第1Q




日「カントク!
  いつまでボーッとしてんだよ!」


見惚れていたリコは日向に呼ばれ、我に返る


リ「ごめんっっ!
  で、えっと……」


日「全員視たっしょ、火神(アイツ)でラスト」


リ「あっ、そう?」


『あ。監督、まだ1人…』


##NAME1##が声をかけるが、何か考え事をしているようで聞こえていなかった


まぁ、どうせ目の前まで来ればわかるし…と考え、放置することにした


そう決めたと同時に、リコがこちらに振り返った


リ「そういえば同じ帝光中の子がいたわよね?」


『はい。黒子テツヤってやつが…』


リ「黒子君はこの中にいる?」


日「あ!そうだ、帝光中の……」


「え!?帝光ってあの帝光!?
もしかして##NAME1##ちゃん……」


『帝光中の男子バスケ部のマネージャーしてましたよ?』


「マジすか……」


その後、皆で黒子の名前を呼び続けた
##NAME1##は黒子がいることを言おうとしたが…誰も聞いてくれなかった(寂しい)



リ「(あれー?
あんな強豪にいたなら視りゃわかると思ったんだけど……)



仕方ないとばかりにリコは声を張り上げる


リ「今日は休みみたいね
  いーよ、じゃあ練習始めよう!」



「あの……スミマセン」



練習開始を告げると同時に、リコの目の前に人影が現れた





「黒子はボクです」







リ「きゃぁぁあ!?」


突然目の前に現れた人間に驚くリコ

大声を上げたリコに部員達が集まる


日「うわぁ何?
  …………うおっっ!?ダレ!?」


「黒子テツヤです」


当然他の部員もしばらく経ってから黒子の存在に気づく



日「いつからいたの?」


黒「『最初からいました/よ』」


日「ウソォ!!?」







リ「(目の前にいて気づかなかった…!?
   ……え?今、黒子って言った!?

   てゆーか、カゲ薄っすっっ!!)」




リコは冷や汗を流しながら黒子を眺めた

黒子はやっと自分の存在に気づいた部員達に囲まれる



日「……え?じゃあつまりコイツが!?
”キセキの世代”の!?」


小「まさかレギュラーじゃ……」


日「それはねーだろ、ねぇ、黒子君」


先輩達の発言に黒子と##NAME1##は顔を見合わせる



黒「………?」


『いや試合には普通に…』


黒「出てましたけど……」



日「だよな……









……うん?」



小「え?……え?」




「「「「え"え"え"え"~~~!?」」」」


このサラッと言った言葉に先輩だけでなく、同じ新入部員もとても驚いた






「「「(信じらんねぇ~!!!)」」」







リ「ちょっ……シャツ脱いで!!」


黒「え?着ちゃった……」



リコは慌てて黒子の体を見た
そして、言葉を失う……









火「(なんなんだ、アイツは……!?)」




火神は部員全員を驚かせた黒子にイライラしていた
脱いだシャツを着ている黒子を睨みつける




リ「(………………!?)」
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