第6Q




黄「…………相変わらずっスね」



『そうだね~あの自信家なとこも…あの”目”も…』



黄「…俺もあの”目”してたッスか?」


クスクス
『うん。してた』


黄「うえっ……スゴい目をしてたんスね…」


クスクス
『そうだね!
 でも今の目は好きだよ!』


黄「…俺の事も好きになってほしいッス」



黄瀬の言葉にまた笑い、空を見上げる



『少なくとも”アイツ”より良い目になったからなぁ…』


黄「…連絡、取ってんすか?」


『いや…卒業式以来取ってないよ…連絡もしてくるタイプじゃないからね(苦笑)』


黄「…##NAME3##」


『…でも大丈夫!アイツがどう思ってたとしても…
私は私のわがままで離れたんだから…ね』


黄「…飽きたら、俺の胸と隣、空いてるッスよ」


『あはは!ありがとう
 じゃ、またね』


黄「あ、送るっスよ!」



『大丈夫!
 じゃあね!』



黄瀬の制止の声を無視し、校門へと駆けていったが、突然立ち止まり、再び黄瀬へ振り返った


黄「? 忘れもんッスか?」



『………うん!…
 




 涼太!!!!



 負けて悔しいだろうけど!


 負けてくれて!変わってくれて!!


 ありがとう!!!!」





黄「!
  負けてありがとうって…;


  <スーーッ>
  俺も!!ありがとうッス!!!

  次は勝つッスよ!!!!!!」





『あはは!望むところだー!!』




##NAME1##はそういうと、今度こそ本当に去っていった




黄「ホント、あんたには一生叶う気がしないッスわ…
  
  なぁ、アンタはいつまで##NAME1##を1人にするつもりッスか?」
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