第3Q
黄「アレ?知らないんスか?
今の”キセキの世代”がいるのは##NAME3##のおかげと言っても過言ではないんっスよ?」
個人特有の才能を伸ばす練習法
全体のメニューとは別に作られた自分だけの練習メニュー
時折与えられるアドバイスはその後の練習に大きく影響を与えた
そして、試合で見せるゲームメイクと独特のスタイル…
黄「“キセキの世代”の練習メニューを全~部作ってくれたのは
いつもオレ達のプレイを観察、解析してた##NAME3##っス!!」
日「…………マジで?」
『まぁ…みなさんにはまだ言ってなかったですし…
涼太達に至っては本人達の才能もあってか予想以上に伸びちゃいましたけど;』
喜ぶ黄瀬とは別にリコや部員達は黄瀬のプレイ以上に驚いた
リ「(ただマネージャーやってただけじゃなかったのね……!?
帝光バスケ部、恐ろしや!!)」
黄「こんなとこじゃ宝の持ち腐れだって、ね、どうスか」
意外としつこい黄瀬の勧誘に黒子と##NAME1##は顔を見合わせ、そして言う
黒「そんな風に言ってもらえるのは光栄です」
黒「『丁重にお断りさせて頂きます』」
黄「文脈おかしくねぇ!?」
ぺこりと礼儀正しくお辞儀をした二人に黄瀬はまた泣く
黄「そもそもらしくねっスよ!
勝つことだけが全てだったじゃん!
なんでもっと強いトコ行かないの?」
黒「”あの時”から考えが変わったんです
何より火神君と約束しました。
キミ達を……
”キセキの世代”を倒すと」
そんな宣戦布告に黄瀬の顔が引きつった
黄「……やっぱらしくねースよ
そんな冗談言うなんて」
火「ハハッ!」
しばらく黙っていた火神が嘲笑った
火「(これが”キセキの世代”……スゲーわマジ……
ニヤけちまう……しかも、もっと強ーのがまだ4人もいんのかよ!?)」
火神は腰を上げると、黒子の側まで近寄る
火「ったく、なんだよ……
オレのセリフとんな黒子」
黒「冗談苦手なのは変わってません、ボク達2人とも
本気です」
黒子と火神、そして##NAME1##は挑発するかのように黄瀬を見据えた
『涼太…卒業式の後、体育館でみんなとした約束
覚えてる?』
黄「!
そりゃ…覚えてるッスよ」
『そして私の”宣言”も覚えてる?』
黄「…」
『”私は…プレイヤーとしてもサポートとしてもみんなを越えてやる”
そして
”今のみんなのその瞳の曇りを絶対晴らして見せる”って…』
黄「!!…本気…なんッスね」
『二言はないわ』
黄「ふぅ、わかったッス
じゃ、今度の練習試合でみせてもらうッス
##NAME3##達の力を」