第4Q
数分後…
『カントク』
リ「お。準備万端だね」
リコたちが振り向くと、ちょうど更衣室かたジャージに着替えてきた##NAME1##がいた
軽くストレッチをしている
『帰りにストリート行く予定にしててよかったですよ;
おかげで着替えもその後の準備もあったし…
…ちょっとあのガキ調教してくるので、みんな身体冷やさないようにしてて下さい』
リ「おっけーわか…ん?;…調教…?;」
『あぁ、お気になさらず
昔の様に…再教育してやるだけですv』
日「…お前ら…##NAME1##ちゃんを本気で怒らすな…
死 ぬ ぞ 」
「「「はい…;」」」
先日から感じている##NAME1##の恐怖を日々強く感じている誠凛であった…
説明をすると、全面コートを使うという屈辱を味わうことを渋っていた海常監督に、黄瀬が##NAME1##との1on1で##NAME1##が勝ったら全面コートを使わせてほしい
と直談判してくれたらしい
もちろん海常の監督は黄瀬が勝つと思っているので快くOKを出したのであった
黄「じゃあまず俺がオフェンス、##NAME3##がディフェンスで5本勝負!
で、どうッスか?」
『…OK
さて、じゃあヤろうか、涼太』
ディフェンスの為、重心を低くし構え##NAME1##からは静かな闘志がみえた
そしてその瞳を見た黄瀬は昔、憧れの人と1on1していた##NAME1##の姿が浮かぶ
ゾクッ
黄「(そうだ…これだ…この瞳に真っすぐ見つめられたくて…俺は…)
いいッスね…やっぱ最っ高ッスわ!##NAME3##!!」
黄瀬が真っすぐ##NAME1##に向かう
右へ視線を向けたが、体は左へ、そのまま抜こうとするが、当然の様に##NAME1##が立ちふさがる
それを予想していた黄瀬は自転し、方向を変えるが、再び##NAME1##が立ちふさがる
##NAME1##の足の間にボールをくぐらそうとするが、##NAME1##が予想して少し距離を取る
笠「…すげぇな…」
リ「黄瀬君の動きもすごいけど…
黄瀬君の動きについていく##NAME1##も凄い…」
黄「…さすが、“目”は相変わらずッスか」
『征十郎の目には敵わないよ
私のはただ“動体視力がいいだけ”だからね』
ダンッ
黄「なっ!?」
『昔話に気をとられるからだよ』
今の一瞬のスキをついて
黄瀬からボールを奪い取った
それも一瞬の瞬きの間、である
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『ほらまたよそ見して!』
黄「してないッスよ!##NAME3##が速すぎるんッスよ!!」
『し・て・た!
それともなぁに?私じゃ天才・黄瀬涼太の相手には役不足かしら?』
黄「なっ!んなことないッスよ!!むしろもったいないくらいッス!!」
『お、おぉう…ありがとう;
…なんで熱くなった…?;』
「黄瀬~なぁに##NAME1##口説いてんだぁ?」
「口説いてないッス!ただ##NAME3##は俺とお似合いだって話しッスよ!」
「あ″?…それは俺に対する挑戦かぁ?
いいぜ受けてやるよ
ボッコボコにしてやるからよォ」
「はぁ…
バカめ…##NAME1##とお前らの様なバカを一緒にするな」
「あぁ!?」
「ちょっと!酷いッスよ!!」
「え~俺とのがお似合いっしょ~
お菓子好きだし~」
「お前は黙ってろ!怒」
「ふふ…緑間も紫原も必死だな
そんなんじゃ、黄瀬に##NAME1##を取られるぞ?青峰」
「いーんだよ、コイツが俺から離れねーんだからな」
『!もうっ何その自信~!』
「そうだよ!##NAME1##はモテるんだからね!
朝だってまぁた告白されてたし!!」
「…何?」
『わー!!!;さつきそれは余計!!!;』
「おい聞いてねーぞ##NAME1##!!怒」
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『…ふふっ』
黄「?なんッスか?」
『いや…思い出してさ…全国制覇する前の…あの頃…涼太が1軍になったばっかり位の時かな…』
黄「…そんな余裕、あるんスか?」
『いや?結構本気(マジ)だよ…
強くなったね、涼太』
黄「!」
『でも…まだだ
まだ、帝光時代の感覚・考えから変化がないなら…
私には勝てないよ』
さぁ、今度は涼太の番だよ?