第4Q





火神の馬鹿力のおかげで、オールコートを使うことになった練習試合


伊「まさか火神があんなことするとはな~」


日「同じチームでも予想外だった……」




監督「ぐぬぅ~~ゴールを壊されたとはいえ…っ」


黄「(まだ渋ってんのか…
  !なら…)
  
  監督!」


監督「なんだ、黄瀬」


黄「ちょっと提案があるんッスけど…」
















黄「と、いうわけで、俺を1on1して下さいッス!」


とてつもなく嬉しそうな黄瀬とは裏腹に、真顔で黄瀬を見上げる##NAME1##


『…涼太、私はお前をバカだバカだと思ってきた
 それはもう“アイツ”と同じくらいバカだと思って来た
 が、私のデータを越えたバカはもう手の施しようもないバカに成長した
 よって、私にお前の提案を受け入れる意味はない』



黄「うわー久々ッスね##NAME3##の辛辣なマシンガントーク
  でも、いいんッスか?
  このままじゃこの練習試合は中止
  ウチの監督になめられたまま、になるッスよ?」



『……』


渋る##NAME1##をみて、黄瀬は秘策を思いついた


黄「…!
  なら、今度取材で”毎日行列ができるイチゴパフェ屋”に行くッスけど、その時一緒に連れて行ってあげるッスよ!」


「!!(キラキラキラ)
 やるっ!!」


黄「決まりッスね(ニカッ)」




そんな2人の様子を見ていたリコをはじめ誠凛メンバーは旧友の黒子に色々質問をし始めた


リ「…黒子君
  なんで##NAME1##ちゃんはイチゴパフェに釣られたの?
  そして黄瀬くんは何であそこまで必死に…;」


黒「##NAME2##さんは極度な甘党なんです
  黄瀬くんの方は##NAME2##さんとデートできると思ったからじゃないですか?」


日「黄瀬は…##NAME1##ちゃんのことが好きなのか?」


黒「そうですね
  多分、僕を含めキセキの世代はみんな彼女の事が好きでした」


小「…あーいや、友情の方じゃなくて…」


黒「? 恋愛的な意味ですか…」



「「「えぇーーー!?(小声)」」」



リ「そうなの!?え!?じゃあなに6・・・いや7角関係!?複雑!!」


日「それは##NAME1##は知ってるのか!?」


黒「知ってますよ
  本人の前でよくケンカしてました」


伊「それはそれで凄いな…」


小「##NAME1##は彼氏いなかったのか?」


黒「いました…というより、います」


「「「え?」」」


黒「今は距離を置いてるみたいですが…『テツヤ』…あ。」



「「「あ。」」」



『その話はいいから』




後ろに黒いオーラを纏った##NAME1##が真顔で立っていた

少し悲しみを滲ませながら…


それを察した黒子は素直に謝る



黒「すみません…」


『わかればよろしい
 カントク。ということなのでちょっと運動してきます』


リ「え、えぇ!任せたわ!」


日「はぁ…でも大丈夫なのか?
  いくら##NAME1##ちゃんが強いとはいえ…」


リ「ん~;…黒子くんはどう思う?」


黒「##NAME1##さんでしょう」


「「!」」


リ「…即答ね…」


黒「見ていればわかりますよ…
  黄瀬君にバスケを教えたのは##NAME2##さんですし、”憧れた人のライバル”ですから」
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