第4Q
そして
黄瀬2VS##NAME1##2
次の##NAME1##のオフェンスで決着がつくところまで行った
それまで体育館は静寂が包み込み
##NAME1##と黄瀬が動く音のみで支配していた
2人の気迫に誰もが魅了されていた
『次がラストだよ』
黄「望むところッス!」
『…最後位、アップを意識しないで本気でやってみる?』
「「「!?;」」」
体育館が##NAME1##の発言に驚きを示している中、黄瀬は嬉しそうに顔を##NAME1##に向けた
黄「! いいんスか!?」
『いやさすが全面コート使用する為とはいえこれから試合する涼太のアップに…と思ったけど
ラスト1本くらいは本気でやろうかな?ってね』
黄「…是非、お願いしたいッスわ」
それを傍から見ていた誠凛メンバーも驚きを示した
リ「え!?、えぇ!?
今までのっ本気じゃなかったの!?;」
黒「そうですね
目的は黄瀬くんのアップでしたし…
##NAME1##さんも負ける気はなかったので2VS2に持って行ったんだと思います
でなければ、黄瀬くんでも1本取れたかどうか…」
火「…そんなに強ぇのか…」
黒「キセキの世代・キャプテンが唯一、自分の隣に立つ人。と認めた人ですから」
黒子の話しを俄かに信じきれない誠凛メンバーだが、次の1on1で##NAME1##の実力を知ることとなる
『じゃ!やろうか』
黄「はいよッス!」
##NAME1##がゴールへ向かい、黄瀬がガードする
が、当然##NAME1##は避ける
黄瀬は構わず突っ込むが、##NAME1##の手から離れたボールは…同じ、ただのドリブルと同じモーションであったにも関わらず、大きくバウンドし、黄瀬の頭を飛び越えた
黄「な…っ!!」
すぐ後方へジャンプし防ごうとするが、黄瀬の指先を掠めただけ
##NAME1##が跳び、空中でボールをキャッチし、そのままレイアップを決めるかと思われたが、黄瀬が再び##NAME1##の前へ立ちふさがった
『ちっ』
一度着地し後ろへで距離を取ると、黄瀬も##NAME1##を追って距離を詰める
いくら##NAME1##が強くとも、黄瀬が距離を詰めてしまえば身長差で##NAME1##はシュートを打てなくなるからだ
が
黄瀬がボールに気を取られているスキに##NAME1##は横へジャンプし
そのまま片手でボールを放った
黄「うっそ!?;」
ガコンッ!!
『よし!私の勝ち!!』
##NAME1##は両手を挙げ、完全勝利を喜んでいた
黄瀬は悔しそうに膝に両手をつき下を向いていた
黄「はぁ~;
##NAME3##のそのスタイル、ズルイッスよ~」
『才能と言ってくれないかな?』
2人でワイワイしている中、この場にいた全員の口は閉じることができなかった
リ「んな…っ」
日「なんだ今の…っ!?」
黒「##NAME1##さんは元々、ストリートバスケでやってきた方なので…予測不可能・ボールを操る技術
この2つが##NAME1##さんが”女帝”と言われている強さの秘密です」
黄瀬と##NAME1##の談笑が終わり
スキップしながらリコたちの下へと戻った
『カントク
無事勝利しました!』
リ「ありがとう##NAME1##ちゃん!」
『まだまだ涼太には負けません!
さぁ、これで思いっきりやれますよ!v』