episode5 私の過去






『わ、私…っ、すみません。
泣くつもりなんてっ、っ、なかっ、たんですっけどっ』


べ「…##NAME1##…」


丁度隣に座っていたベポがその大きな手で頭を撫でてくれた



べ「頑張ったんだね…
俺にもお兄ちゃんがいたから、弟の気持ちしかわからないけど…

##NAME1##みたいなお姉ちゃんがいて、麦わら達も嬉しかったと思う」


『ベポ…っ~、もうっ優しいなぁ!君は!』


そういって突進するようにベポに泣きついた##NAME1##を、後ろに倒れそうになりながらも受け止めて背中を撫でてくれた










ぺ「ベポにしてやられましたね、キャプテン」


ロ「あ?」


キャ「キャプテンがなだめようとしてたのに~(ニヤニヤ)」


ロ「…そうか、よほど俺にバラされてぇらしいな…?」


キャ「え゛っ」


ぺ「まぁまぁ、まだ話の途中ですから」


ロ「チッ
…で?海軍を抜けた##NAME2##一族であり、その悪魔の実の能力者であるお前は厄介者として世界政府に追われてるってことか?」


『ぐずっ
そうです…それに、海軍の研究所で人体実験されてた〜なんて世間に広めたくはないでしょうから…

…だから…世界政府も全力で追ってくる…』


ロ「だから俺たちにも迷惑がかかる…






だ、そうだが?お前ら(ニヤリ)」



ローはわかっているかのように口角をあげながらペンギン達へ視線で促す


答えは



ぺ「もちろん」


キャ「##NAME1##を全力で守る!!」


ぺ「アイアイ!!」


『…ぇ…』


ロ「ふ、だろうな(ニヤリ)」


誇らしげに笑うロー、満面の笑みで「安心しろ!」「大丈夫だ!」「オレも##NAME1##を守る!」と言うベポ達…
まさかこんなに温かい答えを返してくれるとは思わなかった…


『っ、お人好し…っ(クスッ)』


ぺ「勘違いするなよ
お前限定だ(ニヤ)」


キャ「オレらは仲間なんだからな!」


ぺ「##NAME1##!大丈夫だよ!」


そんなクルー達のやりとりを見て、ローが静かに笑っていた事は本人しか知らない















『そっか、キャプテンもペンギン達も大変だったんだね…』



ローの過去、そして4人の出会いから海に乗り出すまでの過去を話しを聞いた##NAME1##は目を伏せていた


ぺ「お前の事も、キャプテンに言われて当時から調べてはいたんだが、何も情報も得られなくてな…」


ロ「お前をもっと早く、地獄から救ってやれたかもしれない…」


『いえ、そんな!お気になさらず!
どちらにしろ、私にはルフィ達もいましたし…


なにも実験ばかりの毎日ではなかったので、それなりに楽しんではいましたから

それに、私ももっと早く気づいていればロシナンテを失うこともなかった…
すみません

でも!ロシナンテはいつもキャプテンの事を嬉しそうに話してました

きっと、今でもあいつは"ロー、笑えよ"って言っていると思います


私は、キャプテンと引き合わせてくれたあいつに感謝してますよ(ニコ)』



ロ「…目の前で何もできなかった俺が、お前に何を言う資格もねぇ
だが…礼はいっておく」



そう言って顔を背けたキャプテン
隣にいたベポが楽しそうに耳元でこっそり教えてくれた


ベ「キャプテン素直じゃないからな!
##NAME1##に会えてキャプテンも嬉しいって事だよ!」



『!
ふふ、教えてくれてありがとう ベポ』



キャ「なーに2人で楽しそうにしてんだよ!」



ぺ「##NAME1##、これ美味しいぞ」



『食べる!!』



ベ「オレも食べるぞ!」










ロジャー船長


あなたと過ごした日々に勝るものはないと思っていました


でも…





この人達を守りたい


ロシーに言われたからじゃない


自分の意志で


この海賊団と一緒に




あなたと渡った海を





もう一度…
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