episode2 よろしく








ロ「これから仲間に加わる##NAME2##・##NAME1##だ」



『どうぞよろしくお願いします(ペコッ)』




ローに連れられ、ハートの海賊船へと案内され、食堂に集まっていたクルーに声をかけて自己紹介…と、怒涛の仲間入りが決まった


が、こちらは元海軍…簡単には信用してくれないだろうと考えながら顔をあげると、クルーたちが歓声を上げた



『!?;…!?!?;』



「これからよろしくなー!」


「元中将が仲間なんて心強いよな!!」


「なんで海軍抜けたの!?」


「美人だ!!」


「キャプテンどうやって口説き落としたんですか~!」



ロ「…うるせぇぞ、お前ら…」


シャ「あ!俺シャチってんだ!よろしくな!」


ベ「俺昨日会ったよな!ベポだよ!よろしく!アイアイ~!」



本当に歓迎してくれている様で、次々と自己紹介されながら握手を交わしていく


その勢いにタジタジになりながらも、なんとか全員と握手を交わした



『よ、よろしく…

…あなたの仲間たちって…その…楽観的なのね…;』


ロ「見ての通りだ」


『ふふっ、楽しそう…改めて、よろしくお願いします(ニコッ)』


ふわり、と笑い「美人だ…」「花が見える…」という声は##NAME1##の耳には届かず、ローの耳にしっかりと届いていた


真顔でそんなクルーたちの様子を見ていると「戻りましたー」と、男が食堂へと足を踏み入れた


ロ「よぉ、遅かったな?ペンギン」


ぺ「ちょっと海軍が多くなってきて…遠回りしたんですよ

…と、こちらは?」



『あっ、##NAME2##・##NAME1##です
今日から仲間になります
よろしくお願いいたします(ペコッ)』


ぺ「…##NAME2##・##NAME1##?
って、あの元中将の…?」


『…はい。そうです』


ぺ「…キャプテン…」


ペンギンと呼ばれたその男は、ローへ意味ありげに視線を向ける

その意図が分からない##NAME1##ではない、が…

ローが何と言うか興味もあり気づかないふりをすることにした



ロ「ふ、さすがにお前は騙されねぇか…」


ぺ「冗談言ってないで、どういうことか説明してもらえますよね?」


ロ「どう…と言われてもな…」


ぺ「…君はなんでうちに?」


ローが煮え切らないのでこちらに白羽の矢が立った様だ


吐き出したいため息を飲み込んでペンギンに向き直る



『ペンギンさんが仰りたい意味は理解しています

…こちらにお邪魔することにしたのは、キャプテンにお誘いを頂いたことと…キャプテンと共通の友人からの頼み、そして…


先程拝見したキャプテンの力の強さと信念に惚れた…といったところです』



ぺ「!…そういうことか…じゃあ、"ハート"の意味も分かってるってことだな?」



意味深に…明確に彼の名を口にしないということは、ペンギンだけ…もしくは数人にしか話していないのだろう


今はグランドラインの中間にも行っていない…まだ時期じゃないってことか…




『…えぇ…ハートは…"彼"の席でしたから』


ぺ「…そうか

なら、君を信用しよう。疑って悪かったな」


『いえ、ペンギンさんの反応が普通だと思いますよ(苦笑)

私も早く、"信頼"して頂けるよう努力します(ニコ)』


ロペ「「!」」


ぺ「…あぁ。期待してる(ニッ)」



ペンギンと話がついたところで、シャチが近づいてきた



シャ「キャプテン~##NAME1##の部屋、どうするんです?」



ロ「それなんだが…」


『みんなはどうしてるんです?』


ペ「キャプテンは自室があるんだが…俺たちは基本的に大部屋があるから、そこで雑魚寝だな」


『なら私も一緒で「「ダメだ」」…ぇー…;』
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