日「ったく、どっちか片方でもシンドイのに……
(二人組んだ時のこの獰猛さは手がつけらんねーな!!)」
そして、ラスト数秒
2年生のパスミスによって、ノーマークだった黒子にボールが渡った
黒子はドリブルでゴールに向かう
「いけえ、黒子!!」
『あ。カントク、1つ、元チームメイトからのアドバイスです』
リ「?」
『テツヤはパス回し以外は…』
黒子がシュートを打ち、そのままゴールに入る……
「勝っ……!」
カボン!!
が、ゴールの縁に当たり得点ならず
期待していた他の一年生もガッカリした顔で黒子を見ていた
『パス回し以外、ほとんど素人並みかそれ以下です。凡人以下です』
リ「………………;」
そんな##NAME1##の言葉にリコも黙ってしまった
火「……だから弱ぇ奴はムカツクんだよ」
しかし、まだ試合は終わっていなかった
黒子がシュートしそこねたボールを火神がキャッチし、ダンクを決める
火「ちゃんと決めろタコ!!」
そこで試合終了
結果は1年生の勝ち
2年生は新しい戦力に笑みが零れる
日「ははっ!
(まあ……味方なら頼もしい限りってことか…)」
この練習試合によって誠凜バスケ部は新たな戦力を手に入れた
~オマケ~
日「##NAME1##ちゃん、帝光の女バスに入ってたの?」
『? いえ、帝光に女バスなくて…』
小「え?そーなの?」
リ「でもあの動き…ブランクあるわけじゃないわよね?」
『はい。ずっと中学の時もやってましたから』
リ「どこでやってたの?ストリートとか?」
『いえ、帝光で』
「「「「?」」」」
リ「え?帝光に女バスはないのよね?」
『はい』
日「じゃあどうやって」
黒「僕らと一緒に出てましたよ?」
「「「「え?」」」」
『帝光中の”男子バスケ部”でレギュラーでした』
「「「「えぇぇぇええええ!!?;」」」」
黒「##NAME1##さんは中学男子バスケ協会から女子で唯一男子バスケ部で公式試合に出て良いと言われているんです」
『まぁ中学の時限定だったので高校からはないんですけどね~
それに”女”ってだけで恨まれるので、決勝戦は絶対出ませんでしたけど…』
リ「そういえば聞いたことがあったわ…
帝光で男子バスケ部に女子が出場してるって
そして唯一”キセキの世代が認め、キセキの世代と同等の才能を持つ女子プレイヤーがいる”って
##NAME1##ちゃんが”キセキの女帝”だったの!?」
『あーなんか雑誌にそう書かれた様な…;』
黒「いいじゃないですか
似合ってますよ、女帝」
『どういう意味かなテツヤこら(怒)』
黒「そういうとこです」
「「「「(##NAME1##ちゃん…未知だ…)」」」」