episode3 能力






ペンギンの驚く声が聞こえたのか、交戦中のハートのクルー達も、敵対している海賊達も驚きの声を上げた



「「「「えええぇぇぇぇぇぇ~~~~!?!?!?!」」」」


シャ「と、飛んでる!?」


べ「##NAME1##すげ~!!(キラキラキラ)」



『では、行ってまいります(ニコッ)』



そういって##NAME1##は、キャッツ海賊団へと一直線に向かって言った



むこうは何かが来ている、ということには気づけたようで大砲を飛ばしてくるものの、##NAME1##は軽々と避けてみせる


すると後ろから「うお!?」という声が聞こえたため、進行方向に進みながらも身体の向きを変えてハートの船を見ると…


キャッツ海賊団の狙撃手が下手すぎて##NAME1##を通り越して船にまで被害が及ぶ距離までぶっ放しているようだった



『…えぇ~;
それはさすがに予想外よ…;




…仕方ない



"リプロダクション(再現)"


"ゴムゴム"』




すると羽が消え、浮遊することができずに海へと向かって落ちていく


そして落ちる##NAME1##目がけて飛んで来た大砲を大の字で受け止める


普通ならここで爆発するものの、予想とは反して##NAME1##の身体は大砲を受け入れるよう丸くなり、腹部は後ろ後ろへと伸びていく


そう"伸びて"いく



『ほいっ』



そのかけ声と同時に再び大の字になると、大砲はピンポン球の様にキャッツ海賊団の船へと飛ばされ、見事に爆発した



それを見届ける頃には海面が目の前に来ていたが、##NAME1##は慌てもせず冷静に口をつむぐ



『"エンター(完了)"』




すると再び羽が生え、海面に触れること無く身体が浮き上がりキャッツ海賊団へと急接近する



先程お返しした大砲が上げる炎を消すためにアタフタと走り回る者達の横に羽をしまって降り立った##NAME1##



『あらあら、大丈夫ですか?』


「大丈夫じゃねーだろ!みてわかんねーのか!?」


『すみません。私としては喜ばしいことなので、つい…』


「あぁ!?てめー何言って…………








誰だお前!?!?!」



『あらいい反応ですねv』


その船員の声をキッカケに、キャッツ海賊団の空気は驚きと緊張で張り詰め、徐々に人数を増やしながら##NAME1##を取り囲んだ



『…女性相手に全船員が相手ですか…


ま、女だからって甘く見られるのは不快なんですけどね…



さて、うちの方もカタがつきそうなので






一瞬で終わらせましょう(ニコッ)』






そう言うと##NAME1##の姿は一瞬で消え、気がついたときには上空にいた



『"再現(リプロダクション)"


"メラメラ"



火拳!!!!!』




##NAME1##の腕は炎に包まれ、大きく振りかぶり勢いを殺さずに下へと炎を放った



船は真っ二つに割れ、炎に包まれた



割れ目から船員達が落ちていく



船長らしき人物がクルーの安否を心配するような声があがるが、こちらとしてはあとは自力でどうにかしろ、だ


もうこちらへ向かってくることは不可能だと判断し、再び身体を浮かせへ帰路へとつく
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